紺野が再び末期がん患者の担当に…ドラマ「37歳で医者になった僕」予告動画と前回のあらすじ-KTV
5月1日、フジテレビ系で放送のドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」は第4話を放送、担当していた木島(甲本雅裕)が亡くなったショックを引きずったまま、紺野祐太(草なぎ剛)は末期の肝臓がん患者・羽山早苗(江波杏子)を担当する事となる。早苗は数年前に引退した大女優で、頻繁に見舞いに訪れる家族との関係は良好かに見えたが、紺野は違和感を感じる。一方、同じく研修医の下田(八乙女光)は自殺未遂を起こした香織(岡野真也)を担当する。
■第3話あらすじ
ある朝、ゴキブリを怖がる紺野の部屋で沢村瑞希(水川あさみ)が退治している時、葛城すず(ミムラ)の父・博昭(志賀廣太郎)が訪れた。最近体調がよくなって来たすずが働きたいという事についての相談だった。紺野は出勤すると担当の木島の病室へ向かった。木島の妻も娘も紺野に親近感を抱き良好な関係を築いていた。その日の昼、すずとランチを共にした紺野はすずの仕事復帰を止めるように説得していた。父親に何か言われたかというすずに、背後から二人の話を聞いていた沢村が手話ですずの父が紺野を訪ねていた事を知らせた。紺野は最後まですずの仕事復帰に反対してその場を去った。
その後、木島について新見(斎藤工)や医局長の中島(鈴木浩介)は末期のがんであることからホスピスの充実した病院へ転院させるという方針を打ち出した。治る見込みのない患者が長期で入院すると”ベッドが焦げ付く”と言われ経営上は好ましく無い事から転院させるのが東央病院の慣習だということを看護師長の相澤(真飛聖)から聞かされ、紺野は最期まで看取ってやるべきだと憤慨する。木島のことで頭がいっぱいの紺野は、すずからの相談メールにも残業を理由に断っていた。
翌日、新見は木島に既に手の施しようがなく余命は半年であると宣告し、ホスピスへの転院を説明した。新見の冷酷に見える説明に紺野は抗議するが、治らないものを治ると言う方が医者として無責任だという。そこで紺野は木島が患うすい臓がん治療に実績のある病院に片端から電話を掛ける。系列病院などを無視した紺野の無謀な行動に研修医一同は止めさせようとするが、沢村は自分の過去を思い出して複雑な心境になっていた。沢村はその日の帰り道、自分が卒業した帝都大学病院の先輩で膵がん治療を手掛ける医師を紺野に紹介するのだった。
内科のカンファレンスの日、膵がんの治療について紺野は新薬が開発されていることを報告し、それを使用した治療を行いたいと提案した。多くの医師が知らない新薬について、森下(田辺誠一)はこれまで10人中7人が助かるが3人は数週間で死亡しているという結果を知っていた。患者で人体実験をするのかと新見は批判したが、佐伯教授(松平健)は新薬の手配をするから患者に治療の説明をするようにと発言した。治る確率は7対3。もし亡くなる場合は数週間から最短で5日で死亡しており、木島は危険な賭けに迷っていた。木島は、紺野が治ると言ってくれたら薬を使ってもいいと答えた。それは万が一の時に紺野を責めたいからではなく、いい医者であると思った紺野に治ると言ってもらえば信じられると訴えるのだった。結局紺野は木島に治るとは答えられなかった。
木島が新薬の治療を受けない以上、木島は転院するしかなかった。森下は医者が治るとか治すとか言ってはいけないと厳しく紺野に言い渡す。今野は仕事帰り、すずに呼び出されてすずが子供に手話を教える手伝いをする児童館を訪れた。そこですずは改めて紺野に自分が働く事を応援して欲しいと頼んだ。紺野が応援するその言葉がすずにとってのお守りとなるという発言に、紺野は木島のことを考えていた。
翌日、紺野は再び木島の下へ向かった。その後、新薬のATP01を使った治療を木島が承諾したことが伝わった。医局では紺野が木島に対して治るからと言ったのではないかと憶測が広がっていた。その日から紺野は木島に付き添い新薬投与後の経過を見守っていた。医局に戻るとそこに居合わせた沢村は、自らの過去を語り始めた。沢村は母を13の時に肺がんで亡くしていた。沢村の母のがんが早期発見が出来なかったのは、最初に見てもらった街医者が誤診をして大丈夫と言ったのを鵜呑みにしたからだと語る沢村は、森下のように治ると軽々しく言ってはいけないという信念を吐露するのだった。
それから数日、紺野は泊り込みで木島の状態を見守った。治療の間、木島はもし自分が治ったら合コンをしてみたいと希望した。そこで紺野は早速看護婦に声を掛け、下田と谷口(桐山漣)も誘って4対4の合コンをセッティングした。経過は順調で、腫瘍はどんどん小さくなっていった。木島の容態が安定したのを確認した新見は、久々に帰って休むようにと紺野に伝えた。その帰り、木島に出会った紺野はまもなく退院だろうと告げる。木島は紺野の体調を案じ、また明日とあいさつしてわかれた。すっかり元気になった木島は、売店まで雑誌を買いに出る程に回復していた。しかしその直後、木島は吐血する。その場に居合わせた沢村が対応し、紺野にもすぐ連絡が入った。紺野が病院に到着した時、すでに木島は亡くなっていた。突発的な肺からの出血が死因だった。
事の次第を聞いた佐伯教授は、この件は紺野にとっていい薬になったのではと言い放つ。木島の娘は泣いて紺野を責めた。少女の姿を見て、沢村は過去の自分をだぶらせていた。そこへ木島の妻が、紺野へ宛てた遺書を手渡した。そこには紺野に対する感謝の言葉が綴られていた。紺野は遺書を手に、治ると言ってあげればよかったと後悔の言葉を口にした。紺野は木島に治ると言えなかったことを沢村に打ち明けた。投薬は木島が自発的に言い出したものだった。紺野は医者として失格だと承知した上で、お守りとして治ると言ってあげれば良かったと号泣するのだった。
<第4話みどころ>
今回は紺野と研修医仲間の下田が担当患者を前に新たな壁にぶつかる。患者への対応に意見をぶつけ合う紺野と下田、それを見守る沢村と谷口らの同期の関係が描かれる。往年の大女優をいう役柄の江波と草なぎの競演も大いに期待出来そうだ。
「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」は1日(火)よる10時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~|関西テレビ