京と別れを告げ、鹿島で神の剣の意味を問う新右衛門…BS時代劇「塚原卜伝」第6回予告動画と前回のあらすじ-NHK
11月6日、NHKのBSプレミアムで放送の「塚原卜伝」は第6回「一つの太刀」を放送、予告動画が公開されている。京で剣客として過ごした日々に終止符を打ち、新右衛門(堺雅人)は鹿島に戻ることを決意した。これまで倒してきた相手の亡霊たちと剣の道への迷いから脱却すべく、神と向かい合う修行の日々に新右衛門は身を投じる。
第5回「最強の敵」
名うての剣豪として新右衛門の名は広まり、次々と挑戦者たちが新右衛門の元に集うが、いずれも相手としては物足りないものだった。それでも粛々と新右衛門は剣の相手を務めていた。新右衛門は逗留している平賀丹後守(風間杜夫)に、京を立つつもりである事を告げた。
そんな折、行商人の美津(有森也美)から、十年ほど前に御前試合を次々と勝ち続けた剣豪がいたことを教えられる。その名は奥津源三郎(榎木孝明)。奇しくも、数日前に新右衛門は奥津と出会っていたのだった。すぐさま新右衛門は奥津に会いに行き、立ち合わせを願い出るものの、既に剣は置いたと奥津は相手にしない。しかしそんな奥津に新右衛門と左門(平岳大)は違和感を感じる。
その直後から、京の町で剣の腕に覚えのある者達が次々と辻斬りに襲われ命を落とすという事件が発生する。丹後守から新右衛門に下手人討伐の依頼が来たが、犯人が奥津であることを目撃者からの情報で新右衛門は把握していた。新右衛門が奥津の屋敷に向かうと、既に奥津は新右衛門を待ち構えていた。奥津は、正規の立会いではなく殺人鬼に堕ちた自分の姿を見せた上で新右衛門と闘うことを選んだのだった。奥津に挑む新右衛門だが、討ち逃してしまう。
その頃鹿島では、新しい城主に就いた義幹(東武志)が、借財に窮した鹿島家の財政のために重臣たちの領地を借り上げるという処置を行い、家臣たちも窮地に立たされていた。物忌館の龍子も倒れ、鹿島は窮地に立たされていた。
新右衛門は罠を仕掛けて奥津をおびき寄せる作戦に出たが、それを知って奥津は新右衛門の前に現れた。金を払った男たちを従え、新右衛門以外のものは斬り捨てるように言いつけて奥津は新右衛門と二人きりで立ち合いをする。刃を幾度も交えながら、奥津は自らの若い頃が新右衛門に瓜二つであったと言い新右衛門を挑発する。激しい闘いの末、新右衛門は奥津を打ち倒す。奥津とは違うと自らにいいきかせるように叫ぶ新右衛門だったが、いずれ分かると言い残して奥津は絶命する。勝ちを収めた新右衛門だったが、人を殺す闇に堕ちた奥津は自分の未来の姿か、それとも既に同じように堕落しているのか深い苦悩に陥る。
第6回みどころ
長年の諸国回遊を経ていよいよ新右衛門が鹿島に帰る。京で育んだ鹿乃(京野ことみ)との関係はどうなるのか、そして新右衛門不在の間に多くの問題を抱えてしまった鹿島家と家臣たちはどうなるのか。今一度、新右衛門が神の剣と向き合う事で光明は現れるのか。最終回を目前に自己との戦いをどう新右衛門が乗り切るのか、その更なる成長が山場となる。
BS時代劇「塚原卜伝」は6日(日)午後6時45分から放送。予告動画は、番組公式サイトの「次回予告」で視聴出来る。
塚原卜伝|次回予告
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