ドラマ「不滅の李舜臣」は、いよいよ最終章に入る！誰よりの祖国の事を考え戦ってきたイ・スンシンだったが、彼が力をつければつけるほど、民からの信頼を得れば得るほどに、王・宣祖はイ・スンシンへの疑いの目を厳しくした。GyaO!で配信中のドラマ「不滅の李舜臣」は、いよいよ最終章の配信が始まった。

特集で紹介する内容は、あくまでもドラマを楽しむためもの。史実と異なる部分もあることをあらかじめご了解ください。また、ドラマを紹介する上で、不適切な表現も使うことがあります。ご理解のうえお楽しみください。

【丁酉再乱（慶長の役）】（第90話あたり～最終話）
戦乱の最後の峠を越えようとしている三道水軍統制使・李舜臣は、この7年戦争の決着を目前にしていた。順天倭城に篭城中の倭将、小西行長を攻撃するために朝明連合軍の結成を急いでいた。1598年10月、劇的に結成された朝明連合軍は水陸合同で倭城攻略に出る。しかし、再び倭軍に買収されたユ･ジョンの裏切りにより、連合軍は危機に立たされる。倭城戦闘は朝明連合軍と日本軍双方に少なくない被害を与えた。「敵にも、そして私にとってもここは死地だった。私は死を覚悟しているのだろうか、それとも生を覚悟しているのだろうか…」
李舜臣は最後の決戦を準備する。一方四川に駐屯している島津義弘は、小西行長を救出すると同時に不敗の朝鮮将軍李舜臣の首をとるため１万２千の大軍を率いて露梁に急行する。 ついに露梁海戦！！朝鮮の死活を懸けた最後の決戦が始まった・・・


最終章の前半では、加藤清正らが元日本人で朝鮮側で働いていた男を利用し、朝鮮をおびき出して倒そうとする企みに宣祖がまんまとハマり、釜山の加藤を討てと命ずるが、それを罠だと見破ったスンシンはこの命を拒否する。これが宣祖の怒りをさらに大きくし、ついには英雄視されるスンシンをみて「自分の国を作ろうとしているのでは？」という疑いまで持ってしまう。
このあたり狂気の王・宣祖を、チェ・チョロが実に憎らしくみごとに演じている。若かりし頃、スンシンに国造りの夢を語った宣祖はどこに行ってしまったのか…。
ともかく、既に食料は底をつき、民は生き延びるために死んだ遺体の肉を食べるという事態。さらに、その遺体は病死した者だったため、疫病が一気に広がるというまさに、阿鼻叫喚、まるで地獄絵のようななかで民は生き延びていた。
イ・スンシンの母ピョン氏が、息子の悲惨な境遇をして、老衰している体を押してスンシンの元に向かうが、途中の船の上でむなしく息を引き取ってしまう。親の死に目にも会えず、白衣従軍という立場から喪にも服することができず、ましてや葬儀参列さえできないという親不幸者になってしまった。正視するのが辛くなるドラマの展開が続く。

「王命が間違っている、スンシンの判断が正しい」と知りながらも、王命に従うしかない軍師たちは無残な敗戦を迎える。
第94話からは、朝鮮水軍を破った日本軍をたった12隻の軍船で相手しようというスンシンの活躍が見られる。スンシンと義兵軍たちの活躍で、戦況の悪化する日本軍は、スンシンの故郷である牙山を脇坂安治に襲撃させるなど反撃を試みるも、度重なる敗戦にただ憤怒するだけの豊臣秀吉は、次第に家臣の離反を招き、かつての栄華も夢に過ぎなかったと悟りながら、1598年8月、第99話で虚しくこの世を去る。

最終章の後半は、開戦二カ月で平壌まで陥落させた日本軍を、義兵軍の抵抗とイ・スンシンの活躍で日本軍を壊滅させ、民から英雄と慕われたイ・スンシンが、宣祖にどのような扱い受け、何故、王命に背いてまで最後の決戦地・露梁に向かったのかがていねいに描かれている。英雄・李舜臣の最期をお見逃しなく！

ドラマ「不滅の李舜臣」は、女性が見るには少々辛すぎる描写が多く、またあまりにも一方的な戦争の解釈で、日本側の言い分も言いたいところではあるが、日本で数行で済ませた歴史ドラマがあったということを知る上でも、ぜひとも視聴して欲しい一作だ。

【「不滅の李舜臣」を2倍楽しむ】では、コーナーの最後に特に印象に残ったキャストの紹介をするのでお楽しみに。

GyaO!では、7月9日より毎週土曜日、4話ずつ無料で追加配信している。全話無料視聴できるこの機会をお見逃しなく。

ナビコンでは、ドラマをもっと楽しむために「不滅の李舜臣」を2倍楽しむでドラマの見どころキャストの魅力などを紹介していくのでお楽しみに。また、GyaO!ストアで全話一斉に有料配信しているので、無料配信見逃した方はこちらをどうぞ。
GyaO!で配信中の韓ドラをまとめて紹介 →【GyaO!な韓流ドラマたち】

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　（第1話無料、以降各話315円/7日間）



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■作品詳細
・話数： 全106話（104話）
・制作局： KBS
・放送年： 2004年
・原作：金薫（キム・フン）著、蓮池薫訳「孤将」（新潮社刊）
・演出：イ・ソンジュ、ハン・ジュンソ
・脚本：ユン・ソンジュ、パク・ヨンスクほか
・出演：キム・ミョンミン、チェ・ジョソン、イ・ジェリョン他

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