「トンイ」第57話あらすじと見どころ:波紋を呼ぶ王の密命!最終章最高の山場を迎える
粛宗の質問に対してトンイは、世子とクム(延礽君=ヨニン君)の両方を助ける方法は、二人のどちらにも王位を継がせることだと、粛宗に答えた…番組サイトには、全2回のダイジェストと次回、第57回の予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)
【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。
さて、前回トンイがクムの相手に選んだ質素な家は、実は、9代王の成宗の父が住んだこともあり、14代王の宣祖もその書院で学んだ場所でもあった。嫡男(正妻の長男)に王位が継承されるのが正当な王位継承の中で、朝鮮王朝系図を見ればわかるように、二人はともに先代王の甥にあたる存在。そしてその家には成宗の父みずから植えた樹齢250年の由緒正しい樹があった。そうした背景を持つその家には、王位を継げない立場から王になった者が住んだとして、そしてその樹には王家の気が流れるパワースポットとして民の注目を集めていたのだ。これにチャン・ムヨルらが戸惑ったのだ。樹を切ってしまえというムヨルに対して、チャ・チョンスが彼の不正をネタに、婚礼後もクムを宮廷に残すよう便殿で申し出ろと脅し、ムヨルの発言によって、クムは婚礼後も宮廷で暮らすことになったのだった。
さて、トンイは、粛宗に、クムを王位に上げようと思っているか訊かれ、世子とクムの両方を王位に就けるしか、二人を助けることができないと答える。トンイの決心を聞いた粛宗は、すべての予定を取り消し、一人部屋にこもり悩み抜いた末、ある決断を下す。宮廷に異様な緊張感が漂う中、粛宗は姿を現すなり会議を召集し世子を同席させる。そして重臣たちに二つの重大な決定を伝える。一つは王位を継ぐのは世子であること。そしてもう一つはトンイの処遇に関する驚きの決定だった。この処遇を不服に思うチョンスは、トンイが粛宗に告げた望みが反逆と取られたと思い、粛宗に言い寄る。トンイを心の支えとするようになった世子も大反対。さすがのトンイも予想外の粛宗の言葉に、驚きを隠せないでいた。果たして粛宗はどんな判断を下したのか?
一方、ムリョルにトンイの陰謀について吹き込まれている仁元王妃は、王気が流れる家になぜクムを住まわせないのか、トンイの真意を測りかねていた。
そんな中、粛宗は、ソ・ヨンギらトンイの側近を左遷し、トンイにある手紙を残して療養へ出向いてしまった。果たしてこの療養にはどんな意味があるのか?
ところが、粛宗の真の目的をいち早く察知したムヨルは、粛宗が不在のこの時を利用してトンイを狙おうとする。ムヨルの企みに気づいたチョンスは、トンイのいる宝慶堂を守るために兵を動かそうとするが、すべての兵はムリョルに掌握されてしまっていた…。
果たして、粛宗は何をしようとしているのか?トンイ、最後、最大の山場が続く最終回までのどの回も、決してお見逃しのないように。
◇NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト
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