「善徳女王」第27話:最後の抱擁 祈祷師ピダムの登場【ネタバレあらすじ・見どころ】
伽耶(かや)人たちの前でトンマンを王だと言うユシン!第27話の冒頭、ユシンが「最後に犯す無礼を許してほしい」と前置きし、これからはもうトンマンを守れない…トンマンが新羅の王になると決めたから、自分はトンマンへの愛を断ち切り、忠臣として将棋の駒となる決意を口にし、最後の抱擁…。感動のこのシーンに、涙腺決壊した方も多いはず。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。
【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。
こんな素敵なラブラインが繰り広げられた復耶会のアジトだが、ミシル一派が血眼になっても探せなかった場所を見つけたのはピダムのお手柄だった。ピダムはある暗号を解読することで秘密のアジトを突き止めたのだ。この暗号がドラマ最後で大きな意味を持ってくるので覚えておこう。
ところで、このアジト、見覚えがないだろうか?京畿道のソウルに程近い九里市にある高句麗鍛冶屋村。そう、あの「太王四神記」のオープンセットとして使われた場所だ。
イケメンF4と復耶会を味方に引き入れたトンマンは、いよいよ本格的に動き出した。まずは、ウォルチョン大師に正光暦(せいこうれき)を渡し、日食の日を割り出したのだ。ところがこの大師、はじめは格物を政治に利用しようとする行為は、トンマンもミシルと同じだと最初は協力を拒んだ。いったいトンマンがどんな方法で大師を納得させたのかは、次の機会に紹介しよう。
日食の日が分かったトンマンは、これを使って次なる行動に出た。なんとあのミシルを罠にハメようというのだ。仕掛け人はピダムとユシン。ピダムの度胸と機転を、ユシンの嘘がつけない気質を上手く利用した作戦だ。トンマンは龍華香徒(ヨンファヒャンド)を呼び寄せ、「人間の骨と猫のおしっこ」を集めるよう命じる。
一方、ミシルもまた動き出していた。宮殿に鳥の死骸をばらまいたり、大殿の扁額を落としたりと、不吉な出来事を作り出し、民と宮中を不安に陥れ、ミシルに天の怒りを静めろという声が上がるよう仕向けたのだ。ミシルは、これにより王の世継ぎに関する啓示を受けるつもりだった。
トンマンはこれを利用しようと目論んだ。双子に関する予言の刻まれた石碑の拓本を手に入れたトンマンは、大がかりな仕掛けをつくらせた。
翌朝、祭儀を終えた王にミシルが啓示を伝えようした瞬間、地面が爆発し地中から石碑がニョキニョキと出てきた。これはかつてミシルがやった手口。石碑には、「チョンミョンが亡くなり日食が起こり、もうひとりの開陽者が新羅の空を再び到来する」と刻んである。これを民衆の前でピダムが声高に広めた。それを知ったミシルは、民の前で祈祷するピダムを捕らえてしまった。
「善徳女王」は、毎週月曜日夕方7時から放送、予告動画は作品公式サイトで視聴できる。
◇YouTube「善徳女王」予告動画
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