【4月新ドラマ】市原隼人が時代劇初主演 手塚治虫原作「陽だまりの樹」予告動画-NHK

2012年04月02日08時30分ドラマ

4月6日、NHKのBSプレミアムでBS時代劇「陽だまりの樹」を放送、市原隼人と成宮寛貴の出演で幕末を背景にした武士の生き様と友情の物語が描かれる。同作は手塚治虫の同名コミックが原作で、手塚の曽祖父を登場人物に置いた作品として手塚ファンにも愛読されている。

市原演じる主人公の伊武谷万二郎は、優れた剣豪として知られる幕府方の武士。世渡りは下手でも義を重んじ、変わりゆく時代の中で最後まで徳川幕府に忠誠を尽くす。成宮演じる手塚良庵が手塚治虫の曽祖父に当たる人物で、大阪で西洋医学を学んだ蘭学医。真面目で一本気な万二郎と対照的な性格で、女にだらしない遊び人ながらも患者のためには心血を注ぐ情に厚い医師である。万二郎は、当初は反発するものの次第に良庵と友情を築き、終生の友として関わるようになる。
ドラマでは万二郎が主人公ながらも、良庵が物語の語り手も務めるためにセリフの量は市原よりも成宮が圧倒的に多い。この事について成宮は初回完成試写会の席で「説明セリフがほとんど僕。万次郎は“そうか”とかしかなくて…。でも、物語を進めていくには説明していくことも絶対に必要。俳優としていろいろな引き出しを持ってないとダメなんだなと感じた」と意気込みを語っている。これまで数々の映画で主演を務めてきた市原だが、時代劇はこれが初めての出演となる。初めての所作や殺陣に挑戦しつつも「毎日が発見ですごく楽しい。見ている方が気持ちよくなれるよう努力します」と楽しんで撮影に取り組んでいるコメントを寄せている。そんな市原を成宮は「すごくまじめ。声もデカイですし、いきなり突拍子もないことを本番前に言ったりする。一瞬わがままに見えるけど、それも一生懸命取り組んでいるからこそのこだわり。市原隼人という俳優、アーティストは“こだわりの男”」と絶賛し、現場でも良いコンビネーションが出来上がっている様子が伝わっていた。
その他出演者には西岡徳馬、池上季美子、笹野高史、古手川佑子、津川雅彦といった豪華ベテラン勢も揃った。時代に翻弄せざるを得ない人生の中で、変わらぬ友情を抱きつつ己の信義を貫く二人の若者を市原と成宮がどう演じるのか期待される。

BS時代劇「陽だまりの樹」は4月6日スタート、毎週金曜よる8時から全12回を放送。予告動画はドラマ公式サイト「予告動画」で視聴出来る。

陽だまりの樹|BS時代劇
NHKオンデマンド 陽だまりの樹

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