仕組まれたユシンの脱走!絶ち切れない伽耶の血筋…「善徳女王」第53話あらすじと予告動画
ピダムによって復耶会が未だに活動していることを知ったトンマンは、ユシンに「ウォルヤを捨てろ、いや、伽耶を捨てろ」と迫る!トンマンとしては、せっかく伽耶族の差別をなくす律令をつくり、軍部でも要職につけてあげて裏切られたのだから、当然の怒りではあるが、52話ラストみせた怒りようはすごかった。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。
復耶会の首長ウォルヤが宮殿から脱走する。仕方なくトンマンは、伽耶を捨てないユシンの取調べをピダムに命じる。ピダムがユシンに伽耶を討掃せよと迫る。もちろんユシンは断る。 この取調室だが、現代ドラマに出て来る取調室と実によく似ている。さすが、クライムアクション「H.I.T」をヒットさせたスタッフだ。
ところで、チュンチュは、トンマンを訪ね、ピダムの背後にはミシルの残党と新たな勢力がおり、ユシンの失脚によりピダムの力が増大するため、ユシンの勢力を打つなと進言する。「正と不正は曖昧で、立場や時によって変わる。しかし、状況は常に的確だ」。チュンチュの実に深いセリフだ。53話で聞けるのでお聞きのがしのないように。
取調室でユシンと話したトンマンはあくまでもユシンの無実を主張し、信じようとする。このトンマンの態度が、ピダムを妬かせ、ピダムの心を悪に導いてしまう。
ピダムはユシンを宮外に移送させ、わざと復耶会にユシンを渡そうと企む。ウォルヤもユシンを王にして、新羅に降伏させられた伽耶の無念を晴らそうと考え、ユシンを脱走させようとする。こうして仕組まれたユシンの脱走で、彼は大反逆者となってしまう。ウォルヤとしては、ユシンを反逆者にしてしまえば、自分たちに同調するしかないはずとにらんだのだ。まったく、ユシンはこの復耶会に何度痛い目に合わされるのか…。
ピダムの策にはまり苦渋の選択を迫られるトンマン。トンマンが家臣の前に立ち、復耶会とユシンを新羅の敵と宣布しようと決断したその瞬間…。
さて、新羅の内紛が続くこのころ、百済でもやはり内紛が続いていた。この時期よりほんの少し後になるが、百済を描いたドラマ「階伯〔ケべク〕が面白い。共通した人物が登場するので、合わせて視聴すると、当時の時代背景がもっとはっきり見えてくる。
詳しくは【「階伯〔ケべク〕」を2倍楽しむ】で紹介。
◇YouTube「善徳女王」予告動画
【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】