呂布の最期、いよいよ第一部最終話…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第17話あらすじと第18話みどころ-BSフジ

2011年05月09日14時11分ドラマ

5月9日、BSフジで放送のドラマ「三国志Three Kingdoms」は第一部最終話「呂布の死」を放送する。自らの武を鼻にかけるあまりに周囲に傲慢すぎた呂布が凋落の一途を辿り、ついには部下にも見放されてその運命を終えてしまう。

劉備たちを罠に落としいれようとしたばかりに、呂布と陳宮は城の内と外に分断されてしまう状況になってしまった。呂布に投降を勧める為に一人で曹操が訪れたものの、それは陳宮によって邪魔されてしまう。陳宮はなんとかして城内の呂布と作戦を合わせようとするが、貂蝉の言葉しか聞き入れない呂布にはその意図が届かない。ついに落城、捕らえられた呂布に劉備は、そして曹操は…。

第17話「劉備、兄弟と離れる」
曹操は陳珪と陳登の親子を間者として呂布の城へ潜入させる。呂布を持ち上げ、賛辞ばかりを連ねる陳親子を気に入った呂布によって、これまで軍師として采配を振るっていた陳宮は徐々に疎まれるようにある。呂布と陳宮の仲を裂き、ついには劉備とも対立させて徐州を奪ってしまおうというのが曹操の考えだった。陳宮は露骨に呂布に取り入る陳親子に疑いを抱き、重く用いる事に対して呂布に警戒するように忠告したが、嫉妬からの発言と思われて取り合ってもらえない。ついに堪忍袋の緒が切れた陳宮は呂布と決別することを決める。
身の処遇を思いあぐねる陳宮は、城外へ出ると一人の男を捕らえる。その男が所持していたのは曹操と劉備の密通の証拠となる手紙であった。これを見た呂布は激高し、陳登も劉備を「忠臣ぶった奸臣」と避難する。陳登の発言に陳宮は多いに賛同の意を示すが、その一方で陳親子こそが奸臣であると正面を切って批難する。しかし、これまで陳親子は陳宮を賛辞していたとして、呂布は陳宮の言を受け入れない。重ねて陳登も陳宮に涙を流して許しを請い、その態度に呂布はすっかり陳親子を信じきってしまう。
密書の発覚で、呂布は劉備たちを討つことを決意する。呂布は陳宮の知略を必要として軍に同行するように要請するが、留守を案じた陳宮は自分が残ると言い張る。しかし呂布は折衷案として子の陳登を従軍させ、父の陳珪のみを城に残すことにした。しかしこれが逆に陳親子によって城の内と外を操るきっかけを与えてしまい、城内では既に曹操が奉じる宮廷に帰順するよう臣下たちの買収が行われていた。
かくて呂布軍は小沛へ突撃し、劉備は呆然としながらも曹操へ援軍を要請する決断をしながら呂布と対話する。曹操からの密書を手に動かぬ証拠だと言い張る呂布に、身に覚えの無い劉備はこれが曹操か陳宮どちらかによる罠だと察する。一方曹操の元へは陳珪からの密書が届き、城内の買収が済んだ事が知らされた。帰還した呂布を城へ入れないように指示した曹操は、その足で劉備への加勢へ急ぐ。城攻めから三日、呂布は一向に城から出ない劉備に痺れを切らしていた。陳宮は劉備を城外へ誘い出すよう提案し、呂布にも策を講じる。
その頃城内の劉備へ、曹操軍の到着を知らせる文書が届く。しかしあまりにも早い到着に、呂布の軍が出るより先に曹操軍が出陣していた事に劉備は気づいた。しかしこの状況ではどうする事も出気ず、曹操軍を待って迎撃するしかなかった。いざ曹操軍の到着を待ち、張飛は軍を率いて曹操軍と合流するべく向かったが、そこにいたのは関羽の軍隊であった。劉備からの書により来たとする関羽だったが、これらの書が陳宮による作戦だと気がつく。そこに呂布軍が現れ、張飛と呂布は因縁の対決をする。混乱の中、劉備は関羽と張飛の安否が分からず混乱して助けに行こうとするが、周囲の家来に必死で押し留められる。そこへ曹操が到着し、最初に陳宮が見つけた書簡は発覚する事をわかって送ったものだと告げ、これが曹操による徐州攻略の一旦である事を明かした。
兄弟の不在を憂う劉備は曹操の卑劣さを批難するが、自分が関羽と張飛の替わりになるから共に組むようにと曹操は提言する。曹操の思惑に乗る事は良しとしないながらも、この状況では劉備は曹操軍に頼る他無かった。曹操軍のあまりにも早い到着を受け、それが徐州を狙ったものだとようやく気づいた陳宮は呂布と共に城へ戻る。しかし城内の陳珪は呂布の入場を拒み、ここにきてやっと陳親子が間者である事を知った。呂布の撤退によって関羽と張飛は無事に劉備と合流する事が出来た。城は戻ったとする曹操に対し、自分は兄弟だけで十分として、曹操に城を明け渡して劉備たちは去っていく。
陳珪によって迎え入れられた曹操は遂に徐州を攻略、下沛へ呂布が逃亡したことを知ると袁紹と結託する恐れがある事からすぐさま追撃するように命じる。下沛の城へ着いた呂布は貂蝉の舞を見て休息していた。この非常時に主のする事では無いと陳宮が叱責するその時、早くも曹操軍の到着が奉じられた。曹操が城門へ来て呂布との面会を求めているといい、講和かもしれないと出向こうとする呂布の甘さに陳宮は嘆き、その場を去る。二人のやりとりを見ていた貂蝉は、陳宮こそ忠義の家臣であるとして、傲慢な考えを改めて陳宮へ教えを請うように促す。貂蝉の言葉とあって、呂布は陳宮を頼るべく後を追うのだった。

第18話みどころ
呂布という、最強の武力を持ちながら知略に欠けるというキャラクターがもたらすドラマがついに終幕を迎える。この時代の諸侯の勢力図において突出した力を持っていた呂布の終焉は、新たな舞台の幕開けでもある。傲慢で自惚れが強い面はあるものの、どこか憎めずファンも多い呂布の最期は、他の武将たちにも新しいドラマを生み出す。三国志序盤に於ける、いよいよクライマックスだ。

「三国志Three Kingdoms」第一部最終話はBSフジにて5月9日(月)午後6時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告とダイジェスト動画を公開中。

ドラマ「三国志」公式サイト
BSフジ「三国志Three Kingdoms群雄割拠」


ドラマをもっと楽しむためのコーナー 【「三国志」を2倍楽しむ】メニューへ