「善徳女王」第33話あらすじ:三国統一の夢 ピダムの出自は?
「新羅の国号が持つ3つの意味を調べ出せ」ミシルが回答を放棄させたピジェの2つ目の問題だ!トンマンとユシンは、ついにその意味を知る手がかりを見つける。(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。
それはチンジ王の遺品であるソヨプ刀だった。刀の柄を虫眼鏡で見ると、細筆で「徳業日新、網羅四方」と刻まれており、さらにそれが高句麗、百済、新羅の三国統一を意味することばだと二人は知る。
結局、2番目のピジェはほかの花郎は誰も答えられず、ユシンだけが「徳業日新、網羅四方」と答える。そしてその本当の意味は何だと問うムンノだが、ユシンはそれ以上調べなかったとウソをつき、三韓一統についてはあえて語らなかった。ムンノはがっかりした様子を見せるが、2つ目のピジェは、ユシンの勝ちとなった。いよいよ決戦は3つ目のピジェである武芸に持ち越された。
さて、今回一番の見どころとなるのは、ムンノとトンマンの会話だ。ムンノの部屋を訪れたトンマンは、「徳業日新、網羅四方」について話し出す。なんとトンマンは、「徳業日新、網羅四方」こそが三国統一だと語り、新羅に不可能な夢を持たせて、必ず女王になり、大業を成してみせると宣言する。しかし、女の身でしかも政治の何たるかも知らない小娘のトンマンに、出来るはずのない夢に相乗りするほどムンノは冒険者ではなかった。ムンノはミシルの政治手腕を高く評価して、トンマンの非力を証明しようとしたが、逆にトンマンが、自らの優位性を3つ上げて激しく抗弁してきた。トンマンはミシルとの対話の中、まるで乾いたスポンジが水を吸うようにあらゆることを自分の中に取り込んだが、ムンノとの対話の中でも、ものの数分の間に驚くべき成長を遂げる。そして最後には、あれほど女王誕生に否定的だったムンノさえ言葉を失ってしまった。いったいトンマンがムンノに示した優位性とはなんなのか?
一方、トギル寺へムンノの書物を取りに行ったピダムは、偶然「ヒョンジョン」と「インミョン」という名前と誕生日の書かれた紙を見つける。もしやと思ったピダムは、王室の書庫にある史書を調べ、自分がチンジ王とミシルの間に生まれたことと「ヒョンジョン」という名であることを知る。
ところで、王室の書庫は誰もが入れる場所ではない。そこでピダムは、そこに入るためにトンマンの女心を利用する。果たしてトンマンはどんな手を使ったのか?詳しくは「善徳女王」見どころ⑩を参考にされたい。
33話ではムンノとピダムとの確執もクローズアップされる。ムンノに破門にすると言われながらも、ピダムはピジェに出ることを決意する。
武術大会当日。対戦順を決めている武芸道場に…。
◇YouTube「善徳女王」予告動画
【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】