石田衣良も絶賛!ジャニーズ・NEWSの加藤シゲアキ文壇デビュー作「ピンクとグレー」PR動画公開中!
この本はジャニーズのアイドルが書いたものではない!「美丘」や「池袋ウエストゲートパーク」などの人気作家の石田衣良をしてこう言わしめた、ジャニーズのアイドルグループNEWSのメンバー加藤シゲキの小説「ピンクとグレー」が、先月1月28日発売され、公式サイトでは29日よりPR動画が公開されている。
この小説は、芸能界を舞台に、友情、嫉妬、羨望がリアルに描かれた話題の一作。
大阪から横浜へ越してきた小学生の河田大貴は、同じマンションで同い年の鈴木真吾と出会い親友になる。高校生になった二人は、バイト替わりの芸能生活をスタートさせる。やがて、大学に進学した二人は同居生活を始めるが、真吾がスターダムをかけ上がっていく一方で、エキストラから抜け出せない河田。やがて二人は決裂…。二度と出会うことのない人生を送るはずだった二人が再びめぐり逢ったとき、運命の歯車がまわりだす…。
芸能界の裏事情なども盛り込まれ、業界好きにはたまらない内容。これを現在進行形の人気アイドルが描いただけに、等身大のリアルなアイドル事情が見られるはず。しかし、本作を読み始めるとそんな考えは吹き飛んでしまう。今を生きる青年たちの生きざまが紙面からリアルに伝わってくるのだ。そこで思い出されたのが冒頭の人気作家の石田衣良の書評。「この本はジャニーズの誰かが描いた芸能界の裏事情ではなく、才能ある一人の青年が全力で描いた“リアル”だ」。
加藤は2003年9月にジャニーズグループ「NEWS」のメンバーとしてデビューし、「金八先生」第6、7シリーズや「パパとムスメの7日間」、「華和家の四姉妹」などに出演。2010年には「トラブルマン」主演を果たし、バラエティー番組やラジオでも活躍し知名度を高めてきた。
過去に同じ事務所のV6の井ノ原快彦の話をもとにした映画「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」(主演:嵐)があったが、ジャニーズアイドルの本格的な文壇デビューはこれが初めて。
近年、ジャニーズのアイドルたちは、これまでの歌、ドラマ、映画、舞台と以外にも様々なジャンルに頭角を現している。そのひとつに嵐・櫻井翔を筆頭に、KAT-TUN・亀梨和也、そして加藤と同じNEWSのメンバーである小山慶一郎らがキャスターという世界で活躍している。
今回の加藤の文壇デビューも、こうした先輩・仲間たちの活躍に大いに影響されたのは間違いないだろう。
しかし、加藤は、小説家を目指した理由を、小山がキャスターをつとめる「NEWS every」に出演した際、「プライベートでも仲の良い嵐・大野の個展に感動し、その個展が嵐に良い形で影響を与えたと感じ、自分もグループのために何かしたかった」と、語っていた。
NEWSは、昨年10月、中心的なメンバーであった山下智久と錦戸亮が脱退し、加藤、小山、手越祐也、増田貴久の四人での活動続行を発表している。まだ具体的な活動は行ってないものの、手越、増田のユニット「テゴマス」はアルバムの発売やコンサートを精力的に行い、小山もキャスターとしての活躍している。そんな中で、「グループのために何かしたかった」と語ったシゲの思いが、「ピンクとグレー」という1冊の小説を描き上げたのだろう。もちろん、青山学院大学法学部卒業の秀才・加藤だからこそのなせる業。
そんな思いは、ファンにも届いただろう。小説は発売前から増刷が決定し、たちまち10万部突破した。
今はNEWSのメンバーは、一人一人が持つ色を多方面で発揮し、地盤固めを行っている時期。しっかりと根を伸ばした“絶望的に素晴らしい”NEWSの面々が、大きな花を咲かせる日はそう遠くないかもしれない。
「アイドルが描いた小説だから」という理由ではなく、芸能界に住む若者たちの群像劇として読み応えたっぷりの作品小説「ピンクとグレー」!NEWSファン以外の方にも、ぜひ手に取ってほしい一作だ。作品の世界観を紹介するPR動画が、公式サイトで視聴できる。
「ピンクとグレー」