名将関羽を配下にしたい曹操の策略…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第23~25話見どころと前回までのあらすじ-BSフジ

2012年05月02日10時18分ドラマ

5月2日、BSフジの中国時代劇「三国志Three Kingdoms」は第23話「関羽、三事を約す」を放送、徐州で曹操の罠にはまった関羽は捕虜となるが、その心は一貫して義兄・劉備の忠義にあふれていた。3日放送の24話、4日放送の25話までは天下の名将を我が物にしたい曹操と、劉備への忠義を貫きつつも礼節を以って帰還する事に尽力する関羽の攻防が描かれる。数多い武将の中でもトップクラスの人気を誇る関羽が大活躍するこの3話、三国志の中でも人気のエピソードが連続して登場する。

■第21話あらすじ
既に袁術討伐に向かった劉備を、曹操は張遼と許チョに命じて帰還して別の任に就くように連れ戻す。張遼は曹操の命を伝えるが、曹操に貸し与えられた5万もの兵を背後に控える劉備に手を出す事叶わず、2将軍は空しく帰還した。張遼と許チョを咎めなかった曹操は、劉備を派遣して良かったと考えを改め、劉備を殺すべきという程昱の意見を退ける。程昱は曹操への不満を荀彧に訴えるが、荀彧はその意見は間違いだと諭し、君主とは過ちを改めるが非を認めないものだと言い含める。
袁術軍を追い詰めた劉備は、袁術に自決をするよう促す書を送る。張飛はかつて袁術に兵糧を断たれた事を忘れたのかと食って掛かるが、劉備はそれを押しのけ趙雲を使いとして袁術に書簡を届ける。捕らえられて辱めを受けるよりは自死を選択させる劉備の慈悲の心に打たれた袁術はすぐさま自決を図り、かくて劉備は袁術討伐に成功した。更に劉備は徐州を袁紹から守るためとして曹操が貸し与えた5万の兵を引き連れていき、代わりに袁術の持っていた玉璽を朱霊と路昭の二将軍に預けて曹操の下へ返した。大義名分のもとまんまと劉備を徐州に居座らせることとなった曹操は激昂し、2人の将軍を処刑した。すぐに劉備を殺すように命じた曹操だったが時既に遅く、劉備は徐州牧を捕らえて入城を果たしていた。あまりの出来事の曹操は昏倒してしまうのだった。
曹操の息子である曹丕(そうひ)と曹植(そうしょく)は病に倒れて3日目の父を見舞っていた。侍医の吉平は曹操に30日は静養が必要だと説明した。その頃無事に徐州を制覇した劉備は、袁紹に密書を送り共に曹操を討つべしとしたためた。その頃袁紹軍では曹操を討つか和睦するかで軍師たちの意見が別れていた。袁紹は曹操討伐に意見を固めた。袁紹軍が出した檄文は曹操の祖父が宦官であることをあげつらって曹一族を辱める内容だった。しかし陳琳の書いた檄文の素晴らしさに感嘆した曹操は却って気概を持ち病から立ち直り、二人の息子たちが敵将に才及ばぬことを叱咤する。荀彧は袁紹の戦いには曹操に勝機があると見て交戦を支持、曹操も袁紹軍と戦うkとおを決断した。

その頃劉備の徐州奪還を董承から聞いて献帝は喜びに沸いた。董承は更に侍医である吉平に話を持ちかけ、曹操に毒を盛ることを企てた。とうとう吉平が曹操の薬に毒を盛ることを決意したその日、曹操はすぐさまそれを見破り吉平に拷問をかけた。その日、曹操は董承を酒の席に正体した。酒の席では拷問にかけられた吉平が連行されてきた。董承は自らの謀が漏れていることを悟った。

■第22話あらすじ
曹操毒殺の首謀者は董承である事を見抜いた曹操は、董承から献帝が書いた血の密旨を取り上げた。曹操はそれを持って献帝を訪れ、董承の娘である献帝の一人が企てたこととして殺害した。妃は身ごもっていたが献帝の目の前で絞殺される。自らの野望が妃を殺したことを献帝は思い知らされる。曹操は我が娘を皇后に据えるよう進言し、献帝もそれを承諾する他はなかった。かくて曹操は国父の座に就く事となる。
そして曹操は劉備を討つため徐州へ大軍を差し向ける。その頃劉備は、宮中で亡くなった妃と董承に弔いの香を捧げ、曹操軍を迎え撃つべく臨戦態勢にあった。ついに曹操と劉備は対面する。曹操はすぐさま城を明け渡すように劉備を説得するが、懐妊中の妃を殺害して娘を皇后にした非道を劉備は責め、ついに両軍は決戦となる。劉備は袁紹に援軍を送るよう、かつて陶謙の配下であった糜芳(びほう)を使者に送り、軍師の許攸はこれが好機と見て軍を進めるように進言する。しかし病に倒れた息子を案じ、息子を動かすことは出来ないと嘆くあまりに袁紹は出兵を認めなかった。許攸は愚かな君主に失望し、大声で袁紹を批判した。袁紹は許攸を棒叩き20回の刑を命じる。
その頃、下ヒを守る関羽は袁紹軍が出ないことを案じて曹操軍へ奇襲をかけるべきと主張する。しかし城から出てはならぬという劉備の命を守るべきだと反対される。その頃劉備は帰還した糜芳から袁紹が出陣しないことを聞かされる。劉備は判断を誤ったのだ。使いが無事に戻ったことから曹操軍も被害が大きいことを察し、一時退却していることを知る。劉備は曹操軍に夜襲をかけることを決断する。
一方、一時撤退していた曹操はあえて弱小兵のみを犠牲にして劉備が夜襲を仕掛けるのを待っていたのだった。こうして劉備は曹操の予想通りに夜襲を仕掛けて罠にはまり大敗を喫する。敗走する劉備は張飛や趙雲ともはぐれてしまう。曹操に到底叶わない自らの無力さを嘆き、劉備は崖から身を投げようとする。そこへ漢王朝のためにも命を絶つべきではないと声がかかる。国の柱石として生き延びるべきというその一軍の将こそは、袁紹を見限って城を出た許攸だった。

<第23~25話みどころ>
離散してしまった三兄弟、特に大敵・曹操のもとにある関羽がいかにして劉備と再開を果たすのか、物語の序盤でも大いに盛り上がる部分として三国志ファンでは外す事の出来ない場面と言えるだろう。大敗した劉備が袁紹と合流したものの、袁紹はどう動くのか。袁紹対曹操の戦いに加え、関羽を軸にした劉備周辺の人間ドラマが大いに盛り上がりを見せる。


「三国志Three Kingdoms」は月曜から金曜の午後6時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告とダイジェスト動画を公開中。

ドラマ「三国志」公式サイト
BSフジ「三国志Three Kingdoms群雄割拠」

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