3月10日、NHK・Eテレの「グレーテルのかまど」は「羽海野チカのラムネ」を放送、「ハチミツとクローバー」で大好評を博した漫画家の最新作に登場するキーアイテム・ラムネ作りに挑戦する。ラムネと言えば買うものというイメージが強いが、実は自宅でも手軽に作れるお菓子である。瀬戸康史が作る春らしいラムネに注目だ。

羽海野チカは「ハチミツとクローバー」がデビュー作ながら初連載という大型新人で、その作品が2003年には第27回講談社漫画賞少女部門を受賞、そして2005年にはアニメ化、2006年に映画化、2008年にドラマ化という一大ヒット作に成長した。羽海野はデビュー前にはサンリオに就職後独立、キャラクターデザインなどを手掛けた実績を積んだ後に念願の漫画家に転身したという気鋭の漫画家だ。
今回はそんな羽海野の最新作「3月のライオン」に登場するラムネにクローズアップする。現在「ヤングアニマル」（白泉社）で連載中のこの作品は2007年にスタート、東京の下町に住む若きプロ棋士と3姉妹の交流を描いた物語だ。家族をなくした主人公・桐山零が初めて友人を作るという印象的なシーンのキーアイテムとして登場するのがラムネである。毎回、テーマに沿ったメニューを瀬戸が必ず手作りするのがこの番組の慣わしだが、今回も可愛い桜の押し型を使ってラムネ作りにチャレンジする。ラムネはクエン酸にコーンスターチなどを加えて加えて作るもので、刃物を使わないために子どもと一緒に作るのにも適したお菓子だ。手作りお菓子としてはあまりポピュラーでない一品だけに、そのレシピを知っておくとお菓子作りの知識もより深まっていきそうだ。
ラムネに込められた主人公、そして作者の想いを羽海野本人へのインタビューも交えて探る内容に、常連のスイーツマニアはもちろん羽海野ファンにも必見の回となる。

「グレーテルのかまど」は10日（土）よる9時30分から放送。番組予告動画はNHKテレマップMOVIEで視聴出来る。


グレーテルのかまど　羽海野チカのラムネ

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