負け知らずの新右衛門、将軍暗殺の刺客に挑む…ドラマ「塚原卜伝」第3回予告動画と前回のあらすじ-NHK
京の都でも鹿島の剣の名が広まる中、将軍・義尹を狙う刺客を征伐するように新右衛門が命を受ける。BS時代劇「塚原卜伝」の第3回「将軍暗殺」はNHK BSプレミアムで10月16日放送、予告動画が公開されている。
御前試合でも見事勝利を収めた塚原新右衛門(堺雅人)だったが、都でも随一の剣の腕を持つ大野秀孝(鈴木豊)を倒したことから、その弟子の恨みを買って襲われてしまう。鹿乃は勝ち続けることで新右衛門が敵を増やしていくことを危惧して進言するが、新右衛門は己の戦いを止めないことを誓うのみだった。そんな折、足利義尹(本田博太郎)が寝込みを襲われる事件が起こる。平賀丹後守(風間杜夫)はその討伐を新右衛門にい依頼する。
第2回「御前試合」あらすじ
京への道を急ぐ新右衛門と左門(平岳大)は身分の高そうな美しい娘とその一行とすれ違う。しかし背後から悲鳴が聞こえ、娘たちが賊に襲われるところを目撃した新右衛門は当然のように助けに入り、賊の一味を次々と倒していく。そして新右衛門たちは名も名乗らずその場を去っていった。その頃鹿島の実家には、小田原で新右衛門が名を挙げたことで鹿島の剣を習うべく修行するものが集まり始めていた。
ついに京についた新右衛門たちだったが、新右衛門は何かの気配を感じていた。小田原から出立の際に伊勢宗瑞(中尾彬)が紹介状を書くというのを断ってしまい当てもないため、とりあえず宿を取る。そこへ突然の来客があり、昼間に助けた娘の家の使いだと名乗る。そのまま同行を願われた新右衛門と左門は平賀丹後守(風間杜夫)の屋敷に連れらる。新右衛門が助けた娘・鹿乃(京野ことみ)が現れ丁重に礼を言うが、新右衛門は何故居場所がわかったか尋ねる。鹿乃は後から来た配下の忍びのものに新右衛門たちを尾行させたことを明かした。新右衛門が感じた違和感はその気配であったことが分かり、丹後守はその鋭さに驚く。丹後守は新右衛門たちをもてなすと言いつつ腕利きの家来との腕試しを依頼する。受けて立った新右衛門はいずれの流派の使い手たちもたちどころに下した。
新右衛門の腕を見込んだ丹後守は、御前試合に出てくれるように依頼する。新右衛門にとってはまたとない機会であるため一も二もなく承諾し、大内家に留まることとなる。
御前試合までの間、丹波守の屋敷で稽古を続ける新右衛門だったが、命を賭けて何になると暗に戦いを批難する鹿乃といさかいになって屋敷を飛び出してしまう。街に出た新右衛門は風流踊りを目にする。それは祈りの踊りであると後を追ってきた鹿乃から説明を受け、新右衛門は鹿島での祭礼や楽しい踊りを思い出していた。踊りを見て自らの気負いと焦りを捨てることを思い、鹿乃を誘い踊りの輪の中に入り、しばし心を解き放つのだった。
ついに御前試合の日となった。相手は義尹が推する大野秀孝。将軍の名を背負う剣士だけにその強さはこれまでの相手の中でも群を抜いていた。新右衛門は苦戦し、倒され窮地に追いやられる。そこで新右衛門は風流踊りを思い出す。「虚実惑わされるな、天、地を思え、ただ心を伸びやかに」心の定まった新右衛門は構え直し、大野へと突き進む。一瞬大野が惑い、そこに舞うような新右衛門の突きが大野を追い詰め、新右衛門は勝利する。その夜の祝宴で新右衛門は賞賛されるが、大野は剛の者であったと相手に対する尊敬の念を忘れなかった。
第3回みどころ
新右衛門が腕を上げる中で、己の強さを試したいという気持ちから徐々に勝者の迷いが出てくるところに序盤からの変化が見られる。短い間で新右衛門の成長をどう堺が表現するのか、それを見るのも醍醐味だ。新右衛門と左門の仲の良い掛け合いや鹿乃との今後の関係も気になる所だ。
BS時代劇「塚原卜伝」第3回は16日(日)午後6時45分から放送、予告動画は番組公式サイト「次回予告」で視聴出来る。
塚原卜伝|NHK BS時代劇
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