患者の身の上から蘇る峯太郎の辛い過去…ドラマ「クレオパトラな女たち」第2話予告動画と前回のあらすじ-日テレ
4月25日、日本テレビ系のドラマ「クレオパトラな女たち」は第2話を放送、美容外科医として一歩を踏み出した峯太郎(佐藤隆太)は8歳の少女までも二重整形を訴える実情に出くわす。美容整形否定派の峯太郎が嫌々ながらもクリニックで施術の助手を務める日々は、これまでの峯太郎の価値観を覆すことばかりだった。ある日峯太郎は乳房再建手術の助手を担当する事から一人の患者と語る機会を得る。そこから峯太郎は、自らが置かれている現在につながる悲しい記憶を思い出すのだった。
■第1話あらすじ
都内にある美容整形専門のビューティー・サージャリー・クリニック(BSC)。一人の男性が自転車に乗って通勤してくる。彼は岸峯太郎、32歳。これまで勤務していた大学病院を辞してBSCに務める初日だった。スタッフから地下にある有料駐輪場を勧められるのを辞して自転車を折りたたんで持ち込む峯太郎。現れるスタッフは全て女性ばかり。看護婦の岸谷(北乃きい)は自分と姓が似ているからという事で勝手に「峯先生」と呼び始める。峯太郎は豊胸手術が専門の院長・湯川マリ(余貴美子)と優れた腕を持つ医師・市井睦(稲盛いずみ)と対面する。市井はマリに峯太郎の指導をするよう言い渡される。
クリニックが開き、患者たちが次々に訪れる。美容整形を次々と繰り返す常連患者、豊胸を希望する女性。健康な体にメスを入れることに抵抗のある峯太郎には到底受け入れられないことばかりだった。そこへ顔のホクロ除去を希望する患者が訪れ、市井は峯太郎に担当を任せる。血液検査の結果の後に手術を行うと言う峯太郎に対し、患者は今すぐ手術をして欲しいと言い張る。峯太郎は老婆心からほくろの除去は必要ないのではないか、他の病院でやれば保険が利くことなどを説明する。しかし患者は高額でもいいからとって欲しいと言い張り、すぐ手術できないと分かると死んでやるといって診察室を飛び出してしまった。岸谷はどうせ死なないと相手にせず、その態度に憤慨する峯太郎だったが、岸谷から自分の手首にあるリストカット跡を見せられて口をつぐんでしまう。
美容整形に対して否定的な表情をあからさまにする峯太郎に、市井は「美容整形は生きるモチベーションを上げる医療」だと言い、マリは「顔をいじることは命のやり取りそのもの」と主張する。女性ばかりの環境で、無口な峯太郎はストレスが溜まる一方だった。二重手術、鼻のプロテーゼ挿入手術、脂肪吸引…これまで大学病院で経験したことのない手術ばかりが行われる。そんな中、丁寧な峯太郎の縫合は麻酔医の村松(宮地雅子)に褒められる。
疲れ果てて峯太郎が帰宅した部屋は、都庁に勤務する黒崎裕(綾野剛)の部屋だった。裕の部屋に居候させてもらっている峯太郎は、月110万円の手取りのうち100万円を返済に充て、残りの10万で生活することを裕に打ち明ける。そこへ峯太郎の父から電話がある。新しいクリニックに務め始めた峯太郎を案じる内容だったが、女のもとから電話する父親に峯太郎は怒りをぶつける。借金の原因を作ったのは、どうやらこの父親のようだった。
ある日、BSCに以前整形した顔を元に戻して欲しいと訴える女性が訪れた。夫に認められたくて美容整形を受けたその女性は、美しくなったあまりに浮気されるかもしれないという理由で夫から離婚されそうだと訴えていた。峯太郎は、女性に付き添っていた夫への説得を任される。峯太郎は夫から美容整形を完全否定する言葉を掛けられ、思わず市井から言われた言葉をそのまま繰り返す。そのうち、女性の気持ちを理解するために男性にも整形手術を勧めてしまう。それをきっかけに、男性も若返りの整形手術を受けることになる。自分でもよく分からないうちに勧めたその手術で、男性は若々しい容姿を手に入れた。術後の男性は、新しく生まれ変わったからこそやはり妻と離婚すると決意した。愕然とする峯太郎だったが、男性は峯太郎に感謝の握手を差し伸べた。複雑な思いで峯太郎はその手を握った。こうして峯太郎は美容外科医の一歩を踏み出した。
<第2話みどころ>
本意とは裏腹に美容整形の業界へ飛び込んだ峯太郎にとって、患者と接することは毎回自分の理念と向き合わされることだった。第2話のゲストである銀粉蝶は個性派女優として評価が高い。そして峯太郎を取り囲む裕や血液検査会社の富坂(三浦翔平)といった男性陣との関係も見逃せない。
「クレオパトラな女たち」は25日(水)よる10時から放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。
クレオパトラな女たち|日本テレビ