離散する劉備ら三兄弟の命運は…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第16話あらすじと第17話みどころ-BSフジ
5月2日、BSフジで放送のドラマ「三国志Three Kingdoms」は第17話「劉備、兄弟と離れる」を放送する。袁術攻略を終えてしばしの平穏が訪れていた徐州では、陳圭と陳登の親子の台頭によって、陳宮が呂布から冷遇されるようになっていた。わが身を案じている陳宮は、呂布に劉備を攻撃させるように仕向けて劉備を誘い出す。陳宮の企みによって、劉備は関羽や張飛と散り散りになってしまう。
16話あらすじ
袁術が孫策から受け取った玉璽を理由に皇帝として名乗りを挙げた事を聞き、曹操は大いに喜ぶ。これによって袁術の愚かさが世に知れ渡ったとして袁術攻略のきっかけを手に入れた。袁術の軍勢は曹操軍より大きいものの、郭嘉の意見によって討伐のために天子の名で勅令を発して各諸侯に援軍を送らせるように指示する。献帝により護国代大将軍に封じられ、大手を振って袁術征伐へ出陣する。
実際に戦場へ赴く早々は、唯一呂布の動向だけが気がかりだった。曹操は袁術が首都として据えた寿春を攻略することを決める。その行軍中、曹操の馬車の馬が乱れ、麦畑を踏み荒らしてしまった。事前に民のために麦畑を荒らしたものは打ち首との取り決めをしていた曹操は、自らを討ち取るように部下に命じる。主君が裁かれない法など間違いであると批判しながらも、命を絶つまでは行きすぎとたしなめられ、替わりに髷(まげ)を切って見せた。この事によって全軍の曹操に対する信望は高まり、士気も向上した。
その頃、呂布の元に袁術からの遣いが訪れた。袁術が皇帝を名乗ったのをきっかけに、呂布のもとに生まれた女児を袁家に嫁がせるようにとの申し出だった。わが娘が将来の皇后と考えて、袁術の申し出に対して二つ返事で賛成した呂布だったが、そこへ不在から戻ってきた陳宮が呂布の娘を連れ帰るところを咎め、一年後に嫁がせるようにと言い含めて使いを帰した。その直後に、献帝の命を受けた呂布からの勅使が届き、呂布は正式に徐州牧に封じられると共に、袁術討伐の命が下された。陳宮は両者からの申し出を静観することを呂布に意見し、自軍は袁術討伐に出兵させないことを決めた。
全ての諸侯が様子見に回って援軍を出す事の無い中、唯一劉備だけが駆けつけてきた。その処遇に困った曹操は荀彧に尋ねると殺せ、意見した。一方郭嘉は劉備を殺せば人心を失うとして反対の立場を取った。更に曹操は程イク(日の下に立の字)を呼び意見を尋ねると、劉備を用いた後に殺すのが後の憂いを絶つとして進言した。長い時間考慮した末に曹操が出した結果は、当面は劉備を用いることだった。劉備軍が先鋒を務めた結果、袁術軍は曹操軍に包囲されてしまった。しかし曹操軍は遠征している結果、長期戦に持ち込まれてしまい兵糧が尽きそうな状態だった。兵糧が尽きる3日までに寿春の攻略をするため、兵糧の管理担当者を見せしめに処刑した。兵糧官が兵糧を盗んだために処刑されたと兵たちに告げ、残り3日しか兵糧がないことから3日以内に寿春を攻略するように檄を飛ばし、兵士たちの士気を上げたのだった。
かくて曹操軍の猛攻が始まった。苛烈な攻撃に防戦一方の袁術は為す術も無く城砦を突破され、寿春は落城して袁術は淮南へ逃亡した。武勲を立てた劉備に対し、曹操は再び劉備を自分の配下に引き入れようと申し出た。呂布と組むことは狼といるようなものだと告げる曹操に対し、劉備は曹操といるのは虎といるのも同じと答え、狼の方が虎よりはいいと断言した。「私を殺さないのなら帰して下さい」と曹操の考えを見透かし、悠々と去っていった。これによって、曹操はしばらくの間徐州攻略を断念するのだった。
第17話みどころ
第一部もいよいよ終了目前となる中、序盤の曹操による権力の地盤固めを中心に諸侯やそれに使える武将たちの浮沈も別れてくる。劉備と関羽と張飛が離散してしまう、序盤で劉備が最も危機に瀕するこの回がどのように描かれるのか。曹操と劉備、呂布、それを取り巻く家臣との頭脳戦や感情の動きも見逃せない。
「三国志Three Kingdoms」第17話はBSフジにて5月2日(月)午後6時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告とダイジェスト動画を公開中。
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