上地雄輔が野球選手として出演の野球ドラマ! 『アストロ球団』をバンダイチャンネルが配信中

2008年12月19日00時30分ドラマ

2005年8月よりテレビ朝日系列で放送されたスポコン野球ドラマ『アストロ球団』の第1話がバンダイチャンネルにて無料配信されている。

2005年9月9日午後9時9分9秒、プロ野球選手ヤクルトスワローズの古田敦也は夜空を流れる発光球を目撃する。古田はそれを見ながらはある事を思い出していた。フィリピンの邸宅で病床に伏すJ・シュウロという老人と面会したこと、そしてシュウロが語る、第2次大戦中南方で戦死した名投手、沢村栄治の魂を受け継ぐ若者たちにより結成された「アストロ球団」がかつて存在していたという物語に強く魅せられていたことを……。
1972年、巨人対阪神戦に包帯で顔を隠して江夏投手を名乗る男がマウンドに立っていた。彼はバッターの王を三振に打ち取ったが、江夏とはかけ離れた投球フォーム、そうまるで往年の沢村栄治を彷彿とさせるフォームだったため、偽者と見破られてしまう。男は包帯を剥ぎ取り叫ぶ、「オレはアストロ超人、宇野球一だ!」

原作は70年代に少年ジャンプで連載されていた同名コミック。大人気野球マンガ『巨人の星』が正統派スポコンとするなら、『アストロ球団』は何でもありの、まさに超人たちのスポコン野球マンガだ。新魔球を編み出すために回転する電動ドリルを素手で掴んだり、両手足を拘束された身体めがけて丸太をぶつけられる、ありえない特訓が繰り返される。極めつけはアストロ球団の一塁手、伊集院球三郎の存在だ、元レーサーの彼は事故で一度亡くなるのだが、生きかえり、その後遺症で盲目となってしまうというありえない設定。
これだけ聞いているとこんな馬鹿馬鹿しい物語はないと思うかもしれないが、この作品を観ればそういうものをすべて飲み込む力強さがあることに気づく、なぜなら彼らは私たち常人が及びもしない能力を秘めており、その行動のすべてが彼らの能力により裏打ちされているのだ。

アニメ化すら厳しいのではないかと思われた作品だが、日本の特撮技術の高さによって実写映像化されている。驚愕の映像に心震わせてほしい。ゲスト出演として古田敦也や上原浩治たちが本人役で登場しているほか、バラエティー番組やドラマで人気の上地雄輔が主人公の一人として出演しているのも見逃せない。


■キャスト
宇野球一:林剛史/上野球二(初代):阿部亮平/二代目 上野球二:関泰章/伊集院球三郎:鈴木飛雄/峠球四郎:金児憲史/三荻野球五:上地雄輔/高雄球六:佐藤佑介/明智球七:永山たかし/明智球八:岡田太郎/火野球九郎:弓削智久/古田敦也:古田敦也(本人)/長嶋選手:神保悟志/峠会長:夏木陽介/沢村栄治:長嶋一茂/J・シュウロ監督:J.J Sonny Chiba


バンダイチャンネル『アストロ球団』