韓国ドラマ「善徳女王」第2話:王妃になり損ねたミシル 不吉な出産【ネタバレあらすじ・見どころ】
第1話にして釘付けになるドラマ、とにかく脚本が面白い。
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。
【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。予告動画はYouTubeにて公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
62話もの長編だとストーリーは決まっていても実際の脚本は撮影しながら仕上げていくものと聞いている…これは日本でも同じ。ところが「善徳女王」は全ての脚本が初めから書きあがっているのか思うほどの出来栄えだ。こんなに長いと5話に1回は居眠りしたくなりそうだが、全62話捨てていい部分などまったくない。出演者たちも、主役はもちろん脇役に至るまで日本でも良く知られている名優を配しているだけに視聴者も気が抜けない。出演者たちに仕掛けた大技小技の演出も面白く、確かに観出したらとまらない作品だ。
ペクチョンはついに真平王として即位するが、正室のマヤが行方不明のままで失意の毎日を送っていた。ミシルの手のものが誘拐したのだ。
ミシルは実力者として神の国、新羅で名を馳せたが、真興王では側室どまり、おまけに王は自分が死んだ後はミシルを殺せと遺言してこ崩御した。次の真智王はうまく操り息子まで生み王妃になれると思ったが捨てられた。次の真平王は少々年は離れているが、正室のマヤがいない以上、今度こそ自分が王妃になれるとほくそえんだミシル。しかし、花郎の最強兵士のムンノが、マヤを連れて舞い戻ってきた。海に落とされたところムンノが助けたのだ。いや、ソヨプ刀という短刀がマヤとお腹の子を守ってくれたのだ。この短刀は今後も大きな意味を持つので覚えておこう。
またもや王妃になり損ねたミシル…。ミシルの苦々しい表情をお見逃しなく。
第2話ではミシルに脅かされながらも王と王妃は仲良く暮らし、授かった子宝はすくすく育つ。いよいよ陣痛が始まる。生まれたのは女児。しかし出産直後マヤにもう一度陣痛が始まった。双子の女児だ!当時新羅の王室には「御出双生、聖骨男尽」という言い伝えがあった。これは双子を生むと王家に男の跡継ぎが途絶えると言うもの。双子を産んだとミシルに知られれば今度こそ王妃が危ない!
真平は妹の娘の産着にそっとソヨプ刀を忍ばせた。果たして、真平王は何をしようというのか?
ところで、本作は音楽もすばらしい。マヤの陣痛が始まると、ミシルが色とりどりのグラスに水を注ぎ調音してガラスの棒で奏でる。無心で、ときには呪いをかけるように、ときには焦る心を落ち着かせるために…。効果的な演出と相まって幻想的でミシルの妖しい美しさが際立つ。どうぞお見逃しなく。
ナビコンでは、「善徳女王」を2倍楽しむのコーナーで、ドラマを楽しむための全話の見どころ紹介や、歴史背景、キャストの紹介などをしているので、チェックしよう。
◇YouTube「善徳女王」予告動画
【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】