宇宙科学最大の謎・ダークエネルギーを追うノーベル物理学賞受賞の3教授に密着「コズミックフロント」予告動画-NHK

2011年10月17日12時21分暮らしと文化

10月18日、宇宙科学の最先端をリポートするNHK BSプレミアムのサイエンス番組「コズミックフロント」は「ダーク エネルギー  発見!加速する宇宙」と題して2011年のノーベル物理学賞を受賞した3教授にスポットを当て宇宙科学分野でも大きな謎とされているダークエネルギーについて紹介、予告動画を公開している。広がり続けているとされる宇宙に存在するエネルギーの半分以上を占めるとされる正体不明のエネルギーが「ダークエネルギー」と呼ばれてから早13年。今年のノーベル物理学賞は「超新星」の観測から宇宙の膨張が加速している事を突き止めた研究に携わる米豪の3教授が選ばれた。番組では受賞前からの3教授の姿を通してダークエネルギー研究の最先端を紹介する。

今年のノーベル物理学賞受賞者となった米カリフォルニア大学バークリー校のソール・パールマッター教授(52)、オーストラリア国立大学のブライアン・シュミット特別教授(44)、米ジョンズ・ホプキンス大学のアダム・リース教授(41)らは寿命を迎えた星が爆発した際に見られる現象「超新星」から「Ia型」に類される現象を50個以上観測。これによって宇宙の膨張が加速しているという結論が得られたことにたいして賞が送られ、巷では宇宙科学ブームが再燃している。広がり続ける宇宙の膨張を加速される力の正体が「ダークエネルギー」と名づけられているが、その実体は未だに解き明かされていない状態で、宇宙科学者たちにとっての大きな研究テーマでもある。
番組ではこの3人の研究について今年春からその研究する姿をカメラに収めていた。ダークエネルギー研究に於いては最先端を行く3人は以前から大きく注目されていたが、今月4日のノーベル物理学賞受賞によって更にその名声をとどろかせた事となる。番組では3人の研究をよりわかりやすく紹介し、その研究結果が今後の宇宙科学研究にどのような功績をもたらしたかを解説する。宇宙科学マニアはもちろん、「宇宙はどうなっているの?」と興味を持った先の一歩を踏み出したいジュニア科学者たちにも大いに興味をそそられる内容となる。

「コズミックフロント」は18日(火)よる9時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴出来る。再放送は同じくBSプレミアムで22日(土)午前0時からと24日(月)午前8時30分から。


コズミックフロント|NHK宇宙チャンネル

PR