秀吉必死の家康工作、江の第2の夫登場、大河ドラマ「江~姫たちの戦国」予告&ダイジェスト配信―NHK

2011年05月07日12時53分ドラマ

なりふり構わぬ秀吉の家康工作、大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第17回「家康の花嫁」の予告と前回放送の第16回「関白秀吉」の5分ダイジェスト動画が、NHKテレマップMOVIEに配信されている。

■第17回あらすじ
天正13年7月、秀吉(岸谷五朗)は朝廷から正式に関白宣下を受け、従一位に叙せられる。勢いに乗った秀吉は翌月、四国制圧も完了、大坂城内には黄金の茶室を作らせた。だが秀吉は、宗易から名を改めた利休(石坂浩二)の前で、未だ自らの元になびかない家康(北大路欣也)への不満をぶちまける。

秀吉はまたも江(上野樹里)に、家康を屈服させるための策を講じさせる。あきれ果てた江は秀吉に「己の大事なものを差し出してこそ相手はその気になるというもの」と諭すと、秀吉は妹の旭(広岡由里子)を呼び、夫と離縁して家康の元に正室として嫁ぐよう命じる。

家康は秀吉からの縁談話を承諾するが、浜松城から秀吉の元へ出向く素振りを一向に見せない。いらだつ秀吉に、母・大政所(奈良岡朋子)が家康の元の出向くと名乗り出る。なりふり構わぬ秀吉の説得工作に、家康はついに上洛を決断する。

一方、江は秀吉の甥で秀次(北村有起哉)の弟である秀勝(AKIRA)と出会う。


今回のポイントは、いずれ江の二人目の夫となる羽柴秀勝役・AKIRAの初登場だ。ご存じEXILEのメンバーで、時代劇はこれが初挑戦だが、大河の常連俳優・榎木孝明から殺陣の特訓を受けるなど役への準備は万端。ダンスとは畑違いの大立ち回りをいかにこなせるか、大いに注目だ。

ところで、この「羽柴秀勝」という名の人物、ややこしいことにこの時代3人も存在していた。一人は織田信長の四男で秀吉の養子となった「秀勝」。秀吉が関白となった前後に18歳の若さでこの世を去っている。その直後に江の夫となる「秀勝」がその名を秀吉からもらって元服しているのだが、そのいきさつをめぐっては秀吉による暗殺説さえ取りざたされている。さらにもう一人、秀吉がまだ長浜城主だった頃、側室に生ませ6歳で夭折した最初の息子・石松丸に「秀勝」の名を送っている。茶々との間に生まれた秀頼の誕生まで跡継ぎに恵まれなかった秀吉だが、「秀勝」という名には密かな思い入れがあったのかも知れない。

なお、第16回「関白秀吉」は、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスにて現在配信中だ。視聴料金は210円。

大河ドラマ「江~姫たちの戦国」 NHK
大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第16回「関白秀吉」 NHKオンデマンド

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