「善徳女王」第19話:御出双生、聖骨男尽-近づくトンマン出生の秘密
トンマンが女だということがついに明確になる!ユシンはかつて、偶然トンマンが入浴している場面を目撃してしまったのだ。19話の冒頭では、トンマンが女だということを黙っていたことを問い詰めるチョンミョン王女に、ユシンが「トンマンを失いたくなかった」と答える…やはりそうだったのだ!「腕は立つが、恋にはめっぽうオクテ」の不器用な男は、トンマンに恋していたのだ。しかし、この一言で、チョンミョンのユシンへ切ない恋心が始まったことを、ユシンは気づかなかった。YouTubeにて「善徳女王予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。
二人が、トンマンの正体を知ったのに対して、トンマンはまだ自分が何者かが分からない。「御出双生、聖骨男尽」と言い伝えがある以上、トンマンの存在はミシル一派にとって王室を揺さぶる格好の材料。これは王族派としても脅威。トンマンをもう一度追放するか、下手をすれば命も狙うかも知れない。二度と妹を傷つけたくないチョンミョンは、トンマンに中岳山(チュンアクサン)に一時身を隠すようにと命じる。
一方、双子を連れて逃げた侍女がソファだと気づいたミシルは、ソファとチルスクを引き離そうと目論む。神殿を出たチルスクとソファをポジョンが襲った。しかし、輿を奪った一行をイムジョンたちが襲い、ソファを連れ去ってチンピョン王のもとへ連れていく。ソファが戻ったことを知ったマヤ王妃は、ソファに会い、ここで双子の妹が生きていることを知ることになる。
トンマンは悩んでいた。チョンミョン王女から中岳山へ行けと命じられたトンマンは、どうしても自分の出自を知りたかった。悩んだ末、王女にチュンアク山に行く前に王様に会わせてほしいと頼むが、チョンミョンはダメだと怒るばかり。そこでトンマンは王妃に直接会うことを計画する。さあ、トンマンがどんな手口で王妃と話す機会を作るのか注目しよう。トンマンは王妃の部屋を訪ね、短刀の持ち主が別にいると思わせ、夜に王妃を呼び出すことに成功する。いよいよ王妃と会う時刻が近づく。チュンアク山に行くフリをして出発したトンマンは、途中で仲間を薬で眠らせ宮殿に戻る。トンマンが待ち合わせ場所で待っていると、うまく従者をまいたマヤ王妃が1人で現れる。その頃、王妃の輿が寝殿を出たと知り、トンマンの企みに気づく王女とユシン。2人は急いで、トンマンのところへ駆けつける。
19話からは派手なアクションはないが、キャスト陣の名演技が光る。当然珠玉の台詞もごまんと出てくる。19話で胸を打つのは、ユシンの一言。あくまでも自分の出生を調べようとするトンマンに「自分という人間は自分が作ればいい」。冷たく突き放したような物言いだが、この後トンマンが知る悲しい出生などにとらわれるな、ということを、先にトンマンに伝えてやりたいというトンマンの深い想いが伝わる台詞だ。
いよいよ20話で、トンマンは王妃たちと会い、すべての真実を知ることになる。過去日本で開催されたイベントで、イ・ヨウォン自身が、もっとも感動に残った場面として紹介したシーンだ。19話は、いよいよ第2ステージに入る前の大切な回。どうぞお見逃しのないように。
次回はいよいよトンマン本人にも、自分の出自がはっきり明かされ、ドラマが大きく転換する。◇YouTube「善徳女王」予告動画
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