「ラブレイン」オフィシャルインタビュー:チャン・グンソク編‐日本版予告動画と撮影密着映像公開中
8月6日(月)より、BSフジにて放送のチャン・グンソクとユナ(少女時代)主演の韓国ドラマ「ラブレイン」の日本での撮影に密着した映像がYouTube「We love K」チャンネルに公開されている…ドラマ放送まで、オフィシャルインタビューで「ラブレイン」の世界に浸ってみては?まずは、チャン・グンソク編で、ソ・イナとソ・ジュンにかける彼の熱い思いを紹介。ナビコン【「ラブレイン」を2倍楽しむ】では、キャストの魅力やドラマ放送に合わせて、全話のあらすじなどを紹介していくのでお楽しみに。
■「ラブレイン」チャン・グンソク オフィシャルインタビュー
Q:このドラマのオファーが来たときは、どのように感じましたか?
グンソク:実は台本を見てすぐに出演を決めたのではありません。当時 僕はツアーでアジアを回っていて、台本を受け取ってからもずっと海外にいましたし強く感じるものもありませんでした。それはドラマ序盤の設定が70年代だからだと思います。自分が経験したことのない時代を演じるのは難しいと考えました。経験をしたこともなければ演じたことすら一度もない時代です。でもなぜか台本の内容が頭から離れず気付くと移動中何度も読んでいたんです。そして内容が気になっている自分に気付いて、挑戦してみることに意味があると思うようになり出演を決めました。
Q:続きが気になるということは、台本のどんなところに一番魅力を感じたのでしょうか?
グンソク:最初に台本を受け取ったときに感じたのはアナログな恋愛とデジタルな恋愛という表現方法の違う愛の本質を見せるという点に大きな魅力を感じました。最初に頂いた台本は70年代の部分だけでしたが、そのころ僕は『君はペット』の撮影前で、時代もキャラクターも完全に違うと感じました。『君はペット』とは内容やキャラクターが全く違い、今まで演じたことのない役だったので、演じてみたいと思いました。
Q:そこが一番の決め手でしたか?
グンソク:そうですね。一つのイメージだけでなく少しずつ未知の領域に挑戦していくことが俳優の務めだと思ったので。
Q:今回演じるソ・イナとその息子であるソ・ジュンはグンソクさんから見てどんな人物でしょうか?
グンソク:それがこのドラマで最も難しい課題で、解くべき問題だと思います。イナとジュンは親子の関係ですが違う時代を生きていて、愛の表現方法も違います。ジュンは父の純粋な愛が全く理解できず、父と息子の関係はどんどん離れてしまいます。全く違うスタイルの2人ですが、イナの愛はとても“純粋な愛”という感じです。透明なガラス玉のように澄んだ愛し方ですが、ジュンは全く反対にすごくクールで、言いたいことは言うという性格です。一つのドラマで全く違う2人を演じ分けるのはとても大変で、最も悩んだ部分ですね。
Q:二つの役を演じ分けるにあたって大切にしたことは?
グンソク:まず最初に最も基本的なことですが、ビジュアルで時代の違いを表現しています。70年代のイナを演じるときはアコースティックギターが似合うようなそんなイメージでその時代の大学生に見えるように当時の資料をたくさん参考にしました。ドラマの中で映画の話が出てくるのですがその映画についてや、当時聴かれていた音楽などを監督に聞いたり、資料を参考にしてその時代に共感できるよう努力をしました。ジュンの場合は最初は共感しやすいと思いました。僕が生きている2000年代ですし彼も現代に生きている若者だからです。ただ デジタル化された現代はすべての文化が70年代とは違って、何もかもが速く流れていく時代です。そのため、ジュンを演じるほうがたくさんの準備が必要だと思うようになりました。
Q:70年代の映画や音楽で興味を魅かれたものは?
グンソク:70年代の音楽や映画で最初はキャラクターのヘアスタイルなどを参考にするために資料を見ていたのですが、抑圧された時代だったのでローリング・ストーンズなどのニュース資料や映像などをたくさん見ました。実際に70年代が描写された映画も見たし、チェルシー・チャンの歌も聞きました。ただ聞いたことがあるだけでなくその作品の世界観を深く理解して演技するべきだと思ったので、その映画や作品にもっと近づこうと思いました。なんとなく接した音楽や映画としてではなく深く接して共感する部分を見つける必要があったので真剣に見ていました。
Q:70年代のヘアスタイルやファッションに身を包んだ自分を見てどうでしたか?
グンソク:初めて見る自分の姿でした。常に人から見た自分の姿は意識していますが、今回はメークもあまりしませんでした。定番のアイラインも描いていないし服装もとてもカジュアルです。僕の父でも着ないような平凡でベーシックな衣装ばかりでしたから、初めて体験することに対する快感や喜びを感じました。それが俳優という職業の面白さだと思います。でも とてもドラマに合う衣装でしたし、楽しい経験でした。現代のストーリーになれば絶対に着ない衣装ですが、それが時代を表現する一つになっているので面白い経験だったと思います。
Q:イナとジュンは全く違うキャラクターだと思いますが、自分とそれぞれを比べてみて似ているところや、共感できるところできないところを教えてください。
グンソク:5話に出てくるジュンのセリフで「父さんは初恋の人を忘れられずに苦しんで"
そのせいで母さんも不幸にした」そんなシーンがあるんです。イナという人物は愛に対して恥じらいを持っていて正直に近づくことができないもどかしさもありますが、そんな純粋さは真似したい部分でもあります。でもやはり僕はジュンに近いです愛を信じないと
いうのではなく、正直に表現できるスタイルだと思うのでジュンのほうが自分に似ていると思います。でも僕はジュンのように3秒で女性を落とせません2.8秒かな? ジュンより早いですね(笑)。
Q:この映画に描かれている愛の形については、どのように感じますか?
