崇徳の譲位、平氏一門動乱の最中倒れる明子に清盛は…大河ドラマ「平清盛」第11回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年03月17日09時18分ドラマ

3月18日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第11回「もののけの涙」を放送、得子(なりこ=松雪泰子)の権力は増し、ついに崇徳(井浦新)を譲位させて我が子を帝位につける事で更なる政争が勃発する。平氏一門では朝廷との関係をどうするかで紛糾する中、清盛(松山ケンイチ)の妻・明子(加藤あい)が高熱で倒れてしまう。

■第10回「義清散る」
朝廷では、得子が我が子・を躰仁(なりひと)を次の帝にさせるために画策する。藤原摂関家の忠道(堀部圭亮)の娘・聖子(大谷栄子)は崇徳天皇の中宮であったが、子を成していなかった。そこへ目をつけた得子は、忠通に躰仁を養子にしないかと持ちかける。忠通もそれを受け入れ、かくて躰仁は東宮の座につくこととなる。雅仁親王(松田翔太)は御所ですれ違った得子を挑発するが、得子は負けじと雅仁も白河院との子であるのではと揶揄する。それを聞いていた璋子(たまこ=壇れい)は逆上し、得子に発言を撤回せよと詰め寄る事態に発展する。
これまで感情を表に出す事のなかった璋子の取り乱しようは義清(藤木直人)の耳にも伝わり、璋子へ想いの募る義清は璋子に会いに行く。ところが璋子は鳥羽院(三上博史)の愛する水仙の花を見つけて喜び、璋子の気持ちが鳥羽院にある事を知った義清は思い余って璋子の首を絞めようとする。騒ぎを聞きつけて飛び込んできた清盛は義清を引き剥がし、堀河局(りょう)の計らいで義清は逃れるが、それを藤原頼長(山本耕史)が目撃していたのだった。
後日、義清は鳥羽院の前で頼長に呼び出され、先の璋子への狼藉について詰問された。義清が頼長に呼び出されたことはすぐ清盛の耳に入り、清盛はすぐさま璋子に会いに出向き、騒動は自分の仕業だと証言してくれと頼み込む。義清は頼長の問いにも嘘はつかずにいたが、鳥羽院は義清を咎めることなく放免するという。不審がる頼長に対し、鳥羽院はそこへ現れた璋子に向かい、璋子がどんな行いをしようとも自分の心は何も感じないと言い放ってその場を去る。璋子への想いが余って憎しみに転じた故の言葉だった。
この一件で己の内にある醜さに絶望した義清は出家することを決める。清盛は殴りかかって義清を止めようとするが、たった一人の友人である清盛に見ていてほしいと義清は自ら刀で断髪する。文武に優れて朝廷に名を馳せた義清は、ついに仏門へ下るのだった。

<第11回みどころ>
譲位に追いやられた崇徳は兄から弟に譲位したと見なされ、院政を行えずに完全に政治の場から遠ざけられてしまう。鬱屈した崇徳の恨みはどこへ向かうのか。朝廷の政争に対し清盛がどういった立場を取るのかといった場面と同時に、明子の危篤という局面での清盛の行動にも目が離せない。

大河ドラマ「平清盛」第11回は18日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第10回「義清散る」のオンデマンド配信購入期限は3月25日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中。また、第1話は見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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