清盛と義朝、ついに刃を交える決戦の時…大河ドラマ「平清盛」第27回予告動画と前回のあらすじ-NHK
7月8日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第27回「宿命の対決」を放送、後白河上皇(松田翔太)らを軟禁して威嚇する源義朝(玉木宏)らに対し、清盛(松山ケンイチ)は動く事無く構えて義朝の苛立ちを誘う。ドラマ前半を盛り上げてきた清盛対義朝のライバル対決がついに最終局面を迎える。密やかな友情で結ばれていた二人に、平氏と源氏という相容れない武士集団の棟梁として雌雄を決する時が来てしまう。
■第26回「平治の乱」
信西(阿部サダヲ)の政治改革に不満を抱く藤原信頼(塚地武雅)ら貴族に担がれる形で義朝ら源氏勢は決起、世に言う「平治の乱」が始まる。後白河上皇と二条天皇(冨浦智嗣)ら皇族たちは幽閉され、義朝は信西の首を求めて屋敷を襲うが、信西は辛くも逃げ出した後だった。信西の妻・朝子(浅香唯)から助けを求められた時子(深田恭子)はすぐさま早馬を出して清盛に事態を知らせる。いよいよ熊野詣という時に知らせを受け取った清盛はすぐさま引き返すように命じる。息子・重盛(窪田正孝)は参詣の為に武装をしていないことを指摘したが、そこへ家貞(中村梅雀)が密かに用意していた武具一式を清盛に差し出す。最古参である家貞の配慮に感服しつつ、清盛は早速京へ戻る。清盛は、義朝に信西を討たせてはならないと命じて馬を駆る。
一方、信西は山中を逃げ回っていたものの、付き従う者達の疲労を見て取り、穴を掘って自らをここに隠した後はそれぞれ逃げのびるように伝えた。それぞれが敗走する中、師光(加藤虎ノ介)のみは身を隠して信西の潜む穴を見守っていた。
信西のいない朝廷では、信頼が近衛大将になり好き勝手に任官を行っていた。京に残る平氏一門は、この情勢にどうするべきか意見が分かれていた。信西を救う必要が無いとする頼盛(西島隆弘)に対し、時忠(森田剛)は信西を守るべきと主張する。頼盛は、時子の弟である時忠は平氏の本流では無いとしてその意見を軽んじる発言をする。盛国(上川隆也)は全て清盛の差配を待つべきとしてしばし静観する構えでその場をまとめた。
穴に隠れる信西は、師光が側にいる事を察していた。髷を切った師光に西光という法名を授け、信西は師光に自分の全てを見届けるように命じた。信西が賊に見つかろうとも、声を上げずその様子を仔細に見守るように頼むのだった。その脳裏には落とし穴で初めて出会った清盛とのこれまでが浮かんでいた。清盛を思う信西は、穴の上から差し出された手の向こうに清盛を見た気がしたが、それは源氏の軍勢だった。信西は覚悟を決め、その場で自決する道を選んだ。
必死の思いでようやく京にたどり着いた清盛が見たものは、晒されている信西の首だった。清盛にとって昔から苦楽を共にした盟友の一人である信西の死は大きな悲しみとなった。そして信西の死は、清盛が義朝を討つことを強く決断させるのだった。
<第27回みどころ>
悩み多き青春の頃、互いに励みとして在り続けた清盛と義朝がついに敵同士となってしまう。先の戦では共に身内を討つという立場で痛みを分かち合う相手だっただけに、今回の戦いにおける双方の苦渋はよりドラマを盛り上げる。憎みあうだけでない者達が戦わなければならない歴史の悲哀を浮かび上がらせる、屈指の名場面がついに登場する。
大河ドラマ「平清盛」第27回は8日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第26回「平治の乱」のオンデマンド配信購入期限は7月15日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。
大河ドラマ「平清盛」
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