二つの勅令!サン、無謀な戦いの前に絶体絶命…「イ・サン」41話見どころと予告動画-NHK
サンへの譲位を宣布する直前、英祖(ヨンジョ)が倒れて意識を失う!政務会議のために王を迎えに行ったチェ・ジェゴンが見つけ、英祖は脳梗塞と診断され、意識なく眠り続けた…番組サイトでは前2話分のダイジェスト映像と、第41話の予告動画が公開されている。
(c)2007-8 MBC王の不在が続けば混乱が起きると考えたサンは、英祖と亡父の意志に沿うべく、重臣たちを集めて英祖が内密に譲位の命を下していたことを告げる。だがそこに貞純(チョンスン)王妃が現れ、数日前に英祖がサンの廃位を命じる宣旨を下したと指摘。二つの勅令に戸惑う重臣たち。しかし貞純には宣旨という物証があるのに対し、サンには何もない。サンへの譲位の件は、老論派からの妨害を避けるためこっそりと行っていたため、証人も証拠もなかった。ここに来て秘密裏に動いたことがあだとなってしまった。しかしサンはひるまず、英祖の真意は目覚めればわかることだと一歩も譲らず対立する。
この後、こん睡状態の英祖の手を握り、決して敵に負けないと誓うサンの姿をお見逃しなく。
一方貞純は、サンを廃位する宣旨を明日施行すると宣言し、その裏でサンの暗殺を計画し、軍の完全掌握にかかる。39話で老論派の中心的人物のチェ・ソクチュが禁衛営以外の軍は全て労論派が抱きこんでいると英祖に明かしたが、貞純はこの禁衛営までも掌握した。その強引なやり口は40話で見たとおりだ。
朝廷の軍隊は「五軍営」という組織の下に5つの軍隊があった。元々朝鮮の中央の最高軍事機関“五衛”だったが、「壬辰倭乱」ののちに改変して、訓錬都監(フンリョントガム:훈련도감)、御営庁(オヨンチョン:어영청)、摠戎庁(チョンユンチョン:총융청)、守禦庁(スオチョン:수어청)、禁衛営(クミヨン:금위영)の5つの軍営を増強し、「五軍営」と呼んだ。禁衛営は宮殿を守る軍営で、別に王直轄で王を守る親衛隊の禁軍がある。貞純はこの親衛隊までを掌握するため、キム・ギジュに親衛隊の隊長に近づくように指示する。サンもまた隊長に協力を求める。隊長は、英祖が思悼世子の墓参りにも同行し、英祖の真意を知る数少ない人物だった。
果たして、親衛隊の隊長はどちらにつくのか、サンか?貞純か?その答えは、禁衛営にサンを攻撃させようとする作戦ではっきりする。
貞純はすべての軍に「サンが王位を奪おうとしている」という密書を送りつけ、2万を超える軍でサンを攻撃する準備をする。このことを知ったサンは、平安道に支援軍の要請をし、支援軍が到着するまで800人の兵士で2万人の軍隊を迎え撃つことにする。
ところが、800名の兵士の中から死を恐れた親衛隊の兵士の一部が離脱してしまい、これを好機と睨んだ貞純たちが、サンを逮捕しようと打って出る。そのとき、信じられない奇跡が起きる…。
今回、死を覚悟したサンやテスが、それぞれ妻のヒョイやソンヨンに別れを告げるシーンがある。今回はテスの別れのシーンが素晴らしいので紹介しよう。テスは、結局ソンヨンに会うことはせず、離れたところから心の声でソンヨンに別れを告げる。「王世孫は、命がけで守りたい方だけど、ソンヨン、お前は死んでからもずっと守りたい人だ」、なんと素晴らしい言葉だろうか。女冥利に尽きる!ぜひとも劇中のテスの声でお聞きいただきたい。
「イ・サン」第41話は、2月26日夜11時から。予告動画と前2回のダイジェスト映像
は番組サイトで公開。
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