龍馬の執刀で歴史は変わるのか、仁の挑戦が始まる…ドラマ「仁‐JIN- 完結篇」最終章前編予告動画-TBS

2011年06月18日09時38分ドラマ

6月19日、TBS系で放送のドラマ「仁‐JIN-」は最終回直前の第10話を放送、予告動画が公開されている。仁(大沢たかお)が手を尽くして龍馬暗殺を食い止めようとした甲斐も無く、龍馬(内野聖陽)は護衛役のはずの東修介(佐藤隆太)の太刀を額に受けてしまう。歴史通りに龍馬暗殺が実行されてしまったことになってしまったからには、仁に残る手段は龍馬を執刀して蘇生させるしかない。仁の存在意義と命運を賭けた大手術が、いよいよ始まる。

第9話あらすじ
龍馬の命日が自身の誕生日・11月15日である事を思い出した仁は、咲(綾瀬はるか)に龍馬暗殺が1ヵ月後に行われると告げようとするが、「あんさ…」と言いかけたところでまた激しい頭痛に襲われ意識を失ってしまう。その頃、咲の兄の恭太郎(小出恵介)は仁友堂と龍馬の繋がりを把握した幕府方から龍馬を暗殺するように命ぜられる。おの際、咲と母親の栄の命がどうなるか分からないと脅される形で承諾せざるを得ない状況に陥っていた。その頃の龍馬は、一人紙に向かって思案に暮れていた。そしてふと思いつき「関白 ○○○」と書き出して満足そうな笑みを浮かべた。
目覚めた仁に向かい、咲は仁が言いかけた言葉が「暗殺」ではないかと尋ねる。そしてこれまでの仁の言動から、龍馬暗殺が28日後に迫っていると理解した。慌てて手術道具を準備する仁と咲。そこへ佐分利(桐谷健太)がやってきて、仁は佐分利も伴って京へ行く事にする。京で待つ患者に、佐分利の力が必要になると言われ、佐分利は大喜びで旅支度を始めるのだった。仁は勝海舟(小日向文世)から通行手形をもらい、咲は野風から龍馬への手紙を預かった。かくて仁友堂の面々に見送られ、仁ら3人は京へ向かって旅立った。その場には物陰からそれを伺う恭太郎ら幕府方の姿もあった。そして時を同じくして恭太郎たちも仁一行を尾行すべく旅立つ。
仁はかつて、龍馬に向かってその命を助けると約束したことを思い出していた。京へ行くのは咲からの後押しの言葉があったからで、佐分利を伴ったのはこの時代の人間の介入によって歴史の修正力が働かないようにするためでもあった。道中宿泊した宿が無医村であったため、仁の元へ村の患者を診てくれるように依頼が来た。仁たちの隣の宿にいた恭太郎は遺書と思われる文をしたためていたが、動きのある仁たちを追うように命じられて外に出た。仁たちが出かける矢先、恭太郎が声を掛けてきた。京へ書状を届けるところだとして仁たちに行き先を訪ねると、佐分利が自分たちも松本良順の依頼で患者を見に京へ行くと答える。患者を見に行くとする仁たちに請い、恭太郎は咲と2人で会話する時間をもらう。そこで恭太郎は、咲に仁と一緒に橘の家に戻るように提案する。戸惑いながらも、昔を懐かしみ母親を案じる恭太郎に何かを感じ、咲は考えてみるとのみ返答した。
仁たちを待っていた患者は寺中にあふれ、その治療は夜通しかかってしまった。結局寝る間もなく早朝に宿を立つ仁たちに、再び恭太郎が尋ねてきた。恭太郎は仁に咲を頼むと言葉を掛ける。この先の道中のことと思った仁が「はい、危なくないように、ちゃんと」と答えたのを受けて、恭太郎は「末永く咲をお願いします」と改めて仁に語りかける。戸惑う仁、慌てる咲、その場に居合わせて気まずい佐分利。「お忘れ下さい」という咲に「はい」ととりあえず笑顔で答える仁、「わっ、忘れるんですか!」と突っ込む佐分利。微妙なその場の雰囲気にかつての賑やかさを思い出したのか、恭太郎は穏やかな笑顔に包まれた。場を取り繕うように男達をせき立てて先へ急ぐ妹の姿を見送る恭太郎もまた、任務のために仁たちを追わねばならなかった。

