「善徳女王」第45話あらす:最後の戦いに義を無くしたミシルの乱
「善徳女王」第45話では、これまで身内にさえも義を通してきたミシルだったが、今回ばかりは違った…王妃になるというみすぼらしい夢に人生のほとんどを費やしたミシルには大義を貫いてゆっくりと戦う時間がなかったのだ。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。
ミシルは、ヨルソン閣でセジョンが刺された件で、ユシンとヨンチュンなどの大等を反乱の容疑に問い、トンマンを政変の首謀者に仕立て上げた…このミシルらしからぬ戦いぶりに、花郎徒たちは首をかしげた。それをほんの数秒でうまく表現している場面が45話後半、ユシンが逃げる場面で見られる。ヨンチュン公の死を覚悟の抵抗でどうにかユシンだけは逃げ出すことに成功したが、すぐに花郎に見つかってしまう。しかし花郎は黙ってユシンを見逃してくれた。これこそ、花郎たちが今回のミシルの戦いに首をかしげた証拠だ。
チュクパンとコドの活躍で救出されたトンマンだったが、宮中はすでにミシルの手の中。トンマンたちは宮殿から抜け出すことができず花郎たちに取り囲まれてしまう。ここでユシンが格好よく登場する。長い旗の棒を使ってひらりとトンマンのそばに舞い降りる。しかし、いくら強いユシンといえども、多勢に無勢では適わない。と、そこに颯爽と現れたのがピダムだ!「どこに行ってたのよ!」とでも言うような目で「ピダム」と呼びかけるトンマン。「遅くなりました、王女様」と応えるピダム。ほんの一瞬の2人のアイコンタクトを見逃すことのないように。
ここは一大アクションをじっくりと楽しもう。そしてユシンはトンマンを逃がそうと、自分一人が宮殿に残り門を閉めようとする。ユシンを残して逃げることができないトンマン、そのトンマンを無理に馬に乗せるピダム。三者三様の辛い胸のうちをじっくり見届けよう。
◇YouTube「善徳女王」予告動画
【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】