趙雲、阿斗を抱いて戦場突破の名シーン!ドラマ「三国志Three Kingdoms」第36・37話みどころと前回までのあらすじ-BSフジ
5月21日、BSフジで放送中の中国時代劇「三国志Three Kingdoms」は第36話「長坂玻の戦い」を放送、劉備の腹心・趙雲の大活躍で知られる戦で名場面連続の回となる。続く22日放送の第37話「儒者たちとの舌戦」では孔明が孫権説得に江東へ赴き、孫権の家臣たちと舌戦を繰り広げる。
■第33話「三顧の礼」
徐庶が別れ際に告げた臥龍こと諸葛亮を軍師に請うため、劉備は関羽と張飛を伴って隆中へ赴く。武人ひとすじの関羽と張飛は劉備に文句をいいつつしぶしぶ供をする。ところが諸葛亮は不在であったため、劉備は門番に再び訪れることを伝えて去る。関羽と張飛は立腹するものの、劉備は意に介さない。その年の暮れ、諸葛亮が旅から戻ったという知らせを聞き、大雪にも関わらず劉備は隆中へ出かける。関羽と張飛は再びあれこれ難癖を付けつつも結局は劉備に随行する。
しかし訪れた劉備を出迎えたのは諸葛亮の弟・諸葛均であり、諸葛亮はまだ戻っていなかった。そこで書置きを残して劉備は新野に戻るが、蔡瑁によって兵糧を止められるなどの妨害が相次ぎ、もう荊州に残っていられない事を悟るのだった。一刻も早く諸葛亮を得て事態を打破したい劉備は、占いにより大吉が出たのを機に三度諸葛亮を訪ねに行く。関羽は本来ならば諸葛亮から劉備を訪ねるべきと主張するが、礼を以って諸葛亮を迎えたい劉備は出かけるのを厭わず、結局関羽・張飛も供をして隆中へ出かける。
三度目は諸葛亮は戻っていたものの、昼寝中であると告げられて劉備はその目が覚めるのを待った。外で待たされていた関羽と張飛は苛立ち、いつまでたっても目覚めない諸葛亮に対し張飛は庵に火を放つという暴挙に出る。立ち上がる煙でようやく諸葛亮も目が覚め、ついに劉備と対面する。当初は諸葛亮に対し敵意をむき出しにしていた張飛も、庵を燃やされても涼しい顔をしている諸葛亮を気に入り大人しくなった。
今後の策を諸葛亮に尋ねる劉備に、「天下三分の計」が告げられる。強大な勢力を誇る曹操と無駄に闘うのではなく、劉備も荊州およびその西にある蜀の地を治め孫氏と共にて三雄が等しく並び立つ状況を作り出すべきと主張する。しかし劉表に義のある劉備は、自らが荊州を奪うことに躊躇し、悩むのだった。孫策・孫権の母である呉国太を訪ね、そこで孫策の遺言や孫権の心中を聞かされた上で孫権の配下に就く事を決意する。周兪は各将軍を引き連れて孫権を訪れ、忠誠を尽くすことを表明する。
■第34話「孫策、狐を託す」
諸葛亮の主張する天下三分の計を論理的に説明された劉備はその才に感服、膝を屈して軍師として請うのだった。諸葛亮はそれに応えて劉備に仕官することとなる。
そして時は戻り、七年前。曹操と袁紹による官渡の戦いの最中、江東では孫策が兎狩りの最中に刺客に狙われ深手を負う。自らがもう長くないと悟った孫策は、弟・孫権に後を継がせるべく兵符を譲る。こうして孫権は若くして主君となり諸将たちの上に立たねばならなくなった。そこで早くも文官と武官による対立が勃発する。
更に孫策の死後、その妻・大喬との間に幼子がいたことで後継者争いの火種となることは明らかだった。大喬は危機を回避すべく、幼子を連れて江東の地を去る事を選ぶ。孫策の死を聞いて、前線に出ていた周兪が群都へ帰還した。親友の死に、周兪は大いに嘆き悲しんだ。そんな周兪に対し、孫権は自分より人望や名声がある周兪にこそ兄の跡をついで欲しいと願い出るがこれを固辞。周兪は
■第35話「諸葛亮の緒戦」
いよいよ諸葛亮を得て劉備は意気揚々と新野へ戻る。劉備はいかなる時も諸葛亮を伴い、その関係は水を得た魚のようだとして「水魚の交わり」の故事成語の由来ともなる。一方の関羽と張飛は、この劉備と諸葛亮の蜜月ぶりが面白くない。諸葛亮に対してもその実力を未だ疑問視していた。
ある時、ついに曹操が夏候惇に命じて新野へ戦を仕掛けてきた。劉備は諸葛亮に軍の指揮権全てを委ねる。関羽や張飛にも軍令が下るが、二人は未だ諸葛亮に不服だった。諸葛亮の策は先鋒の趙雲をわざと負けさせて夏候惇を伏兵が潜む博望坡へ誘い込み、火責めで乱れる夏候惇軍を関羽と張飛で攻撃するというものだった。この策は大成功を収め、夏候惇を取り逃がしたものの劉備は大勝する。これに感服した関羽・張飛両名は諸葛亮を大いに褒め称え、以後は軍師としての実力を認め厚く遇するようになる。
そして、兼ねてから病に臥せっていた劉表がいよいよ臨終を迎える時となる。諸葛亮はこの機に荊州の本拠地・襄陽を譲り受けるべきだと主張するが、義を重んじた劉備は、長男の劉琦こそが後継者であるといってよしとしない。そうこうするうちに劉表の妻・蔡氏一族による家督争いが本格的に勃発し、狙われた劉琦は諸葛亮の勧めから江夏へ逃げ延びる。そこへ曹操が50万の大軍を率いて荊州を攻略するとの知らせが入り、劉表死去により主不在となった荊州は窮地に立たされる。劉備は危険を察して劉琦のいる江夏へ移ることにするが、劉備を慕う新野の民が同行すると主張しだした。
大勢の農民たちを連れて280里もの行軍は不利であると諸葛亮は訴えたが、劉備は民を捨てないと名言し諸葛亮の意見を退ける。劉備の人となりにますます感服した諸葛亮は劉備の意見を聞き入れた上で策を練り直す。かくて劉備は大勢の民衆を伴って江夏へ落ち延びる。
その頃劉表の死に暮れる荊州では、蔡瑁が蔡氏の息子である次男の劉琮に投降を勧めていた。蔡瑁は劉琮を劉表の後継者と認めさせることと引き換えに曹操に投降、こうして曹操は無血で荊州を手に入れた。
<第36・37話みどころ>
劉備の家臣の中で、関羽や張飛からは一歩退いた控えめな存在ながらも、その温厚な人柄と優れた武勇で人気の高い趙雲の見せ場が満載となるのが第36話だ。危機にあって勇猛果敢に主君の妻や子を守ることに尽力する姿は三国志でも屈指の名場面として知られる。第37話は一転、諸葛亮が知略をして孫権と協働するために活躍する。三国志内でも大人気の趙雲・孔明と次々にスポットが当たる楽しみな回が続く。
「三国志Three Kingdoms」は月曜から金曜の午後6時から放送。作品オフィシャルサイトではダイジェスト動画を公開中。
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