清盛の初陣、義朝の東国武者修行でそれぞれが運命の出会い…大河ドラマ「平清盛」第6回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年02月11日10時40分ドラマ

2月12日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第6回「西海の海賊王」を放送、海賊との戦闘で清盛(松山ケンイチ)は乳父の康盛(佐戸井けん太)を負傷させて責任を感じ、一人海へ向かう。一方、東国に武者修行に出た源義朝(玉木宏)は熱田大宮司の娘・由良姫(田中麗奈)と巡りあう。その頃朝廷では得子(なりこ=松雪泰子)が鳥羽上皇(三上博史)の子を身ごもり、権勢の行方に新たな動きが出る。

■第5回「海賊討伐」
長承2年(1133)、忠盛に新たな子・平五郎が誕生して平氏一門は喜びに包まれる。母・宗子(和久井映見)に差し出された平五郎を不器用に抱き上げた清盛は生命の力強さを感じる。ある日御所を警備していた清盛は義朝と偶然出会い、またもや些細な事からいさかいを始めてしまう。その場に居合わせた佐藤義清(藤木直人)は2人を自らの館に招く。全く異なる気質を持つ三人はどのように生きたいかという話になり、義清は「美しく生きる」、義朝は「強さを磨く」と目標を掲げる。自分の番が来た清盛は「おもしろく生きたい」と力を込めて語るものの、ふざけていると思った義朝とまた揉めてしまうのだった。
その頃朝廷では、藤原長実(国広富之)が娘・得子を崇徳帝(井浦新)へ入内させたいと璋子(壇れい)に願い出ていた。得子の話をとりなすために鳥羽上皇を尋ねた璋子は、生来の無邪気さから故・白河法皇の思い出を語り鳥羽上皇を激昂させる。怒りのあまり嵐の屋外に転がり出た鳥羽上皇は得子と見かけ、勢いで得子に手を出してしまう。鳥羽上皇は得子に入内を諦めるように言うが、上皇の側に居させてほしいと申し出る。かくて得子は鳥羽上皇の后(きさき)として朝廷での居場所を確保する。
時の世では、瀬戸内海を荒らす海賊の存在が問題となっており、藤原忠実(國村隼)たち貴族は会議を始めたが自らの立場ばかりを考えた話し合いは一向に進まない。ご意見番として呼ばれた高階通憲(阿部サダヲ)は厳しく貴族たちを批判するが馬耳東風でしかなかった。

鳥羽上皇の命令により、海賊討伐は平氏に任されることになる。忠盛は清盛に従軍を命じる一方で、家盛(大東駿介)には京での留守番を命じる。それを気に入らない忠正(豊原功補)が海での戦いに助言をした鱸丸(上川隆也)の態度を批難、そこから忠正と清盛は衝突してしまう。忠盛が出陣の準備を一喝してその場を収めたがその場に残った忠正は清盛への複雑な胸中を語り、清盛もそれを黙って聞く以外には無かった。
忠正の言葉に思い悩む清盛は、どこかから聞こえる声に気づく。それは荷台に潜んでいた通憲だった。西海の様子が知りたくてついて来たという通憲は、清盛が背負う運命が禍となるか宝となるかは自分次第という言葉を投げかけられる。
いよいよ安芸の海に到着した平氏たちは、荷物を積んだと見せかけてそれぞれが筵(むしろ)の下で船中に潜んでいた。やがてどこからか鐘と太鼓の音が響いてくると、そこには巨大な帆を張った海賊船が現れた。

<第6回みどころ>
今回、西海の海賊王として登場するのは加藤浩次。今や司会者として幅広い層に大人気の加藤が久々の役者を務める。阿部サダヲの演じる通憲の持つユーモラスさが和ませる場面も楽しみだ。一方、朝廷では得子が徐々に影響力を身につけてくることで、何の気苦労も無く過ごしていた璋子の運命にも陰りが見え始める。そして東国へ旅立った義朝はどんな日々を過ごすのか。各キャラクターの転機は見逃せない。

大河ドラマ「平清盛」第6回は12日(日)、総合よる8時から、BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第5回「海賊討伐」のオンデマンド配信は2月19日まで210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中。また、第1話は見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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