韓国ドラマ「善徳女王」第9話:比才の掟、百済との戦に出兵命令【ネタバレあらすじ・見どころ】

2011年07月10日12時02分ドラマ
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第9話からは大人になった主役陣が活躍する!ユシン率いる花郎龍華香徒は少しずつまとまりを見せてきたが、ソラボル十花郎と呼ばれたエリート花郎組からは相変わらず軽んじられていた。今回はそんなトンマンをからかう花郎たちとの確執が見どころ。また、百済との戦にユシンたちにも出兵命令が下る。予告動画はYouTubeにて公開している。

「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。

【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。



ソラボル(新羅の首都)へ来てから数年経ち、龍華香徒(ヨンファヒャンド)たちは厳しい訓練を受けながら、花郎(ファラン)のピジェ(腕比べ)に出られる日を待ちわびていた。少女時代は少年たちとの体力、身体的特徴もごまかしがきいたが、成長したトンマンは明らかにみんなから浮いてしまう。トンマンに対して、十花郎の青龍翼徒(チョンニョンイクト)が女のようだとちょっかいを出し、服を脱がそうとする輩も登場する。これに怒った龍華香徒が彼らと乱闘騒ぎを起こす。そこで風月主(プンウォルチュ)のホジェは、侮辱された花郎は侮辱した花郎にチンソンピジェ(比才、真剣を使って倒れるまで戦う勝負)を申し込めるという掟にのっとり、ユシンにチンソンピジェを申し込むかと尋ねる。

血気盛んな郎徒たちは当然ユシンがピジェを受けるものと思っていたが、ユシンは受けない。その理由についてはドラマの中で確認しよう。こうしたエピソードからユシンの人格が見えてくる。

しかし、その晩、何者かが青龍翼徒の旗を汚物で汚すという事件が起き、現場に龍華香徒の鉢巻きが落ちていたことから犯人としてトンマンが疑われる。青龍翼徒の長、ソップムは龍華香徒にチンソンピジェを申し込む。花郎の掟により申し込まれた側は拒否できないため、翌日にピジェが行われることになる。せっかくのユシンの配慮が無駄になってしまった。しかし、いざピジェが開始されるという時、百済との戦に出るようにという王命がでる。ユシンは訓練通りやれば助かると、初陣に恐れをなす郎徒たちを激励する。その夜、尼僧に扮したチョンミョンはトンマンを訪ね、絶対生きて帰るよう励ます。

ソラボルの十花郎のもとに編成された花郎たちは、兵部令(ヒョンブリョン)のソルォンからそれぞれ任務を命じられる。ソルォンの指示で、ユシンは郎徒たちを残し1人アマク城の攻撃に加わることになる。

9話から11話の初めまで続く百済との戦の見どころは到底文字では伝えきれない。その度肝を抜く迫力とスケールはどうぞドラマで確認されたい。しかし、見どころはアクションだけではない。トンマンやユシンに対する花郎たちの評価を変える、戦場でトンマンの仲間を思う熱い心、危機に直面したときの機転の利かせ方など、人間トンマンの魅力が充分に描かれているのでお見逃しなく。そして、そんなトンマンに次第に惹かれていくユシンや仲間の郎徒たちの、微妙なまなざしの変化にも注視しよう。

ところで、「善徳女王」は企画段階では、「快刀ホン・ギルドン」のソン・ユリがヒロインの候補になっていた。紆余曲折の中、イ・ヨウォンは他のメンバーより遅れてキャスティングされた。そのためドラマ撮影もせっぱつまっての参加!何と初撮りがこの戦のシーンだったという。“お姫様”の役と聞いていたのが、いきなり屈強な男性俳優たちとガチンコの戦いとは、か細いイ・ヨウォンにとってどれほどきつかっただろう。このあたりは「善徳女王」を2倍楽しむの見どころ④に詳しく紹介しているのでチェックされたい。

YouTube「善徳女王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】