その頃龍馬は、薩摩屋敷で西郷(藤本隆宏)らを前に新政府の人事について語り合っていた。龍馬が示した○○○の部分は徳川慶喜ではないかとする指摘にも笑顔で流し、人選の名に龍馬の名前が無い事を指摘されても海外の女を捜しに行くとうそぶき、龍馬は薩摩の連中をのらりくらりとかわしていた。薩摩屋敷からの帰り道、龍馬は同行する東にこの先の身の振り方を尋ねた。東は志し半ばに倒れた兄がいたとその身の上を語り、兄の代わりに成し遂げたいことがあったが、龍馬の書いた大政奉還の建白を見てもうよいのではないかと思ったと告白する。
ようやく京にたどり着いた仁たちは、龍馬の定宿である寺田屋を尋ねる。そして恭太郎らも仁の行動から龍馬が潜むのは寺田屋であると当たりをつける。しかし寺田屋に龍馬はおらず、仁たちはその行方を捜していた。丁度その頃、江戸の仁友堂でも騒ぎがあった。役人たちがペニシリンに関連して、その製造に関わると名乗り出た山田(田口浩正)を捕らえ、連れ去ってしまった。その裏には、仁友堂が発行するペニシリン製造の偽造免許を持った奥医師・三隅俊斉(深水三章)の姿があった。三隅は偽造免許を作った男の口封じをする…。
そして運命の11月15日。東に会った仁は、とうとう龍馬の居所を突き止める。近江屋へ潜伏していた龍馬に、京を出るように仁は詰め寄った。その頃龍馬暗殺を企てる京都見廻組に、薩摩の大久保が「坂本 近江屋」と書いた紙を送っていた。そして見廻組が近江屋を襲撃したその時、そこには龍馬の姿は無かった。その時には、龍馬たちは中岡慎太郎(市川亀治郎)らと共に伏見の寺田屋でシャモ鍋を囲むところだった。早く京を出るようにと気もそぞろの仁だったが、ここはもう京とは言えない外れだと笑って龍馬は相手にしない。万が一の時もこれがあると拳銃を見せ、龍馬はいつものように豪快に飲み明かすのだった。一方、鍋を食べずに先に宿を出た中岡は、何者かに斬り付けられて命を落とす。絶命の間際、「お前の言うとおり、食って出ればよかった」と言い残す。
寺田屋の周囲を警護していた東は、恭太郎の姿を見咎める。恭太郎に向かって刀を抜く東の姿に、恭太郎はその場を走り去る。寺田屋では、日付が変わった鐘の音を聞いて仁が安堵していた。その姿に、昨日殺されるはずだった自分を助けてくれたのかと龍馬が尋ねる。自分はこの先国に関わる事を辞めるつもりである事を語る龍馬は、「先生はわしの道しるべだった」とその心中を明かす。そんな龍馬に応えようとする仁に、再び激しい頭痛が襲い掛かる。慌てて咲を呼びに行くと龍馬は飛び出し階下へ行き、仁のために水を汲もうとする。その時外で東が何者かと斬り合っている事に気付いた龍馬が外へ出てしまう。そこで東が刃物を交える相手が恭太郎だと知り、龍馬は驚く。恭太郎の行動から、咲や栄を人質に取られて自らの死も覚悟することを察した龍馬は、恭太郎に他に道は無いのかと問いかける。そして懐のピストルを探るものの、部屋に置き忘れて来た事に気付く。龍馬へ恭太郎の刃が振り下ろされるが、寸でのところで東がそれを交わす。しかしすぐさま恭太郎が次の太刀を振りかざした瞬間、閃いた刃が龍馬の額を切り裂いた。東の振った刀であった。頭痛を押して咲に付き添われて階下に来た仁の顔に血しぶきが降りかかる。それをぬぐって目を開けると、そこには額を割られて倒れる龍馬がいた…。

第10話みどころ
結局龍馬の暗殺という事実を変える事が出来なかった仁が、最後の手段として取ったのがその手術である。そこへ至るまでの過程、そして襲い掛かる歴史の修正力をいかに交わす事が出来るか。これまでの伏線であった奥医師・三隅の企みや東の素性などがどう物語に現れてくるのかも気になる、目が離せないクライマックスへ突入だ。

ドラマ「仁‐JIN-」は19日(日)よる9時から、通常時より拡大枠の10時4分まで放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。


あらすじ|TBSテレビ:日曜劇場「仁‐JIN-」

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