綾瀬はるか、幕末のジャンヌダルクに、2013年大河「八重の桜」発表会見―NHK

2011年06月23日09時04分ドラマ

2013年のNHK大河ドラマは「八重の桜」に決定、主演に決まった綾瀬はるかの記者会見の模様が、NHK「コレ見て!MOVIE」に配信されている。

「八重の桜」は、江戸末期に会津に生まれた女性・新島八重の生涯を描く物語。八重は幕末、戊辰戦争では会津・鶴ヶ城に500人の女たちと立て籠もり、銃を持って戦った伝説から、地元では「幕末のジャンヌ・ダルク」の異名をとっている。また明治に入ると、日清、日露二つの戦場で従軍看護婦を務め「日本のナイチンゲール」とも呼ばれた。同志社大学を創設した新島襄の妻となり、日本の近代を生き抜いた姿を、女性視点から描いていく。

NHKの内藤愼介プロデューサーは、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県出身の新島八重にスポットを当てることで、地元に根付く不屈のプライドをアピールしたいと、制作意図を語っている。

そのヒロイン・八重を演じることになったのが綾瀬はるかだ。綾瀬の大河ドラマ出演はこれが初めて。今最も注目される若手女優の筆頭が、満を持しての登場となる。綾瀬は「八重さんの心意気を一生懸命演じて、少しでも心が温まるような、日本中が元気になるような作品をお届けできるようがんばりたい」と抱負を語った。

綾瀬と言えば、クライマックスを迎えている「仁」(TBS)の咲役が頭に浮かぶ。図らずも新島八重が生きた時代とほぼ重なる役どころであり、医療に従事するという点も共通する。幕末・明治の女性を彼女がどのように演じるのか、期待は高まる。

一方、脚本を担当するのは、2010年話題をさらった連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の山本むつみ氏。原作なしのオリジナル脚本として描いていく。山本氏は「八重さんは明治に起きた大きな戦争という破壊を身をもって体験した女性。そこで立ち止まってしまうことなく明日に向かって歩き出した人です。それを綾瀬さんが演じることで、よりすばらしいヒロイン像が生まれるのではないかと期待している」と述べた。
2013年大河ドラマ「八重の桜」制作発表記者会見 NHK

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