韓国最高裁は、肖像権の侵害をめぐって対立していた韓国のトップスターらとポータルサイトに対して、“恵まれない人々への寄付という形で賠償金を支払う”という、なんとも粋な提案をした。このニュースを【YTN STAR】が動画ニュースで報じている。

***　以下、記事翻訳　***

ペ・ヨンジュン、チョン・ドヨン、キム・テヒ、クォン・サンウ、ムン・グンニョンらトップスター 66人が、肖像権侵害賠償額を全額、恵まれない人たちに寄付する事にしたと言う。このトップスター 66人は、これまでインターネットサイトに肖像権侵害で訴訟を起こしてきた。

このインターネットサイトでは芸能人、政治家、スポーツ選手などをバーチャルの会社で設定し、該当のスターの人気度を株価で表現しサイトを運用していた。これに関して芸能人側では写真を無断で使用したことに対して“肖像権の侵害”にあたると主張し、該当のサイト側は“市場原理を応用した事業であるだけ”とおおよそ 2年以上、法廷で対立して来た。

ところが、今回、裁判所の提案で劇的に和解が成立した。裁判所は“サイトで問題になった芸能人たちの写真と名前を削除し 1000万ウォンを恵まれない人への助け合い基金として社会福祉機関に寄託する”と言う内容の調停案を提示した。これを芸能人たちとサイト側が快諾し、同意することでスターたちの肖像権は恵まれない人々のために使われるようになった。

季節は寒くなり、経済は貧しくて心まで凍りついたこの頃に、久しぶりに聞く暖かい美談である。ネチズンたちはこんな事例が増えたら良いと歓迎している。高く感じられた芸能人の肖像権が、一番意味のある形で使われた気がする。

◆ スターの肖像権で恵まれないたちへの助け合いを！