鳥羽院と崇徳上皇の和睦を勧める清盛…ドラマ「平清盛」第18回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年05月06日06時44分ドラマ

5月6日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第18回「誕生、後白河帝」を放送、崇徳上皇(井浦新)は自らの後ろ盾を清盛(松山ケンイチ)に依頼、朝廷での清盛の影響力は次第に強まっていく。一度は崇徳帝の頼みを断るが、清盛は思いなおして鳥羽院(三上博史)と上皇の和睦を勧める。権力の風が崇徳上皇に吹くかに見えたが、帝の崩御で事態は思わぬ方向に発展する。

■第17回「平氏の棟梁」あらすじ

忠盛(中井貴一)が逝去、とうとう清盛が平氏の棟梁となる日が訪れた。清盛は父の屋敷に移り住み、母・宗子は出家して池禅尼となる。一門に武士の世を目指すと高らかに次げた清盛だった。一門が会して行われた弓比べでは清盛の息子たち、そして異母兄弟や家来たちの技量や性格がよく分かるものだった。そして清盛が棟梁として仕切る日々が訪れる。広範囲に及ぶ領地の管理、朝廷からの仕事、家来たちへの米の支給、貿易の手配…次々に裁決が求められる清盛は改めて優れた父親の管理能力を実感するが、思うようにこなすことができない。一方の時子(深田恭子)は清盛が棟梁となって初の宴の台所を預かっていた。しかし用意した食事はまるで足りず、各人の宴の膳に上がったのはごくわずかであった。池禅尼が執り成して時子に琵琶を弾じるように勧めるが、時子は琵琶の稽古をやめてしまったと弾くことはなかった。面目をつぶされた清盛は時子を大いに叱責する。
そんな折、家成(佐藤二朗)から清盛のお披露目も兼ねて歌会を開く事を告げられる。歌詠みの苦手な清盛は信西(阿部サダヲ)に歌の代理を頼むが断られる。更にその場で帝が病に倒れて宮中の権力争いが複雑化している事を告げられ、歌会は宮中における今後の清盛の立場を左右するほど重大なものだといい含められる。信西と会った帰り、清盛は源義朝(玉木宏)と出会う。義朝は清盛が棟梁になったことを祝い、清盛が力をつける事は武士全体にとっても良い事だと励ます。珍しく温和な態度の義朝を訝しがる清盛だったが、その傍らに常盤(武井咲)の姿をみつける。薄汚れた酒売りの少女だったのを気づかされた清盛は、女御姿の常盤に驚く。そしてその常盤を義朝が妻にしたと聞かされ更に驚く。しかし落ち着いて堂々と振舞う義朝の姿に、男とは妻の支えあってこそと清盛は感じ入り寝床でとうとうと時子に語るのだったが、時子は既に寝入っていた…
義朝が常盤と過ごし子を成す一方で、正室の由良(田中麗奈)は一人屋敷に置かれていた。その姿を見た義朝の長男・鬼武者(のちの頼朝)は心を痛めていた。義朝の父・為義(小日向文世)は義朝の異母弟である義賢に代々伝わる名刀・友切を授ける。それは即ち次期棟梁を約束するということになる。為義は自らと志しの違う義朝を遠ざけようとしたのだった。

歌会の日々は近づき、「春」の題に未だ歌の決められない清盛は焦っていた。そこへ三男の清三郎が暴れていると知らされる。清盛が駆けつけると書などやっても役に立たないと暴れていた。息子たちへの監督が行き届いていないと清盛は時子を叱りつけ、前妻の明子ならこんな事にはならないと言い放つ。時子は深く傷つきその場を走り去る。そこに居合わせた時子の弟・時忠(森田剛)は、清三郎が暴れだしたのは自分のせいだと申し出る。先妻を深く愛する清盛は現妻の息子である清三郎を寺にでもやってしまうと時忠に言われた事で、武士としての素養を身につける事は無駄だと清三郎が自暴自棄になったための騒動だった。そして時忠は、時子が琵琶を弾かなかったのは明子の琵琶の音をかき消されたくないと清盛が十年も前に言った事で、それを守っていたからだとも申し出る。その言葉に清盛は胸を突かれる。
いざ歌会の日。清盛が詠んだ歌は「重盛に 基盛それに 清三郎 清四郎みな われらの子なり」だった。季語も入らず歌としての形式すら成しえていない歌に多くは失笑するが、清盛に対する清盛の強い愛情と一族の結束を鳥羽院や貴族たちに知らしめる事となった。清盛が歌会から帰ると、重盛と基盛は大事な母を傷つけることは清盛でも許さないと抗議した。血のつながりを超えた家族の愛情に清盛は喜びを感じる。そして自分にとって時子はかけがえの無い存在だと言い、夫婦の絆を強めるのだった。
その頃義朝は、為義が異母弟に友切を授けた事を知り怒りをぶつける。為義は棟梁である自分の誇りを踏みにじる義朝に源氏は任せられないと言い放つ。一門の結束を強める平氏と反対に、源氏ではついに義朝と為義の確執は決定的なものとなってしまったのだった。

<第18回みどころ>
朝廷の犬となる事を嫌っていた清盛だったが、今の時点では清盛が誰に味方するかで権勢の行方も変わるとあって皇族たちにとって看過できない存在となっていた。権力争いの只中で、清盛の答えはどのようなものなのか。そして長年虐げられてきた崇徳上皇はどんな思いを抱くのか。朝廷内部の権力構造に清盛が深く関わっていく過程が描かれる。

大河ドラマ「平清盛」第18回は6日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第17回「平氏の棟梁」のオンデマンド配信購入期限は5月13日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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