5月8日、TBS系のドラマ「仁‐JIN-」は第4話を放送、予告動画が公開されている。無事に牢獄から戻って日々を過ごす仁だったが、歴史との間で新たな異変が立ちはだかる。

再び江戸の日常に戻った仁（大沢たかお）の元へ、医学館の多紀（相島一之）から幕府筋の依頼として、川越藩主の妻のこぶの治療の話が舞い込む。咲（綾瀬はるか）を引き連れての川越の道中で仁はお初（畠山彩奈）と名乗る少女に出会った。仁はお初に対して不思議な感覚を覚え、自分と何らかの関係があるのではと感じる。
川越にたどり着いたものの、患者である恵姫（緒川たまき）はその治療を一度は拒んだ。しかし咲の説得によってようやく治療を受け入れ、首にあるこぶが良性と判断されて切除することを決める。しかし、恵姫には貧血の症状がある事で輸血が必要と考えられ、この時代にあって仁はいかに手術を行うのか。

第3話あらすじ
大牢に送られた仁は凄惨な責めを受けていたが、突如として牢名主（宇梶剛士）が苦しみだした事で中断する。耳に虫が入ったとする牢名主に対し、油を耳に流し込むように仁は冷静に対処し、窮地を救う。その後、仁に対する大牢の囚人たちの態度は軟化する。一方、牢の外では咲の兄の恭太郎（小出恵介）や坂本龍馬（内野聖陽）が仁を救うために奔走していた。
ある日、牢に仁の名で百両ものツル（賄賂）が届けられ、仁は平囚人から取り立てられる事になったが、それを断った。すると牢名主は仁を殺せばその代わりに誰かを取り立てると平囚人たちをけしかけた。ところが平囚人たちは牢名主の暴挙についに立ち上がり、牢名主を救った仁に対する非礼を詰問して暴動を起こした。その際、平囚人に胸を突かれた牢名主の呼吸が停止してしまう。しかしこれも無事に救うことが出来た仁に対し周囲の賞賛は高まり、仁の提言でこれまで牢名主他数名しか使えなかった畳を全体に敷いて、全ての囚人が横になって眠る事が出来るようになった。
しかし仁は牢から再び出され、拷問を伴う取調の日々が続く。そして安道名津のうち一つから砒素が検出されたという医学館の御調の結果を受け、仁の死罪が決定してしまう。仁友堂の一同は医学館出身の福田（佐藤二郎）を責め立て、福田は多紀に再び公正な取調を行うよう願い出る。牢を出され死罪の囚人として白州へ送られる仁の籠を龍馬と恭太郎が止め、必死で手に入れた慶喜の親書を持って止め様とするものの、偽者として認めてもらえない。
奉行の前に仁が連れられ、とうとう最後の沙汰と覚悟したところ「構い無し」と言い渡され、訳が分からぬまま仁は無罪放免となった。仁友堂に戻ると、松本良順（奥田達士）が無罪の裏舞台を語ってくれた。それによると和宮（黒川智花）が安道名津と同じ席で飲んだ茶の湯のみを新たに検分させてもらうように多紀が和宮に申し出、それを改めたところ砒素は茶に入っていたものと分かった。茶に砒素を入れたと疑いのかかった奥女中がいたものの、取調の前に砒素で服毒自殺を図ったために真相は闇の中となってしまったという。
仁は痛んだ体を引きずって医学館まで多紀に感謝の言葉を述べに行き、福田をこれまで通り仁友堂に置く事を願い出る。多紀はそれを快諾し、仁を見送りながら医師であれば嫉妬せずにはいられないと心に思う。多紀の読みが当たったとも言えるのか、今回の一件をたくらんだのはかつて野風を誤診した医師の三隅俊斉（深水三章）だった。
仁の復帰を祝う中、話題になったのは大牢に届けられたツルの届け主だった。野風が届けた金だと思い当たるが、野風が金を得るには再び遊郭に戻る他無いと考え、仁たちはすぐさま野風の行方を探す事を決意する。ところがその翌日、馬に乗り洋装に身を包んだ野風が仁を尋ねてきた。野風はフランス商人のルロンの求婚を受け、その支度金としてもらった金を仁に届けたと告げた。野風は仁にルロンとの結婚が女の幸せを求めるためだと告げ、咲には仁と幸せになるようにと言って去っていく。
今回の騒ぎで仁は咲に対する想いを確信し、遂に咲に求婚する。ところが咲は、いつか居なくなる仁と一緒になることは出来ないと言い、仁とは先生と弟子の関係のままで居ると告げて去っていった。しかし、その胸中は野風の自己犠牲を思い、わが身だけが幸せになる事を良しとしない考えからであった。
咲に振られた形になった仁だが、何か吹っ切れたのか、心新たに江戸で生きていく事を決意し、龍馬にもこれからの目標を語って明るく笑うのだった。しかし、そんな仁をまたあの頭痛が襲っていた。

第4話みどころ
仁が出会った少女は自分の先祖なのか、その身の異変が即ち仁の身に影響を及ぼす。医学的考察とSF的ストーリー展開が絶妙に交錯する、この物語の醍醐味とも言える展開のあらすじとなる。
ドラマ「仁‐JIN-」は8日（日）よる9時から放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。


あらすじ｜TBSテレビ：日曜劇場「仁‐JIN-」

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