【7月新ドラマ】向田邦子原作の人気ホームドラマを松下奈緒主演で!「胡桃の部屋」予告動画-NHK
向田の没後30年となるこの年、過去2回もドラマ化となった人気小説が松下奈緒主演で蘇る!7月26日、NHK総合のドラマ10枠で向田邦子原作「胡桃の部屋」がスタート、予告動画が公開されている。
物語はある家族の父親がリストラに遭った後失踪、それを機に崩壊する家族を一家の長女が再構築しようと奮闘する様を描いた社会派ホームドラマである。1981年に向田が飛行機墜落事故で亡くなる5ヶ月前に手掛けた作品であり、これまでにも1982年にNHKで、1989年にTBSでドラマ化された名作である。30年前の作品ながら、主人公が置かれた立場は今の日本が抱えた問題と相通ずるものが多く、向田作品を回顧すると同時に今を生きる日本人に多くのヒントを与えてくれる内容だ。
主演を務める松下は今や連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の大ヒットで国民的な人気を誇り、これまでに同作で主演を演じたいしだあゆみ(82年版)、竹下景子(89年版)にも劣らぬ女優として成長した。今作では89年版で主演を務めた竹下が主人公の母親役を演じるという演出もあり、古くからこの作品を知る世代にとっては粋な計らいとも言えるだろう。その他キャストには蟹江敬三、井川遥、臼田あさ美、瀬戸康史、西田尚美、原田泰造といった顔ぶれが並ぶ。昨今のドラマにありがちな派手さは無いものの人間の本質を鋭く捉えた向田作品は、時代を経てもなお人々の心を捉えている。
第1話では、父の忠(蟹江)が失踪、一家の長女である桃子(松下)が母の綾乃(竹下)や姉(井川)、妹(臼田)、弟(瀬戸)らを支えるべく奮起する。そこへ忠の部下だった男・都築(原田)が現れ、父の居場所を告げる。父はおでん屋の女主人(西田)の住む下町のアパートに潜んでいるといい、意を決して桃子は女のもとへ走った父と対面するのだが…
桃子を中心に残された家族と失意の父はどう家族再生を目指すのか。NHKのドラマ10は民放ドラマに比べて話数が短いことで集中して見られるという点で人気だが、今作は全6回放送となる。
ドラマ「胡桃の部屋」は26日(火)よる10時から放送。予告動画は番組公式サイトの「次回予告」で視聴出来る。
向田邦子ドラマ 胡桃の部屋|NHKドラマ10
ナビコンでは、7月から放送開始するドラマの見どころを【7月新ドラマ】のコーナーでまとめて紹介している。→ナビコン特集【7月新番組】予告動画で先取りチェック!a>