弟・家盛の反逆、操る藤原頼長の陰謀…大河ドラマ「平清盛」第14回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年04月08日08時31分ドラマ

4月8日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第14回「家盛決起」を放送、これまで清盛(松山ケンイチ)を影となり支えてきた家盛(大東駿介)が反逆の狼煙を上げる。平氏のために自らを犠牲にしてきた家盛は清盛について悩む母・宗子(和久井映見)の姿に心を痛め、自らが平氏の頭領となるべく清盛に宣言する。そしてその動きは清盛失墜を狙う藤原頼長(山本耕史)に利用されてしまう。

■第13回「祇園闘乱事件」あらすじ

1147年、清盛が祇園社(現在の八坂神社)に参詣した際に僧兵の中にいた兎丸(加藤浩次)の幼なじみが兎丸を侮辱したことから乱闘に発展、ご神域を血で穢したとして比叡山は朝廷に激しい抗議を行う。忠盛(中井貴一)は盛国(上川隆也)らを朝廷に差し出すが、それでは納得しない比叡山の僧たちは忠盛と清盛の流罪を求めて更なる強訴に出る。この騒ぎの鎮圧には皮肉な事に源氏が当てられた。僧兵たちの意のままにさせないと立ちはだかる源義朝(玉木宏)だったが、神輿(しんよ)を盾に迫る僧兵たちに手を焼いていた。そこへ一本の矢が放たれ、神輿に突き刺さる。予想外のことに僧兵たちの勢いは崩れる。
神の力が信じられていたこの時代にあってはならない出来事として、この事は大きな波紋を呼んだ。平氏一門が集った席でも家盛はわざと射た訳ではないと清盛を庇うが、清盛は神輿などただの箱であると断じてわざと射たと宣言する。忠盛の弟・忠正(豊原功補)は清盛が禍の元だと色を失うが、身重の時子(深田恭子)の前での失言を宗子に咎められる。どよめく一門の前で忠盛は清盛を打ち据え、自ら検非違使に申し出て軟禁状態の身となる。朝廷では平氏を失脚させる好機として忠盛・清盛の流罪を主張する摂関家の頼長(山本耕史)と、平氏の武力が消失する事による痛手を懸念する信西(阿部サダヲ)らで対立する。双方の申し出に鳥羽院(三上博史)は答えを出せずにいる。
謹慎中の忠盛に着替えを差し入れようと宗子が準備している時、忠盛の荷の中から布で大事に包まれた鹿の角を見つける。それは清盛の母・舞子の遺品だった。忠盛に着替えが届けられる一方で、時子は清盛に双六しか差し入れなかった。忠盛は清盛と双六をさしながら、舞子との思い出を語った。かつて陰陽師の言葉にも揺るがず赤子の清盛を白河院(伊東四朗)から守りきった舞子の姿を、神輿に毅然と矢を放った清盛に重ねる忠盛は、清盛こそが平氏と引いては後の世に必要だと説く。そんな二人の前に、清盛の言を直接聞くべく鳥羽院が現れる。鳥羽院にも臆すことなくわざと神輿を射たと清盛は宣言する。白河院の亡き後もその存在に心迷う鳥羽院は、清盛に自分を神輿のように射てみよと命じる。清盛は静かに鳥羽院の胸目掛けて矢を放つ仕草をする。それが鳥羽院の心を晴らす契機となり、忠盛と清盛は流罪を免れることとなる。軽い沙汰に一門は喜ぶが、宗子は舞子を未だに思う忠盛とその子・清盛に複雑な想いがある事を漏らす。
そんな中時子は無事に男児を出産し、無事に屋敷に戻った清盛は息子・清三郎の顔を見ることができた。そこへ家盛が清盛を訪ねてきた。弟の来訪を喜んで出迎える清盛だったが、母の苦悩を知り抑えていた何かが途切れた家盛は自らが平氏の頭領になるべきであると清盛に宣言するのだった。

<第14回みどころ>
これまで兄を慕い、思うままに振舞う清盛と反対に自らを抑えて平氏のために生きてきた家盛がついに反目する。家盛の意志はその純粋さと裏腹に政略の手駒にされてしまい、ついには自らを破滅に追いやる悲劇への過程を見届けたい。

大河ドラマ「平清盛」第14回は8日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第13回「祇園闘乱事件」のオンデマンド配信購入期限は4月15日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中。また、第1話は見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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