家盛の死に沈む清盛、乱れる平氏一門の足並み…大河ドラマ「平清盛」第15回予告動画と前回のあらすじ-NHK
4月15日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第15回「嵐の中の一門」を放送、家盛(大東駿介)が跡継ぎとなることを決め清盛(松山ケンイチ)もそれを認めたものの、家盛が突然不慮の死を遂げたことで一門の結束にも乱れが生じる。結果として平氏の後継者と定まった清盛の心は晴れることはなかった。
■ 「家盛決起」
清盛邸を訪れた家盛は兄に自らが平氏の跡継ぎとなるべきだと宣言し、清盛は驚きつつもその真意を測れないでいた。そして加茂の祭の季節となり、奉納の舞を稽古していた清盛だったが、先の騒ぎがあり相応しくないとして、舞を奉納するのは家盛が務める事に決められた。それを受け、家盛は意気揚々と舞の稽古に励み、母・宗子(和久井映見)もそれを助けた。
一方源氏では、今日に戻った義朝(玉木宏)とその父・為義(小日向文世)の間で意見が対立していた。これまでの源氏に倣い藤原摂関家に使えるべきと主張する為義に対して、鳥羽院に務める身である義朝はそれを承諾しかねていた。時勢を見るためにも父の言う頼長(山本耕史)の警護につくのは妥当とする由良(田中麗奈)とも口論になってしまう。
加茂の祭で家盛は無事に舞を納めたが、その存在に頼長は目をつけ平氏を失墜させる好機と見る。祭の後に平氏の館で行われた祝宴に、頼長から家盛の舞を褒め称え自邸に招きたいという知らせが届き、藤原摂関家からも声の掛かる家盛に一門の期待はますます高まる。そんな雰囲気が面白くない清盛は市場をふらつくが、そこで同じく不機嫌な義朝と出くわす。互いの愚痴を聞き、共に頼長が気に入らないという点で珍しく気があった2人だが、そこへ咲け売りの少女(武井咲)が現れる。その美しさに目を見張る義朝は、少女から酒を買い入れる。その娘こそが後に源義経の母となる常盤であった。
その頃、頼長の屋敷に向かった家盛は、頼長に酒を勧められていた。家盛こそが平氏の跡目であるとそそのかす頼長は家盛の手を取り、押し倒しながら決起することを口説くのだった。家盛と頼長は逢瀬を重ね、家盛は徐々に自らが平氏の跡継ぎとなる意志を固めていく。
平氏の跡継ぎとしての役目を殆ど家盛に奪われて無聊の日を送っていた清盛は、妻・時子(深田恭子)に跡継ぎなどにこだわるなと言われてしまう。そんな折、平氏一門が集った座で忠正(豊原功補)は忠盛(中井貴一)に家盛を跡継ぎと定めるべきと進言、家盛も自らこそが後継者であるべきと主張する。忠正らに迫られても一向に口を開かない忠盛に痺れを切らした清盛は、跡継ぎになどならないと言い捨てて飛び出してしまう。
一門の意見が家盛が跡継ぎと定まったという雰囲気になり、意気揚々と頼長に面会にいった家盛は、そこで頼長に利用されていたことを知る。家盛には頭領としての器量があったわけでなく、清盛より御しやすいからだったと告げられ始めて頼長に利用されていたことに気づく。
そこへ熊野詣りをする鳥羽院の警護を平氏から出す事になり、同行を許されなかった清盛の代わりに家盛が当たることになる。敬語出発の前、家盛は宗子に自分は頭領になりたかったのではなく、ただ母の笑顔を見たかったと胸のうちを明かされる。そこで宗子は自分が清盛に対して抱く葛藤が家盛を追い詰めていたことに気づかされる。
そして無事に熊野参詣の警護を終えた帰り道、家盛は清盛を慕って遊んだ幼少期のことを思い出しながら馬を勧めていたが不意に意識が昏倒、落馬してしまう。
<第15話みどころ>
家盛の死は長い間平氏の間にくすぶる影響を与える。気持ちを切り替えて清盛を後継者として次に進もうとする忠盛と、それに合わせることのできない清盛が対立する場面は迫真の演技がぶつかり合う。また、苛烈な気性で「悪左府」と呼ばれた頼長と忠盛の対決シーンも同じく期待でき、見せ場の多い回となる。
大河ドラマ「平清盛」第15回は15日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第14回「家盛決起」のオンデマンド配信購入期限は4月22日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。
大河ドラマ「平清盛」
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