交流重賞「第24回かしわ記念(JpnI)」枠順決定、当日生中継!

2012年04月29日18時20分スポーツ

交流重賞「第24回かしわ記念(JpnI)」(1600m、5月2日、船橋)の枠順が発表された。春のマイル王決定戦となるJpnIであり、前半戦を締めくくる「帝王賞(JpnI)」(2000m、大井)の前哨戦でもある。
出走馬13頭の内訳は、南関東6頭、JRA5頭、他地区2頭。かつての4強の2頭と絶好調馬がここに集結するという興味深い一戦になった。
船橋のフリオーソは、実質8か月半ぶりとなった2走前の「川崎記念(JpnI)」(2100m、川崎)で最強馬スマートファルコンに1.6秒差3着と粘りながら、続く前走の「ダイオライト記念(JpnII)」(2400m、船橋)では逃げたものの終始後ろからつつかれるという苦しい展開になり0.9秒差の5着に敗れた。それでも、ここは叩き3走目になるし、速いペースで逃げられるマイル戦なら話は変わってくるはず。4強の一角だった強さを見せてくれそう。
JRAのエスポワールシチーは、昨年10月の復帰以来、「マイルチャンピオンシップ南部杯(GI)」(1600m、東京)0.3秒差4着、「みやこステークス(GIII)」(1800m、京都)0.6秒差1着、「ジャパンカップダート(GI)」(1800m、阪神)0.3秒差3着、「平安ステークス(GIII)」(1800m、京都)0.2秒差2着、「フェブラリーステークス(GI)」(1600m、東京)0.6秒差5着と、GI、JpnIを5連勝したころの勢いはないものの安定している。フェブラリーステークスも、ハイペースを追走しながらよく粘った。やはり、4強の一角らしいレースができよう。
JRAのテスタマッタは、「東京大賞典(GI)」(2000m、大井)0.4秒差3着、「根岸ステークス(GIII)」(1400m、東京)0.2秒差3着と惜しいレースを続け、前走のフェブラリーステークスで0.3秒差1着と「ジャパンダートダービー(JpnI)」(2000m、大井)以来2年7か月ぶりのGI、JpnI制覇を達成した。昨年のフェブラリーステークスでも0.4秒差の2着になっているから、気性面で不安のないマイル戦は合っている。ここも、ハイペースになるようなら一発もありうる。
JRAのシルクフォーチュンは、根岸ステークス0.2秒差1着の勢いを駆ってフェブラリーステークスでも0.3秒差の2着まで追い込んだ。昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯でも0.1秒差の3着に惜敗しているように、短距離はもちろんのことマイルでも強い。前がやりあうようなら、テスタマッタ同様にフェブラリーステークスの再現がある。
JRAのランフォルセは、川崎記念が0.8秒差2着、ダイオライト記念が0.1秒差1着と、長い距離になって素質が開花したような印象もあるが、「エルムステークス(GIII)」(1700m、札幌)で0.1秒差で重賞を初制覇したように、1700m前後を中心に使われてきた馬。先行力もあり、前のフリオーソとエスポワールシチーを見ながら競馬できる強みもある。ここも、有力候補の1頭。
JRAのピイラニハイウェイは、1秒差以上での負けが6レース続いたものの、2走前の「佐賀記念(JpnIII)」(2000m、佐賀)0.2秒差1着と11レースぶりに快勝した。その余勢を駆ったダイオライト記念でも0.1秒差2着と強いところを見せた。1800m以上を主戦場としていた馬でマイルは短いが、今の勢いなら展開次第では上位に食い込める。

「かしわ記念」枠順
レース当日の生中継

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