KNTV、『太陽を抱く月』日本初放送記念、キム・スヒョン来日記者会見を丸ごとレポート②!予告動画公開
7月4日(水)、東京・韓国文化院ハンマダンホールにて開催された「KNTV『太陽を抱く月』放送記念、キム・スヒョン来日記者会見」レポート後半!番組サイトには予告動画が公開されている。この記者会見にはナビコンも取材したので、いつものように90%の再現率目指してレポート。以下、(赤字)は記者の感想など。
Q:時代劇に出る前と、撮影終了後を比べて俳優としての成長はありましたか?
スヒョン:スタート前は本当に憶病になり、怖いという気持ちが強かったです。時代劇だということもありますし、王様役ということもあり、それらが全て重くのしかかってきました。僕にとっては非常に大きなプレッシャーを抱えてのスタートでした。先ほどもお話ししたように、宿題もたくさん抱えていたんですね。自分も今は俳優として非常に大事な時期だということも感じていたので、とても心配していました。でも、こんな話を聞いたことがあります。「何か物事をしようとしたときに、たとえその前で怯んで怖がってしまっても、それができるとしたらそれは勇敢な人だ」という言葉を学んだことがあります。それもあって、少し意地になっていたところもあり挑戦することにしました。そして、準備をして作品に入ったんですが、その時に、少し参考にしたのは、漫画本の中で「蒼天航路(そうてんこうろ)」という三国志を題材にしたコミックがありますが、その中に出てくる主人公の曹操(そう そう)の役どころというのが、今回僕が演じたフォンと似ているところがあるので、それを参考にしたことでかなり助けられました。(ドラマですが、「三国志」で曹操が登場します)
キム・スヒョン来日記者会見(写真:ナビコン)そんな風に撮影をスタートしたんです。出来上がってからは、僕が準備をたくさんしたから、僕はうまく演じられたからということではなくて、本当に一緒にいてくれた同僚の皆さんと息を合わせることができたので、良い作品ができたのだと思っています。なので、このドラマが終わった後は、友達も得ましたし、俳優としてのいい先輩も得ることができました。さらに、今日こんな風に日本にも来ることでできて、本当にうれしく思っています。(なんと健気な…俳優の鏡)
でも、このドラマを撮っているときは限界も感じました。これまで演じるときに「怖い」と思ったことはなかったんですが、カメラの前に立った時に、本当に怖いと思うほど、自分の未熟さを感じました。やはり役どころが王様ということもあり、王の周りの重臣たちとも戦わなければいけない。心理的な戦いですが。心理作戦も展開しなければいけないところで、一段上を見渡しながら闘わなければいけないと、そんな圧力があったので、自分の未熟さを感じました。そして、劇中ではいろんな人物に命令をしなくてはいけないんですが、そういう経験もなかったので、(ふつうそうですね)その点も自分にはまだまだ足りないところが多いと感じました。そんなこともあり、見なさんに演技を見ていただくのは少し恥ずかしい部分もありますが、今でも僕は挑戦中ですので、挑戦できるということが嬉しいです。
MC:なるほど…。そうして思いが若い王様のさらにリアリティを増したのかなと感じますね。このドラマですごく成長したんだなとわかるようなお言葉でした。
キム・スヒョン来日記者会見(ロビーパネル) キム・スヒョンQ:これまで一途に愛する役が多いですが、実際のキム・スヒョンさんの恋愛観は?
スヒョン:演技をするときは、ある人物を演じるわけですが、どういうキャラクターであっても、自分が演じる以上は“無”から“有”を作れないと思います。つまり、全く白紙の無の状態からスタートするのではなく、最初のスタート地点は、あくまでも自分自身の身をそこに置き、そこからスタートして自分を変化させながら役に近づくという風に今まで習いましたし、自分自身もその考えで、それが正しいと信じています。そんな風に役作りをしてきたわけで、そう考えると、これまで演じてきた役の中でもいろいろな愛し方がありましたが、そうした人物が愛した形は僕の中にもあるものだと思います。「ドリームハイ」ではソン・サムドンの役、今回の『太陽の抱く月』ではイ・フォンを演じましたが、本当に一途ですね。一人の人を想い続けるという役だったので、きっと僕もそうした恋愛ができると思います。
MC:なるほど…。結果的には一途だ!と言うことですね。素敵なお話。とても深いお話でした。ありがとうございました。ここからはフォトセッションの時間となるので、キム・スヒョンさんは準備ができるまで一旦退場していただきます。
キム・スヒョン来日記者会見(写真:ナビコン)準備が整い、再登場。この後はカメラマンたちからのフラッシュが一斉に光った。韓国語交じりのポーズ注文に最後まで笑顔で応えてくれた。
MC:では最後に一言メッセージを。
スヒョン:2012年は僕にとってとても意義深い年になりそうな気がしています。そしてこの2012年を最後までしっかりと締めくくることができるように、ベストを尽くしていきたいと思います。そしてさらに、今後もこのように日本で皆さんにご挨拶できるように頑張っていきたいと思っていますので、皆さんみまもってください。どうも有難うございました。(大拍手)
ロビーにはファンからの花束がたくさん♪こうして約30分の記者会見が終了。わずか30分ばかりの短い時間だったが、4つの質問の中で、キム・スヒョンの役者魂、人生観、そして恋愛観まで感じ取ることができたとても密度の濃い会見だった。登場した時のあのオーラは、彼のこうしたしっかりとした俳優としてまた人としたのポリシーに裏付けされたものだったのかもしれない。今後、10年20年30年と見続けていきたい素晴らしい俳優だ。
ナビコンの記者もカメラマンもべた惚れしたキム・スヒョン主演のドラマ『太陽を抱く月』は、KNTVにて7月8日(日)夕方5時40分~8時まで第1・2話先行放送し、8月18日(土)より、毎週土・日の夜10時~11時15分まで本放送をスタートする。ドラマについてはこちらで詳しく紹介している。また、ナビコンでは近く韓流コーナー【『太陽を抱く月』を2倍楽しむ】でドラマの見どころやキャストの紹介をするのでお楽しみに。
KNTV『太陽を抱く月』番組サイト
◆太陽を抱く月』
◇7月8日(日)以前のご掲載の場合
KNTVにて2012年7月8日(日)第1・2話先行放送
午後5時40分~8時
2012年8月18日(土) 日本初放送スタート!!
[本放送] 毎週土日 午後10時~11時15分
【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】
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