GyaO!、福島でも上映中の放射性廃棄物の危険を映すドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」を緊急配信!

2011年06月23日14時19分映画

ある日人類は新しい火を発見した、しかしその火は強力すぎて消すことが出来なかった…放射能廃棄物が生物に無害になるまでは最低10万年を要する…これが原発の姿だ!「100,000年後の安全」は、放射性廃棄物の埋蔵をめぐって未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー映画。GyaO!ストアでは、本日23日(木)より、1,260円(税込)/2日間で本作の配信を開始し、プロモーション映像も公開した。

ドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」は、福島第一原発の事故後、緊急で劇場公開された話題作。当初1館のみでの上映だったが、多数の声が寄せられ、現在は福島をはじめ70館以上の劇場で上映されている。

ドキュメンタリー映画「100,000年後の安全ドキュメンタリー映画「100,000年後の安全毎日、世界中のいたるところで原子力発電所から出される大量の高レベル放射性廃棄物が暫定的な集積所に蓄えられている。その集積所は自然災害、人災、および社会的変化の影響を受けやすいため、地層処分という方法が発案され、フィンランドのオルキルオトでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定した。固い岩を削って作られる地下要塞のようなその巨大システムは、10万年間保持されるように設計されるという。その地下要塞は、廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、二度と開けられることはないという。しかし、誰がそれを保障できるだろうか。10万年後、そこに暮らす人々に、危険性を確実に警告できる方法はあるのだろうか。
彼らは、放射能廃棄物の眠る地下要塞を私たちの時代の遺跡や墓、宝物が隠されている場所だと思うかもしれない。そもそも、未来の彼らは私たちの言語や記号を理解できるのかどうかもわからない。

映画は、コンセプチュアル・アーティストとしても活動するマイケル・マドセン監督が、地下500メートルに建設が進行している施設に、初めてカメラを潜入させて撮影した。10万年間保持される予定の、地層処分のあり方を静かに問い掛ける。実際この壮大な計画に着手することを決めた専門家たちが語る、未来へのメッセージにいろいろと考えさせられる。

映画は、このプロジェクトの実行を決定した専門家たちに、未来の子孫の安全性について静かに問いかけている。GyaO!ストアでの配信期間は、2011年6月23日(木)~2011年8月29日(月)、視聴価格は1,260円(税込)/2日間。

■作品紹介
・スタッフ
監督・脚本:マイケル・マドセン
脚本:イェスパー・バーグマン
撮影:ヘイキ・ファーム
編集:ダニエル・デンシック
・キャスト
出演:T・アイカス、C・R・ブロケンハイム、M・イェンセン、
B・ルンドクヴィスト、W・パイレ、E・ロウコラ、S・サヴォリンネ、
T・セッパラ、P・ヴィキベリ ほか

映画『100,000年後の安全』公式サイト
GyaO!ストア「100,000年後の安全」
プロモーション映像 予告編