劉備、荊州の覇権へ乗り出す…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第48~50話みどころと前回までのあらすじ-BSフジ
BSフジで放送中の中国時代劇「三国志Three Kingdoms」は6日、第48話「魯粛の斡旋」を放送、劉備との共立を目指す孫権に感服した魯粛は未だ荊州に執着する周瑜を退かせるための策を講じる。劉表配下の荊州が分裂する中で、劉備は徐々に権力基盤を固めていく。7日放送の第49話「趙雲、桂陽を取る」、8日放送の第50話「長沙の戦い」では劉備軍の快進撃が続いて描かれる。
■第46話「荊州を争う」
曹操が退却した後、荊州での覇権争いが孫権と劉備の間で起きる。劉備が荊州の城・南郡へ攻め入るという情報を得た周瑜は、それに兵糧を送り援護する姿勢を見せる。守りの堅い南郡を始めに劉備に攻略させ、劉備軍が弱ったところを一網打尽にしようとする周瑜の策だった。油江口に駐屯する劉備軍は、高い城壁を攻めるためにハシゴを大量に作っており、張飛もその中に混じって斧を振るっていた。しかしこれは南郡を攻略すると信じさせるための見せ掛けに過ぎなかった。周瑜からの使いとして呂蒙は兵糧を以って劉備陣営を訪れた。そこで呂蒙は諸葛亮から南郡ではなく零陵を攻略するつもりであると打ち明けられる。これを伝え聞いた周瑜は警戒心を強め、真意をただすべく自ら劉備の陣営に乗り込む。
周瑜と劉備は初の対面となり、そこへ諸葛亮も付き従った。周瑜は劉琦が劉備陣営にいるかどうかを確認すべく問い質すと、劉琦は重病の身を押して周瑜の前に姿を現す。これによって劉琦配下の5万の軍勢が劉備に加勢することを考えると、劉備の軍勢も弱小とは言い切れないことを周瑜は悟った。周瑜はそこで劉備が南郡を攻めると聞かされ、孫権こそが荊州に覇を唱えるべきであると主張し、周瑜自らが30日以内に南郡を攻め落とすと宣言する。そしてそれが叶わなかった際には劉備に南郡を譲るとまで言ってのけた。諸葛亮はこれをにこやかに受け止め、周瑜の出陣を見届けることになった。そして30日以内に南郡が陥落しなかった場合には劉備軍が攻め入ることも告げた。
周瑜は曹仁が守る南郡攻略に取り掛かった。曹仁は周瑜本軍が到着する前に500の精兵を投入して先鋒の甘寧軍を見出し、城内に誘い込んで撃破する。しかしながら周瑜の本陣によっておびき出された曹仁軍は敗北を余儀なくされる。曹仁は城を捨てて退却することを命じた。曹仁が城外へ落ち延びたのを見計らって周瑜は総攻撃を命じた。
■第47話「智略で南郡を取る」
曹仁たちが逃げ出した南郡の城に意気揚々と入る周瑜たちだったが、曹仁の伏兵により周瑜は矢を受けて落馬、深手を負って命からがら脱出する。周瑜が受けた矢は毒矢で、激昂すると傷口に触れるというものだった。百日の養生が必要だといわれた周瑜だが、30日以内に落城させると諸葛亮に言った手前焦らざるを得ない周瑜は興奮を隠せず、吐血してしまう状況だった。城外では曹仁が周瑜を挑発するために口汚く罵声を上げており、傷ついた体を押して前線に立った周瑜は曹仁たちの前で吐血して落馬する。駆け寄った周囲の兵たちに大げさに泣くように周瑜は指示し、これによって曹仁は周兪が憤死したものと勘違いする。その夜、周瑜の喪に服していると見た曹仁は総攻撃を仕掛ける。しかし周瑜が配置した伏兵によって曹仁たちは撤退する。その好きに周瑜は南郡城に再び攻め入るが、その時は既に趙雲たちが南郡を占拠した後だった。これを知った周瑜は激しく動揺し再び吐血、撤退せざるを得なかった。
劉備は当初卑怯な手であると諸葛亮が立てたこの作戦を良しとしなかったが、覇道のためにはやむを得ずと諸葛亮の策を受け入れる。無事に入城を果たしたものの最初は浮かない顔の劉備であったが、漢王室再興のための第一歩として南郡の城主となった事を張飛や趙雲は次々に祝福する。劉備は気を取り直し、改めて諸葛亮を讃えて主君の座に腰を据えるのだった。
一方、南郡および荊州北部の領土を失った知らせを受けた曹操は意に介さず、曹仁をねぎらった。劉備の南郡入城の知らせは孫権にも届き、魯粛は周瑜から兵符を取り上げるべきだと意見する。しかしながら周瑜の気質と人望を知る孫権はそれを認めなかった。このままでは周瑜は前線から離れず荊州攻略にこだわり続けるという憂いを抱える孫権に、魯粛は一つの策を講じるのだった。
<第48話~第50話みどころ>
かつて劉表の領地だった荊州の地は曹操に帰順する城ばかりであり、荊州の北部に拠点を置く劉備は南征の形を取って徐々に勢力を広げていく。曹操配下の武将たちと劉備たちの武力と知力を尽くした戦いが始まる。
「三国志Three Kingdoms」は月曜から金曜の午後5時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告篇とダイジェスト動画を公開中。
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BSフジ「三国志Three Kingdoms群雄割拠」
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