韓国ドラマ「善徳女王」第10話:新羅と百済の戦いに仕組まれた罠【ネタバレあらすじ・見どころ】

2011年07月17日17時17分ドラマ
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9話から始まる百済との戦争が、トンマンやユシンに対する花郎たちの評価を変えた!度肝を抜く迫力とスケールの戦闘シーンも見ごたえたっぷりだが、戦場でトンマンの仲間を思う熱い心、危機に直面したときの機転の利かせ方など、人間トンマンの魅力を描かいたシーンも大きな見どころシーンだ。予告動画はYouTubeにて公開している。

「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。

【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。



初陣に出た龍華香徒(ヨンファヒャンド)。今度はユシンの父、キム・ソヒョンの部隊にも阿莫(アマク)城に向かえという軍令が下りる。戦場でも他の花郎たちにバカにされていた龍華香徒は、戦場の本当の怖さを実感することになる。
いよいよ作戦開始の時、速含(ソッカム)城奪還の指揮をとっていたソルォンは、キム・ソヒョンの部隊とアルチョン率いる飛天之徒と龍華香徒は後衛に残し、ユシン1人だけを一緒に連れて作戦を決行する。キム・ソヒョンの部隊に、アマク城におびき寄せた百済軍を攻撃させ、その間もぬけの殻となったソッカム城をソルォンの部隊が奪還するという、ソルォンの作戦だ。
あと少しで作戦成功という場面でヘビに驚く者がでたり、ピンチに陥りながらも何とか弓部隊を制圧し、角笛が響き渡る。それを聞いたソヒョンたちは一斉に第一関門に攻撃をかけるのだった…。
実はこの作戦は、キム・ソヒョンを排斥するためのソルォンが仕組んだ罠だった。

歴史大河ドラマでは、手に汗握る迫力の戦闘シーンを描いた作品が多いが、「善徳女王」は、トンマン達初陣を飾る新米花郎の怯えと戸惑い、そして今回初めて人を殺したトンマンの極限の精神状態、何が何でも生きて戻るという生への執着など…戦い慣れていない弱者の言動をていねいに描くことで、戦の激しさをうまく増幅させている。このあたりも光る演出だ。
中でも、敵に取り囲まれたトンマン達が、「敵に囲まれた時は円陣を組んで戦え」というユシンの教えを思い出し死闘を繰り広げるシーンは圧巻。

今回の戦では、トンマンの仲間を思う熱い心や危機に直面したときの機転の利かせ方など、人間トンマンの魅力がたっぷり描かれているのでお見逃しなく。また、エリート飛天之徒のリーダー・アルチョンにも注目しよう。初めての戦で戸惑うトンマンたちを叱咤するだけでなく、自分の出した指示より的確な戦略であれば、たとえそれが新米のトンマンの意見でも、素直にそれを取り入れる頭の柔らかさ、人に厳しいが自分にはもっと厳しい潔さ。このあたりから韓国ではアルチョンの人気がジワジワ上がってきている。アルチョンは今回の戦で、人間トンマンの魅力に気づき、生涯トンマンを支えることになる。今回と次回11話でトンマンとアルチョンが交わす言葉の数々をお聴き逃しのないように。

また、ドラマラストでユシンの元に届いた知らせで、彼がどんな行動に出るかもお見逃しなく。感のいい視聴者には、ここでユシンの心の中が見えるはず。果たしてユシンに届いた知らせとは?

YouTube「善徳女王」予告動画

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