“スンユ患い”に注意!パク・シフ主演「王女の男」第1話はイケメン講師とニセ王女の運命の出会い…あらすじと予告動画
オープニングは1453年、生々しいクーデターからドラマは幕を開ける!7月8日(日)からNHKBSプレミアムで始まる大ヒット韓国ドラマ「王女の男」の初回は、王朝を揺るがしたクーデターの渦にのみこまれる主人公キム・スンユ(パク・シフ)とイ・セリョン(ムン・チェウォン)の出会いと、互いにほのかな好意を寄せるまでをなぞっていく…ドラマ予告動画は番組サイトで視聴できる。このドラマは、朝鮮王朝の歴史を知らなくても楽しめるが、ほんのちょっぴり時代背景をかじっておくと2倍楽しめる。【「王女の男」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景①~③をドラマ視聴前にざっと目を通しておくことをお勧めしたい。
■見どころ
いきなり本格的な史劇のような重厚で血なまぐさい幕開けをする「王女の男」。イ・スンジェ(キム・ジョンソ役)、チョン・ドンファン(5代王・文宗)、キム・ヨンチョル(首陽大君)と渋い名優が続々と登場する中、1年前にさかのぼってパク・シフとムン・チェウォンが登場すると、まるで画面に美しい花が咲いたように華やぐ。ことに、韓服姿のパク・シフの美しさに目を奪われる。彼はすでに「イルジメ(一枝梅)」で時代劇姿を披露しているが、数々の現代ドラマで体得した流し目と左口角をちょっと持ち上げた色っぽ笑い方は、第1話にして“スンユ患い”続出必至!「イルジメ」からは、演技力も格段に上達したこパク・シフは、もはや史劇俳優と呼びたくなる貫録も。彼の韓服姿の美しさについては、共演のムン・チェウォンも記者会見で太鼓判を押していた。
始めに断っておくが、本作は「朝鮮王朝版ロミオとジュリエット」というだけあって、悲恋物語だ。それもものすごい悲恋!ドラマの相当早い段階から、胸を抉られるような切ないロマンスへと進んでいく。そのお詫びというわけではないだろうが、初回はそんな悲恋を全く感じさせない胸キュンなラブロマンスタッチ。第1話は、全体的に、冒頭部分以外はライトな演出で、時代劇が苦手という方にも存分に楽しめる仕上がりになっている。
■第1話「運命の出会い」
朝鮮王朝第5代王の文宗(ムンジョン)は、王権を狙う弟の首陽(スヤン)大君(テグン)に持病の悪化を悟られぬように隠していた。そんな文宗が頼りにするのは、キム・ジョンソやファンボ・インら忠臣。朝鮮王朝は表向きは国王に主権がある王道政治とされていたが、その実態は大臣たちが政事の舵を握っていた。そしてその頂点に居たのがキム・ジョンソ。
文宗と首陽にはそれぞれ妙齢の姫がいた。文宗の娘・キョンヘ(敬恵)王女はその美貌を使って講師たちを弄んでいる。そんなキョンヘと従姉妹にあたるセリョンは首陽の愛娘。好奇心旺盛なお転婆さん。首陽は、てっとり早く権力を手中に収めようと、ジョンソの息子キム・スンユに娘イ・セリョンとの縁談を持ちかける。
そんな頃、キョンヘ王女の新講師をスンユが担当することを聞きつけたセリョンは、縁談の相手を自分の目で見てみたいと、王女と入れ替わってどんな人か確かめることにする。
いよいよ講義初日。講師スンユとニセ王女セリョンの初対面は、とんでもない破廉恥なものになってしまう。講師の首にはキスマーク、ニセ王女はと言えば、御簾の向こうに鎮座すべきところを艶めかしく足首をチマ(スカート)から放り出している。いったいどんな成り行きでそんな出会い方をしたのか?ドラマで確かめよう。
さて、本物のキョンヘ王妃には世子(跡継ぎ)である幼く気の弱い弟がいる。王・文宗はこの世子のことがことのほか心配。そんな中、自分の右腕ともいえるジョンソの息子と首陽の娘とに縁談が持ち上がったというから、これは裏切り行為に間違いない。そこで王は先手を打つことにする。果たしてその先手とは?
そんな中、講師スンユとニセ王女セリョンは、反発しながらも次第に距離を近づけていくのだった。
NHKBSプレミアム「王女の男」番組サイト
【作品詳細】【「王女の男」を2倍楽しむ】
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