近づく大政奉還と龍馬運命の日、そして野風の出産は…ドラマ「仁‐JIN- 完結篇」第7話あらすじと第8話予告動画-TBS

2011年06月04日08時00分ドラマ

6月5日、TBS系で放送のドラマ「仁‐JIN-」は第8話を放送、予告動画が公開されている。ルロンの子供を身ごもった野風(中谷美紀)の出産を見届けたいと申し出た仁(大沢たかお)と咲(綾瀬はるか)だったが、岩(ガン)を抱えた野風の身に逆子という事態まで起こってしまう。野風のたっての願いで仁はこの時代では危険な帝王切開手術を行う事を決意する。
一方、危険人物である龍馬の動向を探るために、咲の兄・恭太郎(小出恵介)は何食わぬ顔で仁友堂に出入りを続けるのだったが…

第7話あらすじ
仁友堂に戻ると、そこにはペニシリンの製造免許状が多数並べられていた。仁の帰宅を喜んだ医師の面々はにこやかに出迎え、咲もその当時の女性がするようにねぎらいの意を込めて仁の足を洗ってやるのだったが、仁はどうにも恥ずかしい。そこへ幕府から坂本龍馬の監視役を命じられた恭太郎が、その動向を探りに仁友堂へ訪れた。表向きは龍馬と会わぬように仁に忠告しただけで帰っていったが、仁や咲は何か不審なものを感じていた。その頃仁は、龍馬暗殺がいつのことだったか必死に思い出そうとしていた。現代にいた時、未来(中谷美紀)が「坂本龍馬と同じですね。龍馬が死んだ日もたしか…」という場面が浮かぶのだが、その続きがどうしても思い出せない。そうこうするうちに、またあの激しい頭痛が仁を襲い、もがき苦しむ。歴史の修正に関わる時にこの頭痛が起こるという事実が、仁にはもうはっきりと自覚できていた。勝海舟のもとを訪れた仁は、勝から新しい将軍の慶喜公が薩摩・長州・土佐・宇和島の4藩と会議を開こうとしている事を聞く。土佐藩が関与していることから、当然龍馬も関与していることは想像に難くなかった。仁はふと思い立って、西暦で今年は何年かと勝に尋ねる。不審に思いながらも勝は1867年だと教える。仁はそこで歴史年号の語呂合わせである「いっぱむなしく大政奉還」の言葉を思い出すのだった。
帰宅した仁は、咲に龍馬からの手紙を渡した。そこには二人で撮った写真があり、裏に「長芋も中より出たる虫たちの 江戸の芋にも救いたるかな」と書かれていた。咲はこれを薩摩と長州がいずれ江戸に巣食う、つまりは襲うのではと解釈したが、その様子を恭太郎が物陰から伺っている事には気づくことはなかった。もう一通の手紙は野風からで、ルロンとの結婚が正式に許可されたので横浜で行う結婚式に仁と咲へ参列して欲しいという内容に2人は喜んだ。

横浜の居留地に着くと、2人はルロンの豪華な洋館に迎えられた。2人を同室でよいかと確認する野風に仁は別々の部屋を頼むと、2人の仲に進展が無い事を察してあきれる野風。野風の言動から、咲は野風が既に仁が未来から来た事を知っているのではと察してそれとなく質問するが、野風はそ知らぬふりで交わすだけだった。咲にとっては見るもの触れるもの全てが初めての経験だったが、仁にとっては久々にたしなむコーヒーにシャンパンに笑みがこぼれる。ルロンと野風の仲睦まじい姿を前ににして野風から2人の結婚について問われると、咲は話を反らそうと慌ててシャンパンをがぶ飲みし、ついには泥酔して仁に絡んでしまう。野風とルロンの結婚は芝居ではないかと酔いに任せて仁に詰問した挙句、「よいのでございましょうか。私も幸せになりましても」といいつつそのまま眠り込んでしまう咲だった。
仁が野風のところに戻ると、見て欲しい患者がいるという。それは野風のことだった。仁の前で服を脱いだ野風は、自分の左脇を触り、しこりがある事を告げる。仁は青ざめて触診を行うが、ガンが転移したものだとしか考えられなかった。そこで更に野風は自分がルロンの子を身ごもっていることも告白した。子供を生むことは母体の健康を考えると賛成できない仁だったが、2年後の生存率が5割という話をして、野風はむしろ喜ぶのだった。子供を産んで、その子が歩くところを見られるやもしれぬと。野風にとってお腹の子は未来へ自分の血を継ぐものであるとして、自分に与えられた夢だと仁に訴える。その心境を知ると、仁はもはや野風の出産に反対することは出来なかった。
翌日、いつもより寝過ごしてしまった咲を野風はからかい、式の支度へとりかかる。無事に婚礼の儀が始まるが、その間にも深刻な表情の仁から咲は野風のガンの状況と懐妊の事実を知らされる。驚きつつも野風の子を取り上げたいとする咲に、仁は共に野風の出産を手助けすることを決めるのだった。野風は花嫁のブーケを咲に向かって投げ、咲はそれを受け取る。そして、花嫁のブーケの意味を仁によって知らされるのだった。横浜を立つ前、仁はルロンに野風の病状を告げ、野風の出産を自分たちに担当させて欲しいと願い出る。当初はフランスへすぐ渡る予定だったが、野風のたっての願いで出産まで日本で過ごすことになった。

江戸へ戻った2人は大吉屋で喜市が作った安道名津の中に餅を入れた新商品を食べながら、龍馬の歌にあった「すくう」は「巣食う」ではなく「救う」だと思い立ち、やはり龍馬の心根は変わっていなかったと知った仁は喜んだ。仁友堂に戻った2人に届いた偽名で出された龍馬からの手紙には、江戸が戦にならぬように奔走するための龍馬の活動が記されていた。仁の顔に笑みが浮かんだのも束の間、文箱の中から龍馬との写真が無くなっている事に気づき、何者かが龍馬と仁友堂の関係を狙っていることを察して勝に告げる。もちろん、それが恭太郎の仕業とは知る由もない。仁は勝からいよいよ大政奉還が近づいてくる事を知らされる。そして未だに龍馬暗殺の日時を特定出来ずにいるのだった。

第8話みどころ
野風の出産と龍馬暗殺を阻止したい仁の挑戦の2つの物語が入り混じり、いよいよ仁が歴史に試される時が近づく。クライマックスは何といっても野風の出産。歴史に逆らって帝王切開に踏み切った仁に、歴史はどんな審判を下すのか。

ドラマ「仁‐JIN-」は5日(日)よる9時から放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。

あらすじ|TBSテレビ:日曜劇場「仁‐JIN-」

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