連続殺人事件の犯人を捜せ!吹き荒れる抗争の嵐…「イ・サン」第53話あらすじ見どころ予告動画-NHK

2012年05月26日21時06分ドラマ
(c)2007-8 MBC

サンが新たに登用した庶子出身の官吏たちが何者かに一斉に襲われ、彼らが師と仰いでいた奎章閣(キュジャンガク)館長のキ・チョニクが亡くなる…ドラマ「イ・サン」53話は、奎章閣の館長キ・チニョクの葬儀から始まる!番組サイトでは前2話分のダイジェスト映像と、第53話の予告動画が公開されている。

53話では、キ館長殺害の犯人探しでミン・ジュシクに加えた暴行事件と、連続殺人事件の容疑者としてホン・グギョンが逮捕される。
キ・チョニクはサンにとっても師であった。サンが王世孫だった頃(第23話)で運命的な出会いをし、身分を隠したまま実に多くのことを師から学んだのだった。サンはなんとしても師を殺害した輩を探し出そうとした。事件の首謀者は庶子の登用に不満を抱く老論派の重臣のなかにいるとにらみ、老論派を牛耳るチャン・テウを呼び出すが、彼は関わっていないようだ。
そんな中、ホン・グギョンは、ついにミン・ジュシクが事件の首謀者だと突き止めた。ミンを暴行して「すでに証拠を握っている」とだまして共犯者をあぶりだそうとした。
ところがとき同じくして刑曹判書が殺害され、ミンを暴行した事件と同一犯の仕業とみなされ、ホン・グギョンが殺人犯と疑われ、ついには逮捕されてしまう。殺人事件はその後も続いた。死体の手にはある文字が書かれていた。事件の鍵はこの文字が握っている。ドラマをみて推理してみよう。
これを機に一気にホン・グギョンの始末を考える老論派は、彼への拷問をサンに要求する。ここでサンが囚われの身のグギョンに深夜こっそりと会いに行く。この面会でサンは、老論派たちの前でグギョン無実の証拠を見せると決意するのだ。大切なシーンなのでおみのがしなく。

一方、ヒョイ王妃は側室、元嬪(ウォンビン)の言動が目に余ると自室に呼んで教育する。不満げな元嬪に怒った王妃が、翌日出直すようにと帰した直後に元嬪が倒れてしまう。
側室の教育はもちろん宮内の女官たちの躾にいたるまで、その教育は王妃が担当していた。しかし実際には大妃(王の母)、大王大妃(王の祖母)がいれば年長者にその実権があった。

ところで、2010年のNHKドラマで、ナビコンの2倍シリーズでも紹介した「蒼穹の昴」だが、放送当時ご覧になったかたも多いだろう。第12回放送で、光緒帝の王妃がある罪を起こした側室の珍妃を呼び出して側室の心得を暗唱させるシーンがあった。サンの妻ヒョイは善、光緒帝の王妃は悪として描かれており、その扱いはまったく異なるが、よく似たエピソードだ。サンが即位したのが1776年で、西太后の甥・光緒帝が即位したのが1875年のこと。

NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】