「骨組みの堅固なシナリオ」を基に制作されたドラマだけに、計算しつくされたストーリー展開で目が離せないドラマ「サイン」！第13話後半からは、いよいよ最終章へと繋がる3つの事件が起きる。悲しくそして身勝手な事件をジフンとダギョンはどう紐解いていくのか？ドラマ「サイン」は、KNTVにて、年末年始も休まず20時50分から放送。予告動画と相関図は番組サイトで視聴できる。

■前回の事件のおさらい
同じ会社に勤める3人が相次いで無くなるという事件がきっかけで、20年前の連続死亡事件にもう一度スポットライトが当たった。この事件の被害者の一人がジフンの父だった。そして、謎の死を遂げたジフンの父の解剖をしたのが、チョン・ビョンド元院長だったのだ。

20年前の連続死亡事件と今回の連続死亡事件は繋がっていた。そしてそれを許したのが、チョン元院長だった。20数年前の科捜研は予算も少なく劣悪な状態だった。そのため、法医官が次々と辞めていき、チョン元院長とイ・ミョンハン（現院長）、そしてもう一人の法医官と3人で切り盛りしていた。そんな中、ついにもう一人の法医官が過労死する。科捜研に未来はないとミョンハンは渡米を決意する。そんな時に起きたのが連続死亡事件だった。
犯人は、大手企業の代表。使った毒はアンチモン。しかし、国科捜への支援と引き換えに、ジフンの父親の死因を操作するようにという、上からの指示があった。科捜研を何とかしようと、チョン元院長が、この取引にのっかってしまったのだ。これが世の中に知れると、科捜研の権威は失墜し、チョン元院長の名誉も地に落ちてしまう。チョン元院長が選んだのは自殺。そして悩んだジフンは、結局、かつての元院長と同じ選択をしてしまったのだった。

■悲しみの死体
ウソの証言をしてしまったことで、新たな殺人事件を食い止めることができなかったジフンは、どうしても自分を許すことができず、自分のせいだと辞表を出す。しかし、ソ・ユニョン事件だけは必ず解決するとイ院長に宣言し、科捜研を後にした。マスコミもまたソ事件を忘れていなかった。

ここから第18話まで3つの事件が起きる。
傷心のジフンはとある村にいた。一つ目の事件はこの村で起きる。一人の老人が自然死する。貧しい村の人々は生命保険を目的に死亡届を偽っていたことがわかる。ここでジフンは、謎の自然死に隠された悲しい秘密を探り当てる。貧しさから起きた何ともやりきれない、そして切ない事件だ。

二つ目の事件は、5年前に起きたダギョンの妹の事件と酷似した通り魔殺人事件。容疑者を追い詰めながらもなかなか逮捕に到らない。そんな中、チェ・イハン刑事が容疑者を見張っていると、新たな被害が起きる。こちらは、変質者の起こした事件のようでありながら、犯人自身が救いを求めてもがいている、悲しすぎる事件だった。

そして三つ目の事件は、ソ事件に関連した事件。自首して収監されているスタイリストのソ・スジョンと芸能企画社社長の仕組まれた事故死。事件の裏に潜む、あまりにも身勝手な意識、薄汚れた政治の世界が犯した事件だった。

■見どころ
これまで冷酷で徹底して悪役として登場していたイ・ミョンハン院長だが、チョン・ビョンド元院長と一緒に過ごした科捜研の創世記の頃が見えてくると、イ院長の真の狙いがわかる。彼もまた、科捜研を愛していたのだ。権力に固執したのは、法医学の発展のために、なんとか環境を整えたかったのだ。このあたりは、己の保身だけを考える弁護士との違いだ。

また、コミカルな展開から始まったジフンとダギョンのラブラインだったが、ドラマも終盤に近付くとやりきれない切なさが際立ってきた。一方、チョン・ウジン検事とチェ・イハン刑事のラブラインはどんどん進展していく。そんな中、乙女心を発揮したチョン・ウジン検事に危険が迫る。

ドラマ「サイン」は、11月5日より毎週（土・日）20：50～10：05、再放送は（水・木）0：45～2：00、KNTVにて好評放送中。予告動画と相関図は番組サイトで視聴できる。2011年12月31日、2012年1月1日共にいつも通り放送する予定。

YouTube Ponycanyonチャンネル「サイン DVD-BOX Ⅰ＆Ⅱ」
KNTV「サイン」　※日本初放送

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■作品紹介
・韓国放送：2011年
・放送局：SBS
・話数：全20話
・キャスト：パク・シニャン、キム・アジュン、チョン・グァンリョル、オム・ジウォン、チョン・ギョウン
・監督：チャン・ハンジュン、キム・ヨンミン、キム・ヒョンシク
・脚本:キム・ウニ
・チャン・ハンジュン

■DVD情報
・発売日：12月21日（水）
・DVD-BOXⅠ：第1話～第10話収録
・DVD-BPXⅡ：第11話～第20話（最終話）収録
・価格：各19,950円（税込）

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