失われゆく王の記憶と命を賭した王妃の反撃!イ・サン」37話見どころと予告動画-NHK
前回、ソンヨンを献身的に看病したサンは自らのソンヨンに対する想いが愛だと気付いた…37話では、認知症の症状が進行する英祖の前に命を賭けた貞純王妃の作戦が始まり、サンがピンチに立たされてしまう!「イ・サン」第37話の予告と前2回のダイジェスト映像は、番組サイトで視聴できる。
また、特別番組「韓国歴史ドラマの巨匠 イ・ビョンフン監督の世界(前・後編)」がBSプレミアムで2月5日(日)、12日(日)午後5:15~再放送されるので、前回の放送を見逃した方は忘れず視聴しよう。
英祖は最近の物忘れのひどさに自ら認知症を疑っていた。そこで主治医を問い詰めるが言葉をにごすばかり。そこに貞純が現れた。貞純の一か八かの大勝負だ。ここで英祖が自分の話に耳を傾けなければ、貞純は一巻の終わり!しかし、英祖は、予感していた“認知症”という言葉を貞純が口に出したとたん、彼女を追い出すことは出来なくなった。「今、病名を公表すると、重臣や民たちの動揺が大きすぎる。認知症が悪化する英祖王を守れるのは自分しかいない」と、涙ながらに訴える貞純の迫真の演技もさることながら、彼女を見据える英祖の驚愕と絶望の表情、そして、サンとの接見を断りひとり放心状態の彼の虚ろな目をお見逃しなく。
英祖に会いにいったサンは、幽閉されているはずの貞純王妃が英祖との謁見を終えて出てきたところに出くわす!驚いたサンは英祖に接見を求めるが、拒まれてしまう。
後日サンは、キム・ギジュと貞純を放免した理由を教えて欲しいと訴えるが、英祖はもう少し待ってくれとしか返せなかった。英祖は、自分の意識がはっきりしているうちに、サンへの譲位がスムーズに行えるよう準備をしようと考えていたのだ。
そこで英祖は、認知症の進行を少しでも遅らせるように訓練を始める。そのひとつにソンヨンも参加する。ソンヨンが手伝ったのは“地名の暗唱”。ソンヨン相手に地名をスラスラ暗証できたときの英祖の嬉しそうな顔がかわいい。
このお手伝いの帰りにソンヨンはサンと出くわす。まだ体調が完全でないソンヨンをみてサンが口にした言葉は…「パボ~」だ。直訳すると「バカだな~」大阪弁では「アホやな~」。共に、愛情込めたいたわりのニュアンスが入った独特の言葉だ。視聴者はお気づきだろうか?このところサンはソンヨンに対してこの言葉を良く使っている。サンがソンヨンへの気持ちに気づく前から、サンの脳はソンヨンへの想いを、早く気づいてとばかりに、言葉で訴えていたのかもしれない。
さあ、まんまと幽閉処分を解いてもらうことに成功した貞純の反撃が始まる。まずは、和緩(ファワン)が召集した反世孫派の会合に出向いた。ひと足遅れて会場入りした和緩の驚きの表情をお見逃しなく。自分をを見捨てた重臣たちの謝罪を聞き入れる横すわりの貞純の凄みの効いた表情も怖い。どちらもいかにも女傑らしい凄みのある顔だ。結局和緩は納屋に閉じ込められ、貞純の足元にひれ伏して謝る。もちろん本意ではない。貞純が立ち去った後の和緩の悔し涙が復讐を語っている。
二人の対決は史実にも残されている。実際に勝つのはどちらか!対照的な生涯を送ることになる二人の描かれ方にも注目しよう。
英祖の涙ぐましい努力の甲斐なく、彼の病は間違いなく進行していた。それが良くわかる場面が37話の最後で登場する。
英祖は、亡くなった息子の思悼世子が現れ、謀反を働く夢を見る。それが現実なのか夢なのかの判断もつかなくなっていた。そして、サンが重臣たちと政務会議を行っている最中、勝手に会議を開いたことに激怒し、サンが父の思悼世子の墓の話を持ち出すや烈火のごとく怒り出した。
「イ・サン」第37話は、1月29日夜11時から。予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開。
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