グンソク:定められた運命もありえると思います。重要なことは、それをひたすら待ったり定めのままに生きる喜びより、運命を開拓するほうが面白いと思います。定めが与える無言の情報より人生での経験を通して、また率直に表現していくことで運命は自分で切り開けると思います。
Q:愛情の表現や仕方が変わっていく、成長していくキャラクターでもあるかと思ったのですが、その点はどうですか?
グンソク:ジュンはイナと違って3秒で女性を誘惑できるほどすべてを備えた完璧な男です。しかし もともと愛を信じるような純粋な心…、純粋とかいうより愛を全く信じていません。自分は愛には縁がないと考えていますが、ハナに出会って初めて胸がときめきます。そして変わっていく。でも、自分の心を認めようとせず悩んでいます。それで告白したりハナへ向かっていく心を否定したりします。それでも…台本を最後まで読んでいませんが愛の力で変わっていくキャラクターだと思います。男性が女性によって変わるというより、結局それは愛の力で変わっていくという感じだと思います。
Q:ユン監督の演出を経験した印象を教えて下さい。
グンソク:あえて僕が言うとすれば映像美を感じさせる監督です。撮影するときに俳優の演技やキャラクターの感情、それも重要ですがそれと同様に際立つのが背景やコントラストを重視することです。そのため撮影中に苦労も多くありますが、俳優と監督の間に信頼があればお互いが十分に共感しながらいい作品が出来ると思います。
Q:ユン監督の作品で鑑賞したものがあれば感想を教えて下さい。
グンソク:これは本当のことですが監督が90年代前半に撮影した作品を僕は幼いころから見ていました。理由は分かりません実は撮影に入る前にも監督の90年代の作品を集めて見ました。幼いころに見たときも優れた映像美に感動するほど新鮮な衝撃を受けました。四季シリーズもDVDで監督の演出法を学ぶために見ましたが、僕は90年代の監督の作品に大きな影響を受けたようです。
Q:監督の作品で特に心に残ったものは?
グンソク:監督が撮影されてきた多くの作品の中で純粋な愛の物語が僕の心に響きました。「冬のソナタ」や「秋の童話」は切ない話です。四季シリーズはですね…監督の解釈と言えますが90年代に監督が撮影した青春ドラマの中の明るくて爽やかな雰囲気が視聴者の心を明るくするというか実際に「クァンキ」というドラマもすごく面白かったし「プロポーズ」や「カラー」も好きですね。重いストーリーよりは20代の恋愛ストーリーを明るく描いた作品が今回の参考になりました 。僕の心にも残る作品です。
Q:ユナさんの印象はいかがでしたか?
グンソク:彼女はとても頭がいい人ですね。演技するときに分からないことがあれば僕にも率直に質問して撮影に臨む姿勢が立派です。撮影時には話し合って演技をしています。僕より若く演技の経験が少ないにもかかわらず撮影に臨む姿勢はプロ級といえますね。仕事に対する情熱や意志が強い人です。撮影が始まってから彼女に対して信頼感が高まりました。
Q:北海道はいかがでしたか?
グンソク:ステキでした。寒いのは嫌いですが、雪が多かったですね。富良野は昼も夜も町に人がいません。監督はどうやって見つけたのか不思議でした。韓国でも田舎へ行くことは多くありません。今まで日本での仕事は東京や大阪などの大都市だけでした。日本の田舎に行ったのは初めてですが、寒くても楽しかったです。それに観光地や名物もありましたが、何よりも町の人たちの情に触れることができました。撮影を見るために朝6時から来て待つ人も多く、料理を褒めるとまた持ってきてくれたり。撮影を通じて富良野の人々の温かさを感じました。
Q:もし日本で時間があってオフがとれたら何をしたいですか?
グンソク:頻繁に日本に来ていますが、初めて運転したんです。ドラマの撮影で運転するシーンがありました。国際免許証は持っていますが運転は初めてでした。問題ないと思っていましたが死にかけました。高速道路を走りたいですねさっき話したように小さな田舎町での撮影だったので車が多い大都市で運転してみたいです。
次回は、ユナのインタビューを紹介するのでお楽しみに。
「ラブレイン」は、8月6日より、毎週月曜日に吹き替え版で放送。YouTune「We love K」チャンネルでは、北海道での撮影現場に密着した映像が視聴できる。
ナビコンでは、【「ラブレイン」を2倍楽しむ】で、キャストの魅力やドラマ放送に合わせて、全話のあらすじなどを紹介していくので、お楽しみに。
「ラブレイン」公式サイト(日本版予告編)
YouTube|We love K ラブレイン撮影現場密着!!
BSフジ「ラブレイン」告知(作品ページはまだありません)
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