目指すは京の都、集う剣豪たちに新右衛門が挑む「塚原卜伝」第2回予告と前回のあらすじ-NHK

2011年10月08日21時08分ドラマ

目出度く回国修行の旅に出た新右衛門(堺雅人)はついに京の都にたどり着き、鹿島の剣の名を諸国に知らしめるべく勝負相手を探すのだが、ふとしたことから武家の娘を助けることとなる。9日、BS時代劇「塚原卜伝」は第2回「御前試合」を放送、予告動画が公開されている。堺がテレビで初めて本格的な殺陣を披露するこのドラマ、お供の左門演じる平岳大とのコンビも好評で、早くも次の勝負に期待が掛かる。第2話ではついに将軍・足利義尹の前でその腕前を披露する事となった新右衛門だが、どんな流派の剣豪が現れるのか…

第1回「鹿島の太刀」あらすじ
応仁の乱から40年、未だ混乱の続く世の事。鹿島の神官の家に生まれた幼い新右衛門(巨勢竜也)は、妹の真尋(松本春姫)と共に大神様の姿を見ようと正月の御戸開神事の様子を伺っていた。社の前に捧げられた師霊剣を新右衛門が見つめると突然雷が落ち、そこへ現れた神事を司る物忌様(江波杏子)は、新右衛門が鹿島の剣のために命をかけるだろうと告げた。

時は移り、新右衛門は元服の儀を迎える年となった。塚原土佐守(田山涼成)の養子に迎えられていた新右衛門は、鹿島でも随一の剣の名士として成長を遂げていた。そんな新右衛門が自らの剣の腕をさらに上げるためにも回国修行に出たいと申し出るものの、跡取りの身に何かあってはと許されなかった。そこで実父の卜部吉川覚賢(中村錦之助)に回国修行願いへの口ぞえを頼むために新右衛門は実家を訪れた。そこには松本備前守(永島敏行)も訪ねており、神宮の造営について頭を悩ませていた。
吉川家と松本家は武家でありながらも鹿島神宮の神官として代々仕えており、社殿を改築したいものの戦乱の世では費用の寄進も集まらずに頭を悩ませていた。成長した真尋(栗山千明)が仕える神野の郷にある物忌様の館も雨漏りに悩まされるほど普請が行き届いていなかった。

ある時物忌館に賊が押し入り、松本備前守によって事なきを得た。新右衛門が駆けつけたとき、残党に襲い掛かられたところを松本備前守によって救われる。新右衛門は自分に実戦経験が無い事をひしと感じていた。改めて松本備前守に稽古をつけてもらった後、松本備前守はその腕を認めて新右衛門に回国修行を勧めた。そこからは松本備前守のはからいで周囲の理解も得、吉川家家臣の左門と共に新右衛門は鹿島を出て西へ向かった。新右衛門を鹿島から出した思惑は、鹿島の太刀の名を諸国に知らしめて今一度鹿島神宮の威光を示すことにあった。その意図を新右衛門は十分に汲み取り、修行の旅に出る。

新右衛門と左門がある村を通りかかると、集って泣き暮れる若い女集に高野聖(石井愃一)が念仏を唱えていた。聞くと四郎兵衛と名乗る盗賊の頭が女を差し出さないと村を荒らすのだという。捨て置くことが出来なかった新右衛門は、渋る左門を従え盗賊退治に臨み、盗賊たちを討ち果たす。これが新右衛門にとってはじめての実戦となった。その後高野聖に勧められた小田原へ向かうと、領主の伊勢宗瑞が御前試合を開いていた。対戦相手は牧元鬼(ジャッキー・ウー)、カエルのような構えをする不思議な剣の使い手だった。これを見事倒した新右衛門は宗瑞に剣術師範として召抱えられ、しばしの間小田原に逗留することになった。その後京へ向かう事を決めた新右衛門が宗瑞に暇乞いをすると、宗瑞は戦わずして勝つ道はないかと問いかけた。そして、修行の旅でその答えを見つけた暁には再び宗瑞の元へ来るようにと言われて送り出された。新右衛門と左門は西へ向かう船に乗り、一路京の都を目指すのだった。

第2話みどころ
京に着くなりその腕で食客として居場所を得て、早くも御前試合で勝負を行う新右衛門。宗瑞との出会いが今後の新右衛門の勝負にどのような影響を与えるのかに注目したい。今回も風間杜夫、本田博太郎、安田顕といった個性派俳優が登場して物語を盛り上げる。全7話ということでストーリーのテンポが良いのが魅力であるだけに、1話見逃すと物語がかなり進んでいるので外さず各話を押さえておきたい。
BS時代劇「塚原卜伝」は9日(日)午後6時45分から放送。予告動画は、番組公式サイトの「次回予告」で視聴出来る。

塚原卜伝|次回予告

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