サン、老論派との共生か?英祖王の奇行…「イ・サン」34話見どころと予告動画-NHK

2011年12月24日17時26分ドラマ

ソンヨンがいなくなった寂しさをどうにか政務に勤しむことで紛らわせるサンは、母の恵嬪の計らいで、王妃と一緒に静養させようとするも、サンは相変わらずの政務に忙しい毎日を送っていた。34話ではひと回り成長したサンが老論派との共生を試みる。
新たな登場人物も加わり、ドラマはますます見逃せない展開へ…。第34話あらすじと前2回のダイジェストは、番組サイトで視聴できる。

小柄な男に、テスだけでなく武芸達者なジャンボまでが完膚なきまでにやられてしまったことを聞き、興味をもったサンは、「負けたほうが土下座をする」ということでジャンボと男との再対決をさせた。しかし、やはりまったく歯が立たない。パク・チェガとペク・トンスと名乗る二人はサンの土下座を要求するが、さあ、サンは土下座をするのだろうか…。

サンはふたりを宮中に連れて行こうとするが、妾が産んだ庶子ということで両班でも差別を受けて要職にもつけないふたりは、「言葉だけの身分改革には期待できない」と、これをきっぱり断る。しかし、この二人は今後も物語りに大きくかかわってくるのでお忘れなく!

その頃、清にいるソンヨンも散々な目に遭っていた。女だということで修行先の芸府司への入学が断られたのだ。推薦者であるホン・ボンハンに泣きつくも、どうにも出来ないと冷たくいわれる。朝鮮への帰国も許されないソンヨンは、芸府司に直談判するも聞き入れてくれない。そんな時助けてくれたのは、チョン・フギョムだった。しかし、ソンヨンは芸府司長に、「コネで入るのは嫌だ。試験を受けて堂々と入学したい」と、なんとも肝の据わった願い事を言う。
結局試験を受けたソンヨンは、みごとな絵で入学許可を取り付ける。ソンヨンの書いた素晴らしい絵はドラマの中でじっくり鑑賞しよう。

行幸先では、32話で、サンがチェ・ソクチュに「自ら老論派を解体しろ」と言ったことに対して、チェが取引を持ちかける。もちろん、このチェの態度は、後に老論派から世孫派に寝返った裏切り者と避難されることになる。この人物、生き残るためには何度も裏取引をする実にいやらしい人物ながら、仕事は出来る。サンとしても何とか味方に組み入れたい人物なのだ。架空の人物ながら、そのモデルとなったのシム・ハンジという実在の人物。名前を変えたのは、ドラマの中であまり好印象には書いていないための、イ・ビョンフン監督の優しい配慮なのだ。

ところで、33話から始まった英祖の奇行は、認知症から来るボケ症状だった。これに気づいた貞純王妃の暗躍が始まる。「英祖の奇行が世間にばれたら大変!」のひと言に、内侍が貞純の言いなりに動いてしまった。内侍といえば側近中の側近。これは大変なことになりそうだ。
それにしても英祖を演じたイ・スンジェの演技力には毎回驚かされる。迫力の英祖王も凄いが、認知症の出ているときとそうでないときの顔つきがまったく別人なのだ。彼は、「ベートーベン・ウィルス」でも、同じ病気で悩む老音楽家を演じている。どれだけ凄い演技力かは、12月24日日曜日夜11時からの第34話で確認されたい。予告動画は番組サイトで公開。

「イ・サン」以外の【ドラマを2倍楽しむ】は、下の【韓ドラここが知りたい!】からどうぞ。

また、来週2012年1月1日と8日は放送休止。特別番組「イ・サンガイド」が3日(火)午前11時30分~11時54分(※一部地域を除く)放送される。再放送は、8日(日)午後11時35分~11時59分。
kandoratop     [「イ・サン」を2倍楽しむ]に戻る

NHK総合「イ・サン」番組サイト

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。