父・忠盛の出世が武士と貴族の新たな火種を生む…大河ドラマ「平清盛」第4回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年01月28日16時00分ドラマ
(C)NHK 平清盛

1月29日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第4話「殿上の闇討ち」を放送、忠盛(中井貴一)が武士初の殿上人となる出世に平氏は沸き返るが、それによって恨みを買ってしまうことになる。朝廷に忠義を尽くしてきた忠盛の鉱石が認められた事は清盛(松山ケンイチ)にとっても大きな喜びであったが、それを妬む一部の貴族の企みで忠盛は命を狙われる身となってしまう。

■第3回「源平の御曹司」あらすじ
1132年、清盛の弟・平次も元服を迎える年となり、家盛と名を改めた。その頃の清盛は、月に一度は息災を知らせる便りを出すという言い付けだけは守るものの、鱸丸(すずきまる=上川隆也)らと共に警護と称して海賊たちを討伐する無頼の日々を送っていた。海賊たちが盗み出した民の食料を漁民に分け与えて悦に入っていた清盛たちだが、その行動が海賊たちの反感を買い再び漁民たちが付けねらわれる。それを助けに入ろうとした清盛たちは、逆に賊と間違えられて京に連行されてしまった。平氏の御曹司である事が分かって清盛は解放されるが、忠盛は同時に捉えられた清盛の郎党の身を盾に、清盛へ京に留まるように命じる。そんな時、源義朝(玉木宏)が清盛を見かけて呼び止め、競(くら)べ馬の勝負を申し出る。しかし清盛は相手にせず去っていく。
その頃、院を警護する「北面の武士」の役職に義朝を取り立ててもらおうと、源為義(小日向文世)は折々に宮中に参内して藤原家成(佐藤二朗)らに願い出ていた。一方で鳥羽上皇(三上博史)は白河法皇と関係の深かった忠盛とその子・清盛が自分に忠誠を誓っているか不審に思っていた。そこでその忠誠心を試すために、清盛を北面の武士に取り立てることにする。忠盛は帰ってその旨を清盛に伝えるが、当然のように拒否する。そして反対に為義・義朝らは清盛が北面の武士に取り立てられることで源氏の入る隙は無い事を知らされて落胆する。

ある時、清盛は捕らえられたままの郎党を助けるために検非違使の牢を破って助け出す。自由の身になって街をうろつく郎党たちだったが、すぐに検非違使に見つけられてしまう。郎党たちが逃げた先には運悪く鳥羽上皇の御輿と守護行列が立ちはだかり、敢え無く捕らえられてしまう。それを助けようとする清盛だったが、鱸丸が必死に押し止めた。
平氏の屋敷では牢破りになんとしても清盛が関与していないと隠し通すように一族で意見をまとめた。清盛の乳父である盛康は清盛が騒ぎを起こすたびに平伏すばかりだったが、今度ばかりは自害も已む無しと悲嘆に暮れるところを引き止められる。ここへ来てようやく清盛は自らの振る舞いの無責任さを自覚させられる。義朝に「甘やかされた御曹司」と言い捨てられた事が真実だったと気づくのだった。忠盛の弟・忠正(豊原功補)は清盛に平氏と縁を切れと言い寄るが、忠盛はそれを認めなかった。
居たたまれない思いでその場を飛び出した清盛は加茂の川原で修練をする義朝に競べ馬を申し出る。最初は拒否する義朝だったが、熱意に押されて勝負を受ける事になる。定められた地点まで馬を繰り出す勝負に、清盛はたどり着かず途中で落馬してしまう。己の無力を嘆き叫ぶ清盛だったが、義朝はそんな清盛を目標にこれまで鍛錬してきたのだと告白する。かつて白河法皇の御前で舞を舞った清盛に興味を抱き、追い越そうと努力してきたと告げる。そして武士は犬などではなく、武士の守護無くして貴族はありえないとする考えを口にする。その言葉は清盛に大きな衝撃を与えた。かくて、清盛は北面の武士として鳥羽上皇の御前に出ることとなる。

<第4回みどころ>
平氏内での人間関係から、宮中内との関係も混じってどんどん清盛の世界が広がっていく様子が描かれる。清盛に対する忠盛の想い、平氏の血を引かないのに嫡男である清盛とその他一族の関係、そして源氏一族との対立。清盛個人の葛藤から、一族を背負って立つ運命を自覚するまでの道のりの入り口へと差し掛かる回となる。

大河ドラマ「平清盛」第4回は29日(日)、総合よる8時から、BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第3回「源平の御曹司」のオンデマンド配信は2月5日まで210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中。また、第3話は見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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