「善徳女王」第32話あらすじ:風月主選びは比才で…封印された第2問の答え

2011年12月18日16時16分ドラマ
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戻ってきたムンノが、花郎のリーダー(風月主)を比才(ピジェ)という試験制で選ぶことを提案し、王族派はユシン、ミシル派はポジョンを推して比才から始まる…最初の2つの比才は知識問題で、最後は武術決戦で決め、先に2勝したものが風月主になれるという実にわかりやすい選抜方法だ。しかし、この比才は風月主を決める以外にも、ある大きな意味が隠されていた。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)

「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。

【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。



第1問はポジョンが、第2問はユシンが勝利した。しかし、ユシンが勝利した2つ目の問題には深い意味が込められていた。「新羅の国号が持つ3つの意味を調べ出せ」これが問題。真興(チヌン)前王によれば、その3つの意味は花郎にも当てはまるという。「武力の増進」と「新興勢力の育成」という2つの意味までは知られていたが、最後の一つがどうしても解けず悩む花郎たち。

実は、ミシルはこの答えとなる国史の一部を改纂させていたのだ。当然そのことに触れられたくないミシルは、2つ目の比才を放棄させユシンに勝利を譲らざるを得なかった。では、ミシルが闇に葬った言葉とはどんな言葉だったのだろう?

ナビコンでは「善徳女王」の時代背景や全話のあらすじと見どころを詳しく紹介しているが、ミシルが2問目の回答をポジョンに放棄させた理由について、読者の方からたくさん質問をいただいた。そこで、以下に詳しくその理由を紹介している。

3つ目の答えこそが、真興王の残した不可能とも思える“三韓統一”だった。では、ミシルがなぜこの言葉を消してしまったのか?

その昔、真興は先代の法興(ポップン)王の遺言に従い、「不可能な夢」を継ぐため国史の編纂を決意した。その編纂を担当したのがムンノの義父コチルブ。しかしその後、真智(チンジ)王が遺言を無視し編纂を中断すると、ミシルはこれを理由に真智王を廃位させ、真平(チンピョン)を王位を就かせ、自分が念願の王妃の座に就こうとした。ところが、マヤ王妃がムンノに助けられ無事に戻ってくるや、また王妃の座は遠のいてしまった。(第2話のこと)。これが王妃の座に就く最後のチャンスと考えていたミシルは、自分が王妃になれないのなら、わざわざ国史を編纂して不可能の“三国統一”の夢など見ない方がよいと、コルチブを暗殺してしまったのだ。
では、何故王妃の座を諦めたとたん、ミシルは不可能な夢を否定したのか?
それは、この夢の実現のためには、王室の更なる強化が必要で、そうなると貴族たちの力が弱まり、自分に集中している権力が弱まると思ったのだ。そしてこの夢こそが、やがてトンマンの夢となり、ムンノはこの壮大な夢のため、ピダムを値踏みしてしまったのだ。

3つ目の答えを調べると、こうしたいきさつが知られることになり、ミシルとしては都合が悪いため、ユシンに勝ちを譲ってまで、ポジョンに回答を放棄させたのだ。もちろん、それには、ポジョンが第3の比才である武術に優れており、ユシンに勝てると判断したからに他ならない。果たして、ミシルの思惑通り、ポジョンはユシンを打ち負かすことができるのか?第3の比才である武術対決は、この先の33話で。まずは、32話でここまでのいきさつをドラマで確認されたい。

YouTube「善徳女王」予告動画

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